二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 記憶ノ螺旋 薄桜鬼
- 日時: 2010/04/30 16:03
- 名前: 牙暁 (ID: ouG7SBqg)
此の度は、クリック有難う御座います。
牙暁といいます。
薄桜鬼の小説は、此れが初めてです。
此の小説は、100%スレ主の妄想です。
予め、御了承下さい。
因みにコメ大歓迎です^^
オリキャラ募集は、もし希望が有れば…します。
■注意....
・オリキャラ主
・薄桜鬼が嫌い
・キャラ崩壊有り
・荒し&中傷は禁止
・更新が亀並に遅い
・ぐだぐだで駄文の塊だよ?
・黒い表現有り
・平助オチ。無理な方は戻ってね
此等がおkな方、見てってください。
■目次....
>>01 登場人物
>>02 零個目
>>03 壱個目
>>04 弐個目
>>07 参個目
>>13 四個目
■お客様....
・こと様
・聖架様
・ターフ様
<現在3名>
其れでは本編へ→
- Re: 記憶ノ螺旋 薄桜鬼 ( No.2 )
- 日時: 2010/04/30 16:04
- 名前: 牙暁 (ID: ouG7SBqg)
■零個目....
僕の旅に行方は無い。
帰るべき場所も、待つ人も無い。
頭からすこんと抜け落ちた様に記憶が無い。
生まれながらの彷徨い人だ。
だから何も無い。
只、使命だけは有る。
変若水により、力や治癒力が高まった存在。
羅刹を殺す事。
其 れ だ け が 僕 の 使 命
其の使命の所為で。
どんなに、僕が紅く血に染まっても。
どんなに、僕の心が傷ついても。
どれ程の命が失われようと。
僕 は 使 命 を 果 た す だ け
- Re: 記憶ノ螺旋 薄桜鬼 ( No.3 )
- 日時: 2010/04/30 16:05
- 名前: 牙暁 (ID: ouG7SBqg)
■壱個目....
元治元年 六月
僕は江戸から京の都にやって来た。
「此処が、京の都……」
僕は三条大橋から、都を見下ろす。
江戸と違って、京に都は整然として、古風で、冷たく取り澄まして見える。
町の漂う空気、気配的に少し居心地が悪い。
(此処は鬼がいる。鬼が息を潜めている町だ……)
理屈では無く、直感で思った。
今の京は、決して平穏な場所ではない。
侍という権力を笠に着て、暴力を振るう浪士達が集まっている京の都である。
だから、油断していてはいけないのだ。
「……先ずは宿を探そう」
そう呟いた刹那。
薄絹を裂いた様な悲鳴が響き渡った。
多分、奴等の仕業だろう。
「チッ……!」
僕は殺気に満ちた表情で翔けると、一直線に悲鳴目掛けて空を駆け上がった。
僕の瞳に飛び込んできたのは、刀を持った浅葱色の羽織を着た白銀の男が二人。
其の足下、血溜まりに倒れ伏す、人間の姿。
(……こいつ等、新選組か?)
浅葱色で、袖口に白い山形を染め抜いた羽織は、新選組の隊服だ。
実際見るのは、今回が初めてだが、新選組の噂なら耳に聞いている。
確か、今月に池田屋事件を解決させたとかそんな感じだった気がする。
まぁ、実はいうと僕的に興味は無い。
新選組なんて、殺ろうと思えば殺れる。
彼等が向き直るよりも早く、僕は力任せに黒錬を振るう。
勿論、狙ったのは羅刹の弱点である心臓。
逃げ出そうとしたもう一人の羅刹も、容赦無く切り捨てた。
彼は上半身と下半身が別々の方向に倒れる。
「あ─あ、残念だな…」
散布した血飛沫の向こうに、浅葱色の羽織を着た男が立っている。
彼の言葉の持つ意味とは裏腹に、其の声は可笑しげに弾んでいた。
「僕ひとりで始末しちゃうつもりだったのに」
其の人は恨み言を告げながらも、楽しそうに僕に微笑み掛けた。
- Re: 記憶ノ螺旋 薄桜鬼 ( No.4 )
- 日時: 2010/04/30 16:05
- 名前: 牙暁 (ID: ouG7SBqg)
■弐個目....
新選組のあの羽織には、意味がある。
浅葱色は、武士が切腹する時の礼装の色。
白い山形は、決死の仇討ちをした忠臣蔵の隊服と同じ模様である。
詰まり、死ぬ気で切り込む覚悟を表しているのだ。
彼も其の羽織を着ている時点で、一応死ぬ覚悟はあるのだろうと察する。
「真逆、あの噂が君だった何てね」
突如呟いた彼の言葉に、僕は目を瞬く。
彼に言う噂については、どんな物なのか知らない。
しかし、僕が中心の噂らしい。
「君の処分は、帰ってから決める」
其の言葉と共に、僕の思考回路は一瞬停止する。
処分? 何故? 何故に僕が処分されなければならないのか。
僕が考えを巡らせ黙り込んでいる間も、彼は死んだ羅刹の羽織を脱がせている。
彼は血塗れた羽織を抱え、僕の手首を掴むと、足早に歩き始める。
手首を掴む力の強さに、僕は顔を歪める。
今逃げようとすれば、確実に即効斬られるだろう、と思い知らされる。
「死体。あの侭で良いんですか」
「奴等の始末は、山崎君がやってくれるよ」
山崎……が誰だか判らないが、逢えたら礼を言おう。
其の時に、僕が生きているのなら。
「其れより、人の心配するより自分の心配すれば?」
彼は此方に振り向きもせず、僕に釘を打つ。
確かに彼の言う通りだ。
「自分の心配か……」
今自分は、生と死の狭間に居る。
僕が殺されるか如何かは、新選組の考え一つ。
僕と彼は其れ以上話す事はせず、彼に引かれるが侭に身を任せた。
彼に握られた手が痛い。
- Re: 記憶ノ螺旋 薄桜鬼 ( No.5 )
- 日時: 2010/04/20 20:47
- 名前: こと (ID: BlNlQAlV)
- 参照: http://名前戻したよ!
初めまして。ことといいます。
僕も薄桜鬼の書いてるんですけど、
牙暁さんのは上手いですねw
タメokですのでっ(^ω^)
- Re: 記憶ノ螺旋 薄桜鬼 ( No.6 )
- 日時: 2010/04/20 21:52
- 名前: 牙暁 (ID: ouG7SBqg)
こと様>>
初コメ有難う御座います!
ことさんも書いてるんですか。
是非見に行かせて頂きます^^
ぅちもタメおkです。
この掲示板は過去ログ化されています。