二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 悪ノ召使 勝手に妄想
- 日時: 2010/02/13 22:38
- 名前: 中一にしての鏡音廃 (ID: glXVlHlM)
〜注意事項〜
※悪ノP様の悪ノ召使で小説をやります。
※勝手な妄想が嫌いな方は、見るのをお控えください。
※レン視点です。
※コメントは歓迎します。感想、アドバイスなどをどんどんください。
〜キャラクター〜
・レン・カガミネ(国の王子だったが、大人の都合で王女の召使になった。)
・リン・カガミネ(ボカリア王国の王女。レンの双子の姉でもある。)
・メイコ・サキネ(ボカリアの町娘。)
・ミク・ハツネ(緑の国で、花売りをする少女。)
・カイト・ハジメネ(青の国の王。リンの婚約者。)
・ルカ・メグリネ(ボカリア王族の専属魔導師。)
その他、たくさんの亜種も出していくつもりです。
出してほしい亜種の用紙(コピーして貼り付けてください。)>>5
第一話>>1 第六話>>8
第二話>>2 第七話>>9
第三話>>4
第四話>>6
第五話>>7
《カイト視点》
第八話>>10
- Re:悪ノ召使 勝手に妄想 ( No.2 )
- 日時: 2010/02/13 16:44
- 名前: 中一にしての鏡音廃 (ID: glXVlHlM)
「レンッ!何処にいるの?レン!」
今日も、少女の声が城の廊下を駆け抜けた。
「王女様。廊下を走り回ってはいけません。お部屋にお戻りになってください。」
「テトは、黙っておけ。レンー!レンッ!」
「王女様・・・!」
王女は、十四歳でありながら、まるで小さな子供のようにわめく。その時、王女を止めようとするメイドの後ろから、吸い込まれるような美しい声が響く。
「リン様。私目は、ここにおります。お静まりください。」
「レン・・・何処行ってたのよ。心配したじゃない・・・。」
「キッチンに行っていただけですよ。」
「えっ、て言う事は・・・・・・。」
「今日のおやつは、ブリオッシュですよ。」
「あら、おやつの時間ね。」
急に機嫌が戻ったように、王女はおとなしくなり、部屋に向かう召使の後を跳ねながら追いかけていった。
「さすが、レン様。」
メイドは、静かに呟いた。
毎日、王女の身の回りの仕事をする。それが、レンの仕事だった。苦しい時もある。辛い時もある。だが、レンは、その後に見れる王女の笑顔が、何よりも好きだった。だが、
「レン、それは、偽造恋愛さ。」
そう、大臣のガクポは言っていた。
「いつでも、どこでも、自分のそばにいて、信用してくれる。そんな女性に、惚れないわけが無いだろう。」
ガクポの言うとおりだった。
いつも、片時も離れずにいたら、その相手に小さな恋愛感情を持つのは当たり前だ。それに、王女とレンの恋は、何があっても許されないことだった。
たとえ、世界が崩壊しようとも。
- Re: 悪ノ召使 勝手に妄想 ( No.3 )
- 日時: 2010/01/31 20:31
- 名前: 櫻 (ID: a6Ny8FKk)
勝手に妄想したんだwwwwww
あ、はじめましてー、櫻ですwww
悪ノ召使、うちもでら好きなんだぁ〜〜♪
がんばってねぇ!!
ちなみにタメでおkですw
また来るね!!
- Re: 悪ノ召使 勝手に妄想 ちなみに、白ノ娘と同時進行です ( No.4 )
- 日時: 2010/02/13 16:45
- 名前: リリアン (ID: glXVlHlM)
※名前を変えました。元中一にしての鏡音廃です。
ある日の三時過ぎ、レンは、リンの食べたおやつの皿を片付けていた。
—それは、偽造恋愛さ—
—いつでも、どこでも、自分のそばにいて、信用してくれる。そんな、女性に、惚れないわけが無いだろう。—
「偽造・・・恋愛・・なのかな?」
思わず、口から言葉が漏れる。はっと、我に戻ると、隣で食器洗いをしていたネルが不思議そうな顔で、見ていた。
(き、聞かれた・・・?)
「レン君、恋したの?」
(やっぱり聞かれた!)
顔が真っ赤になる。
自分では、『クール&まじめ』な人でいたはずなのに、そんな自分が恋何て・・・イメージまるつぶれた。
大慌てで、首を振った。
「・・!ち、違うんだ・・・ただ・・リンが、いや、リン様が・・・。」
「そっか。レン君と王女様。双子だもんね。」
「えっ!?※○△#●☆★??!何で知ってるんですかぁ?!」
リンとレンの関係については、王家最大の秘密事項で、家人でも知らないはずだ。
「えへへ・・実はね、私のおばあちゃんが、私が小さい頃、しゃべっちゃったの。おばあちゃんは、小さい頃だから、忘れるだろうって思ったみたいだけど、私は覚えてたってわけ。」
「あの・・・まずいんじゃありません・・・?」
「大丈夫、大丈夫。秘密にするから!それより、王女様がどうしたの?」
レンは、口を瞑った。するとネルは、急にレンの頬を引っ張った。
「いった・・・。何するんですかぁ?!」
「悩んでも始まらないの!さぁ、教えて。」
「・・・じゃあ。」
「何々?」
「ガクポさんに、リンの事を思う気持ちは、偽造恋愛だって指摘されたんです。」
「ふぅ・・・ん。」
「だけど、僕としては、リンを恋人として見る目は無くて、ただ、彼女を守りたくて・・・。」
「それってさ、『愛』なんじゃないの?」
「えっ?」
「『恋』って言うのは、その人に、憧れをもって成り立つものでしょ?それと違って、『愛』って言うのは、その人を守りたい、とか、助けてあげたい、とかそういう感情のことだと思うんだ。」
「ネル・・・。ありがと。」
その時、廊下に怒鳴り声が響き、厨房にも伝わった。
「あっ、僕いかなきゃ。」
「ファイトだ!レン君!」
「はい。」
レンは、何か勇気がわいたような気がした。
それと同時に、決心がついたような気がする。
たとえ、世界のすべてが彼女の敵になろうとも、自分が守るんだと——。
そして、レンは、大広間に向かって走り出した。
- Re: 悪ノ召使 勝手に妄想 ( No.5 )
- 日時: 2010/02/13 16:53
- 名前: リリアン (ID: glXVlHlM)
出してほしい亜種の用紙(コピーして貼り付けてください。)
※自作亜種でもOK
○名前/読み[/]
○性別[]
○容姿→髪の色[]
→目の色[]
○性格[]
○その他、強調したいポイント[]
- Re: 悪ノ召使 勝手に妄想 ( No.6 )
- 日時: 2010/02/13 17:15
- 名前: リリアン (ID: glXVlHlM)
「レェェェェェ———ン!!!」
そう怒鳴ったのは、他にも無い、リン王女だ。
「お呼びでしょうか?リン王女様。」
「レン・・・前々から思ってたんだけど、あなた、私によく似てるわ。」
(ギクッ・・・)
「あっ、そうですね・・・。」
「そこで、あなたにやってもらいたい仕事があるの。」
(ふぅー。)
一瞬、双子である事を気づかれたかと思ったが、そうではないようだ。レンは、肩をなでおろした。
「何でしょうか?」
「今日の五時、村娘のメイコが、ここに来るわ。だから、あなたには、私の代わりに出てほしいの。」
「はい?」
「大丈夫。フードをかぶればばれないもの。万が一、あなたが危険な目にあっても、衛兵をつけておくわ。それに、レンなら剣術も出来るわよね。」
「はい。仰せのままに、リン様。」
レンは、丁寧に会釈をする。
「あっ、それと・・・。」
「はい。」
「今日のおやつ、とってもおいしかったわ。さすがレンね。」
リンが笑う。レンも、それを見ると嬉しくなった。
「恐れ入ります。リン様。」
そういうと、レンは早速フードをつきのマントをかぶった。そして、フードの中に隠すように件を身につけると、国民と会話をする部屋に向かった。
部屋には、もうメイコが来ていた。まだ、四時半だというのに、よっぽど話したいことがあったのだろうか。
「来たか。リン王女。」
リンの言ったとおり、全くばれていない。レンは、少し楽しくなり、リンの声をそっくり真似て、しゃべった。
「何のようかしら?メイコ・サキネ。」
「言わなくても分かるだろう?税だ。税が多すぎて、私達は生きていけない。この国の頂点に立つ者なのであれば、国民のことくらい考えろ。」
レンは、一つ一つのリンの行動を思い出して、次にリンならどうするか、考えた。
そしてレンは、フッと鼻で笑うと、馬鹿にするような声で言った。
「王女という薔薇の周りに咲く、汚れた哀れな雑草は、王女の養分となって朽ちていけばいいのよ。」
「何だと?!こいつっ、成敗してやる!」
メイコは、剣を構え、飛び込むように、レンに襲い掛かる。それと同時に、すばやい動きで、メイコを押さえた。
「うっ・・・。」
後ろから、護衛の衛兵が、メイコを押さえつける。
「今回は、許してやる。だが、王女にこんな事をしたら、ただですまないと思え。」
「なに?」
メイコは、目を見開き、その『王女』の顔を見上げた。『王女』は、クスクスと笑った。そして、レンは、今度は自らの声で言った。
「まだ分からないのか?今度来るときは、僕ではなく王女の許しをもらうんだな。」
レンがフードを取る。メイコの目に映った王女は、『王女』ではなく、『召使』だった。
「そんな・・・」
「その女を放り出せ。」
「はっ!」
「くそっ、許さない!王女のせいで、私の大切な人が死んだというのにっ!復讐してやる!」
「いつでもいらしてください。また、私が歓迎しますよ。」
「くそっ・・・くそぉぉぉ!」
メイコの叫び声と、部屋に戻るレンの足音が、その部屋にいつまでもこだましていた。
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