二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスター「天空の笛」
- 日時: 2010/02/13 17:49
- 名前: ルミカ ◆rbfwpZl7v6 (ID: mOILM.Mp)
こんにちわ! しゅごキャラとハガレンのコラボを書いているルミカです。
今回は、大好きなポケモン小説を書いてみたいと思います。お気に入りのホウエン地方(要はルビ・サファ沿い)を舞台に書いていきたいと思います。
こっちはギャグ風味にできたら、したいです^^
ルビ・サファ沿いが基本ですが、ポケモンはシンオウ辺りからも出てきたりします。
オリキャラ募集です>>3
キャラクター
チカ
赤みがかかった茶髪のショートカットをした少女。
小柄で男の子の様な格好をしている。活発だが、子供っぽい部分がある。
手持ちポケモン
イーブイ♀ (リラン)
注意
①真似・荒らしは禁止です
②ホウエン地方中心ですが、シンオウその他地方のポケモンが容赦なく出てきます
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- Re: ポケットモンスター「天空の笛」 ( No.1 )
- 日時: 2010/01/20 18:41
- 名前: ルミカ ◆rbfwpZl7v6 (ID: 9FUTKoq7)
プロローグ
「太古の昔、このホウエン地方では争いがあった。
人々はこの世界に住む不思議な生き物『ポケット・モンスター』縮めてポケモンを使い、自分たちの領土をめぐり絶えず戦争を繰り返していた。
そんな人々の中に、争いを嫌うものがあった。彼らの名は「ネイゼン族」。自然と人、ポケモンと融合した平和な世界を送る一族の民だった。
彼らは自分たちの力を使い、空に問いかけた。
「ああ、ポケモンよ。われらの争いを沈めたまえ。このままでは、ポケモンも人間も、全てが滅んでしまう」
すると天より光が舞い降りた。そして声がした。
「この笛を吹くのだ。さすれば世界に平和がよみがえるだろう」
と。
ネイゼン族は笛の音を奏でた。
すると空から、二匹のポケモンが現れた。赤い身体と蒼い身体の、とてもよく似たポケモンだった。
二匹は空を飛んだ。
するとなんということか。
彼らが飛んだあと、人々は争いをやめたのだ。
(以下、本が切れてしまい続きが読めない)
ネイゼン族は大いに沸いた。
そして二匹を神と祭り上げ、笛を封印した」
男は本をパタンと閉じた。
かなり分厚く、そして古い本だ。辞書くらいの厚さはある。表紙はすでに黄ばみ、タイトルも読めないくらいだ。
「二匹の神、ネイゼン族。ふふ……我が野望を叶えるのに、ちょうどいい」
独り言のように言うと、男はにやりと笑う。ドラマで見る悪人が笑う表情そのままのような、冷たい笑みだった。
すくっと男は、椅子から立ち上がった。
そして、窓のカーテンを開く。
「ふふふははははは!」
暗闇だけが男の大きな笑いを聞いていた。
この時は誰も知る由がなかった。
- Re: ポケットモンスター「天空の笛」 ( No.2 )
- 日時: 2010/02/13 17:38
- 名前: ルミカ ◆cpySyxyN/g (ID: mOILM.Mp)
一章 旅立ち
ホウエン地方——ミシロタウン。
ここは小さな田舎町だ。辺りに大きなコンビニやスーパーはない。あるのは本当に人々が住む家と、小さな森のみ。そんな中で……
「お母さんのバカ———————————!」
と静かな町にそぐわない怒声が聞こえた。
声に驚いた鳥ポケモンたち(この世界に住む生き物はポケモンと呼ばれる)が、大きな羽音を立てて飛び去って行った。
「なによ、なによ!」
怒鳴った声の主は、十歳程の少年……に見えるが、口調からして少女らしい。
赤みがかかった茶髪を首元で刈りそろえていて、大きな髪と同じ瞳が目立つ。中性的で、美人とは呼べないが、中々精悍な顔つきだ。服は白いTシャツに、茶色の短パン。上にはズボンと同じ、長袖の上着を羽織っている。それらは土で、汚れてしまっている。
「チカ。私は、あなたのことを思って言っているのですよ?」
黒い髪を後ろですっきりとまとめた女性が言う。
どうやらこの少女——チカの母親らしい。
「誰が何と言おうと、あたしはぜえええええったい旅に出るんだから!」
「……わかりました。勝手にしなさい」
チカの母親は呆れたようにため息をつく。
するとチカは腹の底から声を出して一言。
「今までお世話になりました!」
全然心がこもっていない雑な言い方だった。
チカは怒っているのか、ドカドカト大股で歩いて行った。
〜つづく〜
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