二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- リボーン 大空と夜の戦慄
- 日時: 2010/03/13 16:25
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
キャラクター設定
・夜空 空
人体実験をされていた少女。
その所為で後遺症が残った。
・容姿
黒髪に紺眼。日本人。
何時も黒いマフラーをつけている。
腰に銀時計をつけている。(ボンゴレの紋章が入っている)
・武器(能力)
死ぬ気の大空の炎。(純度が高い)
超直感。
・詳細
人体実験を受けていて後遺症として両目がオレンジに染まった。
また、額から死ぬ気の炎が出せて、超直感を持つ。
謎が多いが人の死を良く受けない。
死んだ人の記憶、生きている人の想いを感じ取ることが出来る。
ボンゴレに引き取られるがあまり喋らない。
現在は並中に通っている。
本人は物凄い穏健派。
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- Re: リボーン 大空と夜の戦慄 ( No.2 )
- 日時: 2010/03/13 16:41
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第一章 両目の変色
教室に戻ると彼らはいた。
一人は野球少年。
一人は生粋の不良。
一人は、 心が凍った少年。
俺はその教室を見つめた後、帰るために歩き出した。
「・・・醜い、ね—。」
廊下を歩いていると一人の少年が俺を見ていた。
その少年は不良でありながら風紀委員長。
俺は足を止める。
「何ですか。」
「キミ、カラーコンタクトは校則違反だよ。」
カラーコンタクトじゃなく、地なんだけど。
僕は彼の目を視て言う。
「これは地です。・・・放っておいてください。」
目には触れて欲しくなかった。
そう想いながら俺は少年の横を通り過ぎた。
少年達は壊れかけている。
だから俺がこの並中に来たことも判らず壊れかけの自分達の生活をしている—。
そんなキミ達を俺は見続ける。
- Re: リボーン 大空と夜の戦慄 ( No.3 )
- 日時: 2010/03/13 16:58
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第二章 大空の変化
帰るのを少しの時間止めて屋上に来ていた。
変わり行く世界。
変わり行く未来。
—未来は、一つとは限らない。一が全だ。
彼はそういった。
いつもと変わらぬ瞳で。
変わって欲しくないな・・・。
出来るなら。
進んで欲しくない。
出来ないけど。
「・・・無理だよな・・・。」
大空を見る。
橙色に染まり行く大空。
そういえば彼は青空が好きだったな、なんて想いながら。
風に当たっていると下の景色が良く見えた。
下ではタバコをすっている獄寺隼人。
フッと笑って俺は屋上の壁にもたれながら本を読んでいた。
ギイィ・・・
「・・・」
入ってきたのは沢田綱吉。
俺は暇そうに無視した。
彼はタバコを出して吸い出した。
ソレを近づいてヒョイッと手から奪った。
「肺が黒くなる。知ってるか?吸ってる本人よりも周りの人に一番危害を及ぼすって。」
「・・・」
彼は無言でまたタバコを吸いだした。
俺は自分の手にアルタバコを親指で消した。
ソレを視ていた沢田が、
「熱くないのかよ。」
「別に。」
そう言って吸殻をポケットに入れた。
捨てればあの風紀委員長が五月蝿い。
俺は屋上から去ろうとした。
「お前の名前何?」
「・・・夜空空。」
そういい残して俺は屋上から去っていった。
- Re: リボーン 大空と夜の戦慄 ( No.4 )
- 日時: 2010/03/13 17:20
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第三章 橙色の両目
「・・・」
アイツが出て行ってから胸に違和感を感じた。
何か—。
喪失した感じ。
うん。そんな、感じ。
タバコを消す。
両目が橙色の瞳で、黒髪。
俺は静かに屋上の空を見ていた。
———
「・・・フワァ。」
眠そうに欠伸をした。
彼はまだ屋上に居るのだろうか。
そう想いながら俺は家に帰ろうとしていた。
「お、空じゃねえか。」
「・・・山本。」
向こうから山本が来た。
バットには血が付いている。
「バットで何してたんだ?」
「んー?ああ、コレ猫の血だ。」
「・・・」
もう聞かないことにした。
俺は無視して歩き出す。
だけどそれにあわせて歩いてくる山本。
「何」
「いや、お前と一度話してみたくてな。」
「なんで」
「お前何時も誰ともしゃべらねえじゃん。」
ピタッと足を止める。
「別にいいだろ、そんなこと。」
「?まあ、そうだな。じゃあな。」
そう言って彼は何処かに行った。
一番壊れてるよ、山本武。
しばらく進むとそこには猫の死体があった。
俺はしばらく見つめた後、猫の死体にさわり、記憶と感情を読み取った。
ス、と手を離す。
そして歩き出す。
「山本武。それは、自分で考えることだよ。」
《何でアイツは俺を見ない》
そんな事、自分で考えろ。
- Re: リボーン 大空と夜の戦慄 ( No.5 )
- 日時: 2010/03/13 17:39
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第四章 銀色の空
次の日。
雨が降った。
教室の窓から雨を見る。
ただ、雨粒をひたすら眺める。
目的もなしに。
「・・・」
雨粒は何の躊躇もなく落ちる。
冷たそうな粒。
「・・・屋上、行けないな・・・」
そう呟いて俺は本を読んでいた。
「おい。」
「・・・獄寺、何?」
喋りかけてきたのは獄寺俺を睨んでいる。
何かしたっけ。
何もしてないはず。
「お前、コレ落としただろ。・・・ボンゴレのマーク・・・。何でお前がこんな物持ってるんだよ!」
銀時計・・・。
何処に落としたんだろう・・・。
そう想いながら俺は銀時計を受け取った。
「何者何だよ。」
「・・・さあ。判らない。」
「ハア?」
「・・・」
それ以上喋らなかった。
窓の外を静かに見つめていた。
「(やっぱコイツ苦手だ・・・)」
「・・・」
俺は獄寺の髪を見た。
「んだよ。」
「髪。獄寺の髪って、銀色だな。銀。金色より俺は大人しめの銀のほうが好きだな。」
「は?」
判らないと言う顔で見てきた。
俺は無視して窓の外を見た。
「・・・あ」
「?」
「・・・虹。」
虹が出ていた。
俺は席から立ち上がる。
「何処に行くんだよ。」
「屋上。濡れてるかも知れないけど綺麗に見えると想うから。」
そう言って教室を出て行った。
「(やっぱ苦手だ・・・)」
そう想いながら獄寺も教室から出て行った。
- Re: リボーン 大空と夜の戦慄 ( No.6 )
- 日時: 2010/03/13 18:08
- 名前: 空 (ID: PU7uEkRW)
第五章 最低な奴って、ね。
俺は体育館裏に来ていた。
勿論本を読む為。
サラサラと風が通り過ぎる。
本をパタンと閉じる。
そういえば、世界で最低な奴ってどんな奴なんだろう。
何故かふとそういう疑問を感じた。
・・・そういえば昔にそんな奴居た。
「何してるんだよ。」
「・・・沢田。お前って世界一最低な奴に会ったことあるか?」
「・・・ハ?」
俺は木の上から降りる。
勿論飛び降りた。
「・・・昔に最低な奴居た。」
「・・・どんな。」
「・・・昔、人を苛めて喜んでいた狂った逝かれヤロウが居た。」
「そんな奴がいたのか。」
「ああ。・・・最低な奴だった。」
そう。
最低な奴。
「最後はどうしたんだ?」
「・・・思いっきり殴ってやった。」
「・・・オマエガか?」
「ん。その後真実全部吐かせてその後重い罪を背折らせた。」
「・・・」
沢田は俺を見ている。
俺は空を見ている。
「・・・アイツ今何してるかな・・・」
「・・・」
その後、ツナと分かれて俺は家に帰った。
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