二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- クロスバトル! オーバーチェインストーリーズ
- 日時: 2010/03/26 19:49
- 名前: 必殺小説創作人 ◆cZDXtqVyE6 (ID: gWkqmuUW)
はじめまして!
今回はいろんな作品をミックスしたいです。
がんばります!
プロローグ
この世界は三つある。
その全ての世界に共通しているのは、
ムー大陸という大陸がかつてあった。
そこには高度な文明が発達していた。
その中には時空転送装置があった。
そのことで世界のバランスを崩したため、神に大陸を沈められた。
しかし、何千年後。
その封印が突如解け、大陸が現れた。
その封印を再びするため、三つの世界の主役が動き出した。
一人は不可能なことはないといわれている怪盗
一人はかつて生まれながらの運命を受け入れ、世界を救った少女。
一人は自分の能力で周りを救う少女。
主役たちが集結する。
そのままでは面白くない。
そこで神は試練を与えた。
悪を復活させたのだ。
今、世界を超えた戦いが始まる。
追加プロローグ
しかし、神……いや、神と名乗る者とでも言おうか。
は誤算をしていた。
時空をゆがませる事でできるゲートはある世界にもつながっていた。
それが神を名乗る者の策略を崩す事になるとは知れずに……。
登場作品
・怪盗クイーン
・妖界ナビ・ルナ
・魔界屋リリー
・ドラゴンボール(ただし、本格的な登場は終盤のみ)
第一次予選 『集結』
第一話 >>1
第二話 >>2
第三話 >>3
第四話 >>4
第五話 >>5
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- Re: クロスバトル! オーバーチェインストーリーズ ( No.1 )
- 日時: 2010/03/07 13:14
- 名前: 必殺小説創作人 ◆cZDXtqVyE6 (ID: gWkqmuUW)
第一話 始まりは放浪者から
突然浮かび上がった新しい大陸。そこの空間がゆがんだかと思うと、銀髪の少年が転がり込んできた。
ツンツン突っ立った髪。身軽な体。周りをすばやく見回してから言った。
「あれは?」
その向いている方向のはるか向こうでは……。全てを終わらせた少女がかなわない夢を思いながら、この世界を去っていった。その光が少年には見えた。
「面白そうだぜ、なにがあるかな?」
少年は空中に浮かぶと、高速で移動し始めた。
しばらく移動した少年は光のあった場所にたどり着いた。
とん、と身軽な動作で着地する。その横には、鷹がいた。動いていない。くちばしからは血が出ている。
「ん? この気配……人? 魔界人? 異界の人? とにかく、この鷹、なんか呪いかけられてるな……」
鷹がピクッと動く。
そして……。
『クイーン、私の負けです。もうそろそろ勝てると思ったんですけどね……』
「まだまだだね、もうちょっと戦略をメモリーに書き込んでおきなさい」
『……今頃スクルーの戦略なんて存在しませんよ……』
「クイーン! 準備はいいんですか?」
ジョーカーが怒鳴る。ジョーカーはパラシュートを用意している。クイーンはRDとスクルーをしていた。
「大丈夫だよ。私はパラシュートなんてなくても着地できるからね……」
その瞬間ハッチが開いてジョーカーはそこにクイーンを落とした。
「ワァァァァァァァァァ!」
『いいんですか?』
「まず、クイーンに偵察してもらおう、その後、僕が出るよ」
『了解しました。黒ジョ……ではなく、ジョーカー』
クイーンがいなくなった今、騒がしい者は誰もいない。
ジョーカーはしばらくの平穏を嬉しく思った。
しかし……。
『クイーン、なかなか帰ってきませんね』
「好奇心でずっといる気なんだろう。もうしばらく待とう」
トルバドゥールは今、突然現れた大陸の上空にいる。それは三日前。突然太平洋のど真ん中に現れた。ムー大陸だという人物もいるし、海底火山が噴火したという説もある。しかし……。
昨日、伝説の大怪盗皇帝が大陸に乗り込んだが、消えた。ヤウズも行方不明になってしまった。
そして……。
ヤウズを探してであろう、ホテルベルリンも乗り込んだ。しかし、また消えた。
不審に思い、クイーンは動いた。
『しかし、こういうことに首を突っ込むような人物ですか?』
「クイーンが?」
『いままで、こんな事は初めてです。盗む事しか興味がなかった……正確に言えば日本の季節と休暇ですが……クイーンがこんな事するようには思えないのですが……』
「まさか、あの魔窟王と勝負した時のような偶然を思い出しているのかい?」
『はい……』
ジョーカーはビクッと震える。魔窟王との勝負があった時、意思を持つ石に運命を操られていた。その偶然がまたあるとしたら……。
そのとき、
『クイーン、帰って来ませんね、どうしたんでしょうか?』
「一日ぐらい待っていよう」
棒読み口調で言った。
二人は知らない。
クイーンは既にこの世界にいないことを。
その頃……。
街に来た少年。
鷹を手に持って、少年は歩く。鷹は目を閉じている。しかし、くちばしの傷はない。
「まだ目をさまさねぇのか……、仕方ないな、ちょいと暇をつぶしてくるかなぁ!」
そのとき、お腹が減っている事に気がついた。
「そういや、この世界のお金持ってなかったっけ……」
少年が頭をかく。
「かぁー、こんなところがいけねぇんだよな……アルバイトしてればよかった……」
そのとき、
「ねぇ、どこから来たの? おにいちゃん」
八歳くらいの幼い女の子が話しかけてきた。
「え? あ、あぁ」
そのとき、お腹が鳴った。
「お腹すいてるの?」
「ああ、でもお金もってなくてなぁ……。困ったなぁ……」
「じゃあ、食べさせてあげる! ついてきて!」
少年は女の子に引きずられるようについていった。
そこには、星の子学園という場所に着いた。
「あ、あんた、名前は?」
「私! ミチ!」
「オレはジョーだぜ、よろしくな」
しかし、ジョーは本名ではない。
少年の名はジョー・ウルフ。その上の名前だけを名乗ったのだ。
ジョーは星の子学園というところに、入っていった。
続く……。
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