二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ポケスペ*:;;;:*足跡*:;;;:*本編&短編UP
日時: 2010/02/13 21:40
名前: 夢兎 ◆I74UefpcV. (ID: IjQjsni6)
参照: ゆっくりしていってね!!!

○*●ご挨拶●*○

必読>>1

移動しようとか考えてなんだかんだでカキコにいる夢兎です^^;

9月頃にポケスペ(ポケットモンスターSPECIAL)にハマりまして、
クリスマスに、第1章GETしましたので、ここで原作沿いを書いてみようかなーと思います
もちろんのこと、オリジナル要素やオリキャラ、その他もろもろがありますw

一応夢兎は中学生なので、更新は遅くなるかもしれません。
しかも最近は、テストも控えているので遅くなる可能性がありますorz
それでも見てくれている人の暇つぶしになればなーと、思います^^;


◇*◆小説集◆*◇

†本編†
オリキャラ紹介[ホワイト]>>2
オリキャラ紹介[ブラック]>>3

プロローグ>>4
第1章
第1話[汚れなき白]>>5
第2話[幻のポケモン?]>>6
第3話[敗北]>>7
第4話[決断]>>8
第5話[謎の出来事]>>9
第6話[オーキド博士]>>10
第7話[フシギダネ]>>12

†番外編†

†短編†
[恋敵はお客様]>>11


†おまけ†


□*■イラスト集■*□

†絵†

†頂き物†

▽*▼音楽集▼*▽

†キャラソン†
◎ホワイトキャラソン

◎レッドキャラソン

◎ブラックキャラソン

†イメソン†



☆*★更新履歴★*☆

02/13 執筆開始(立て直しver.)
02/13 本編×9、短編UP

Page:1 2 3



Re: ポケスペ*:;;;:*足跡*:;;;:* ( No.4 )
日時: 2010/02/13 20:37
名前: 夢兎 ◆I74UefpcV. (ID: IjQjsni6)

プロローグ

 『……なんか……じゃないっ!! さ……消え……な!!』
 『まっ……!! お……さ……か……さん……ック……!!』

バッと起き上がると、自分の部屋。そしてベッドの上。
……また〝いつもの夢〟を見て、体は汗だらけ。
そしてパジャマからいつもの服に着替える。

 「……奇妙だなぁ……」

少女・ホワイトは俯きながらそう呟く。
ホワイトは、幼い頃に、親に捨てられている。
そして……忘れてしまった双子の兄にも捨てられ、居場所はなくなっていた。

だが、孤独のホワイトを救ったのは……。

 「ホワイトー? 起きたかー?」
 「あー、うん!」

黒髪のマサラの少年……レッド。
彼も親が居なく、家だけを持っていた。

 「また……あの夢を見た?」
 「うん。……どうしてだろうね」

ホワイトは苦笑いしながらレッドにそういう。
最近、特に昔の夢をよく見てしまうようになった。

これが、全ての始まり。

Re: ポケスペ*:;;;:*足跡*:;;;:* ( No.5 )
日時: 2010/02/13 20:39
名前: 夢兎 ◆I74UefpcV. (ID: IjQjsni6)

第1話[汚れなき白]

南国の町、マサラタウン。
何もかもまっさらとして、〝汚れなき白〟である。

 「んー今日はどこに行く?」
 「まぁ散歩程度でどこか行くか? 特に何もなさそうだし」

適当に散歩をしていると、近くの草むらに子供たちが集まっていた。
紫のポケモン……ニドリーノの周りに数人の子供がいる。

 「くそう、またはじかれた!!」
 「よおし、今度は私の番よ!」
 「お前に捕まえられんのか?」
 「バカにしないでよっ!」

女の子がモンスターボールをニドリーノに投げるが、捕まらず。
どうやらニドリーノを捕獲したい子供が集まっている様子。

するとレッドはみんなの前に立った。

 「ハハハ、そんなんじゃダメだよ。ポケモンを捕まえたけりゃ、もっと弱らせてからボールを投げるもんだぜ」

レッドは「ちっちっち」と言いながら指を振る。
一見、見下しているように見えるが、もちろん実力はしっかりある。

 「行け、ニョロゾ! 〝水鉄砲〟だ!」

レッドはモンスターボールからポケモン、ニョロゾを出した。
そして技を繰り出す。

ニョロゾの水鉄砲で、ニドリーノはひるむ。
そしてモンスターボールを投げ、ニドリーノはボールに収まった。
捕獲完了、である。

 「へへへ! ニドリーノ頂き!!」

レッドはボールを子供たちに見せつけるようにした。
周りの子供は「すごえ!」「さすがレッドだ!」とわいわいしている。
ホワイトも、憧れの目でレッドを見る。


レッドとホワイトは、このマサラタウンに住んでいる。
この町のトレーナーで、レッドに敵う者はいない、と本人は言う。

ポケットモンスター……通称ポケモン。
ポケモンは、森や池に住む人間以外の生き物。

世界中でどのくらいの種類がいるのか、レッドもホワイトも知らない。
レッドは、全部捕まえてやる! と言うが……。

 「ポケモン……かぁ……」

ホワイトはポケモンを持っていない。

嫌いなわけでもなく、怖いわけでもない。
モンスターボールも一応持っている。
けど……どうしてか、捕まえるタイミングがつかめないのである。

そんな時、出た話題。〝オーキド博士〟だ。
町外れに住んでいるらしく、ポケモンに詳しい。

しかし、レッドは〝偏屈ジジイ〟とバカにする。

すると子供たちは、ポケモンに詳しい、という事を話した。

 「僕、どうしたら強くなれるか聞きに行こうかなぁ……」
 「ただのジジイだぜ、やめとけよ。ポケモンのことなら、このオレが教えてやっからよ」

その子は「うーん」と考え込んだ。
するとある一人の子が、博士の孫について話していた。
その孫は、博士に教わってすごいポケモントレーナーになったらしい。

 「孫……」
 「うん、ずっと留学してて、最近帰ってきたんだって」

ホワイトは〝オーキド博士とその孫〟に少しだけ興味を示した。
が、レッドは。

 「へんっ!! たとえどんな奴が相手だって、俺様の敵じゃないぜ!!」

レッドは自分に自信を持って、ボールに入ったニョロゾに言う。
今は夕方で、空には綺麗な夕日が浮かんでいた。

Re: ポケスペ*:;;;:*足跡*:;;;:* ( No.6 )
日時: 2010/02/13 20:40
名前: 夢兎 ◆I74UefpcV. (ID: IjQjsni6)

第2話[幻のポケモン?]

 「じゃあまた明日」
 「おう!!」
 「バイバーイ!」


レッドとホワイトは子供たちと別れ、家に帰る途中だった。

 「オーキド博士、かぁ……」
 「…………」

レッドは〝オーキド博士〟の事を頭の中で考えていた。
隣で一緒に歩いているホワイトも同じことを。

歩きながらそんな事を考えていると、レッドが誰かにぶつかった。

 「気をつけろ小僧!!」
 「わっ!!」

レッドぶつかった人がレッドを睨みながらそう言う。
……でも、ホワイトは少し「ん?」となった。

見たことのない黒ずくめ姿。
怪しい大人。
この町では見たことがなかった。

 「あっ!」
 「レッド?」

レッドはその怪しい大人の腰を見て言う。
その腰にはモンスターボールがあった。

 「こいつら、ポケモントレーナーだな!」

好奇心を持って、レッドは草むらを歩いて行く。
ホワイトは止めようとしたが、レッドの好奇心はもう止められなかった。

 「とにかくこの辺りに逃げ込んだことは間違いない!! なんとしても探し出すのだ! 幻のポケモンを!!」
 (……幻のポケモン? なんだそりゃ?)

レッドとホワイトは草むらに隠れて黒ずくめの集団の会話を聞いていた。
もちろん、〝幻のポケモン〟に二人とも反応する。

黒ずくめの集団は西の森へ向かい、夜に調査をする。

 「いーいこと聞いちゃった!」
 「れ、レッドまさか……」
 「そう! その幻のポケモンとやらは、このレッド様たちが先に頂いちゃうもんね♪」

レッドはわくわくした顔で黒ずくめの集団がいなくなったのを確認し、草むらから出る。
ホワイトは「え? え?」とわけがわからなくなる。

 「だから! 俺とホワイトで! 幻のポケモンを探してゲットするんだよ!」
 「え……ええええええええええええええええええええ!?」

ホワイトは驚く。
自分はポケモンを持ってない。
その上、レッドも1匹しかポケモンを持ってないのに、どうやって捕まえるのか、と。
きっと幻のポケモンだから、実力は相当だと思う。

が、レッドは。

 「心配すんな! 絶対に捕まえられっからよ!」
 「う、うん……」

不安な顔で、ホワイトは苦笑いを見せた。

Re: ポケスペ*:;;;:*足跡*:;;;:*本編UP ( No.7 )
日時: 2010/02/13 20:40
名前: 夢兎 ◆I74UefpcV. (ID: IjQjsni6)

第3話[敗北]

西の森——。

レッドとホワイトは、大量のモンスターボールを持って西の森へ来ていた。
よろっとしながらも、レッドは悪の顔をして辺りを見回していた。

 「さぁーて、幻のポケモンちゃんはドコかなぁ〜?」
 「お、重い……」

踏ん張りながらホワイトは大量のモンスターボールを持つ。

するとレッドは「ん?」と言う。
何かに気付いた。そしてホワイトと草むらに隠れる。

 「誰かいる!!」
 「夕方のあの人たちの仲間かな?」

レッドは少し憎い目で向こうを見ていた。
草むらの向こうには、茶髪の少年が一人立っていた。
そして向いている方向には……。

 「よし! 行けっ、ヒトカゲ!!」

その少年は、モンスターボールからヒトカゲを出した。

 「ポケモン! あいつ、ポケモントレーナーか!」

レッドはその少年に驚く。

ヒトカゲは、口から猛烈な炎を出した。
向こうにいるポケモンはそれに気付き、攻撃をした。

2匹の戦いはまるで熱く燃えるようで、効果音も激しかった。
レッドもホワイトも、こんな戦いは見たことがなかった。

しかし……向こうにいるポケモンの名前が分からない。

 (へへ、いいぞヒトカゲ! 行けっ、そこだっ!!)
 「…………」

レッドはこっそり隠れてヒトカゲを応援する。
しかし……。

 「もういい! 戻れ、ヒトカゲ!」
 「〜〜! え゛————!?」

ヒトカゲのトレーナーは、ヒトカゲに戻る指示を出した。
ヒトカゲはトレーナーのボールに収まる。

するとレッドが草むらから出てきた。
ホワイトは少し慌てる。

 「何やってんだ! チャンスじゃねーか!! 勝てそうなのに何で止めちまうんだよー!!」
 「…………」
 「れ、レッド!!」

レッドの言葉に、トレーナーは無言。
ホワイトはレッドを止めようとしたが、もう遅かった。

 「ええい!! 行けっ、ニョロゾ!! 〝水鉄砲〟だ!!」

レッドはニョロゾを繰り出して、攻撃指示を出す。
……しかし、光ったポケモンはそれに気付き、何かしらの攻撃をした。

その攻撃は、ニョロゾの水鉄砲を跳ね返し、ニョロゾに直撃。
ニョロゾはすぐ戦闘不能。

 「うわっ!!」
 「きゃあ!!」

その光るポケモンは、ものすごいスピードでどこかへ去って行った。

そして、その場に残ったのは……3人。

Re: ポケスペ*:;;;:*足跡*:;;;:*本編UP ( No.8 )
日時: 2010/02/13 20:42
名前: 夢兎 ◆I74UefpcV. (ID: IjQjsni6)

第4話[決断]

 「ニョロゾ! おい、しっかりしろ!!」

レッドは謎のポケモンの攻撃を受け、倒れたニョロゾの所に駆け込む。
ニョロゾはピクリともしない。

ホワイトは無言でレッドとニョロゾを見つめていたが、近くにいたさっきのトレーナーが突然レッドに声をかけた。

 「おい……おまえ! 俺とあいつの戦いを見ていて、なにも感じなかったのか?」
 「……え?」

トレーナーの発言に、ホワイトは思わず声を出して息が一瞬詰まる。

 「俺は2回の攻撃で力量(レベル)の差を見切った。だから勝負から手を引いたんだ」
 「……!!」
 「自分の実力以上に思い上がる奴は自滅する。覚えておいたほうがいいぜ」

そのトレーナーはその言葉を残すと、ニヤニヤ笑いながら森を去って行った。

 「オ……俺が負けた……?」

レッドはその場に座り込み、俯いていた。
ホワイトはというと、その場に立ち尽くしていた。

 「!!」
 「これは……?」
 「どうしたんだ!? 一面焼け野原だぞ!!」

さっきの黒ずくめの大人の集団が現れた。
森の様子を見て驚く。そしてその場にいたレッド達に気づく。

 「オイ! 小僧、小娘!! なんてことしやがるんだ!!」
 「放っておけ! それよりもミュウだ! まだ近くにいるかもしれん!!」

黒ずくめの一人の男がレッドとホワイトに黒い顔で言う。
すると別の男が急ぎ気味で男に言った。

「了解!」と言って、その黒ずくめの集団はどこかへ向かった。

レッドとホワイトは、しばらくその森から出ることはなかった。


レッドの家——。

 「……レッド……」
 「…………」

椅子に座って黙っているレッドにホワイトは声をかけるが、レッドはテーブルに肘を付け、テーブルにニョロゾのモンスターボールをおいて黙っている。

 「…………ホワイト」
 「……ん?」
 「オーキドの……じいさんの所に行ってみねーか?」
 「!!」

レッドの発言にホワイトはピクッとする。
そしてレッドは椅子から立ち上がった。

 「オーキドのじいさんに、どうしたら勝てるか聞いてみようと思う……から、ついてきてくれるか?」
 「……うん!!」

レッドは心の準備をして、モンスターボールを片手に持った。


Page:1 2 3



この掲示板は過去ログ化されています。