二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【カケラ】〜D.Gray‐man〜
日時: 2010/05/02 11:49
名前: あや ◆um0vZ.wU6M (ID: tzg9ExdF)

くりっく有難う御座います^^

 腐女子かもしれないのあやです。

 D灰大好きなんで書かせてもらいます!!
 宜しくお願いしますm(_ _)m

 ○●○●おはなし○●○●

 プロローグ>>2

 ☆★☆★おりきゃら☆★☆★

 一人目+二人目>>1

 ◇◆◇◆おきゃくさま◇◆◇◆

 風さま

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Re: 【カケラ】〜D.Gray‐man〜 ( No.3 )
日時: 2010/05/01 18:51
名前: 風 (ID: yT/m5VPA)
参照:  

初めまして♪
同じく腐女子でDグレ小説(作成者名は昔のHNの秋空になってる)執筆してます^^

何だか,暗い感じと明るい感じが対立しながらも共存していてDグレらしい感じです!
応援してますので頑張って★

Re: 【カケラ】〜D.Gray‐man〜 ( No.4 )
日時: 2010/05/02 11:40
名前: あや ◆um0vZ.wU6M (ID: tzg9ExdF)

風さま>>

 初めまして^^
 わ〜☆お互い頑張りましょうねv(^v^)v

 よかったぁっ!!
 Dグレらしくできるよう頑張ります!!

Re: 【カケラ】〜D.Gray‐man〜 ( No.5 )
日時: 2010/05/02 12:19
名前: あや ◆um0vZ.wU6M (ID: tzg9ExdF)

#01


 激しい爆発音が辺りに響き渡る。
 ここは、戦乱の続く仮想19世紀末ヨーロッパ。

 そこには日夜悪性兵器と戦う、黒いクラーヂマンがいた。

 そして今はその戦いの真っ最中だった。

 「・・・はっ!!!」

 赤い髪が跳ね、少女は黒くて大きな鎌を振り回した。
 その手つきはとても慣れている様な感じだった。

 ___ザシュ!!


 「・・・おやすみ・・・」


 小さく微笑んで、彼女は鎌を振った。
 鎌についた汚れを取り払うためである。

 「カノン、お疲れ様です。相変わらず強いですね」

 カノンは白い髪の少年アレン=ウォーカをチラリと見た。

 彼もまた、エクソシストの1人なのだ。

 「・・・そんな事ないよ。強くたって、何も護れなくちゃ意味が無い・・・」

 「・・・カノン?」

 カノンは寂しそうな目をして、空を見上げた。
 アレンはそんな彼女をふしぎそうに見ている。

 「なんでもない。さ、帰ろう」
 「・・そうですね。 結局イノセンスは無かった分けですし」

 2人はため息をつくと、来た道を戻り始めた。


 「_______」



 カノンは不意に足を止めた。

 「どうしたんですか?」

 後ろをじっと睨んでいる彼女は、静かに、と口の前で人差し指を立てた。

 「・・・・・何か聞こえなかった?」
 「えっ・・・?」


 「_______から」



 「誰かの声、ですかね?  こっちに来ます!!」

 「隠れよう!!」


 「____かったから」



 声は次第に近くに聞こえてくる。



 「私が弱かったから護れなかった」



 「戦争があるから生きられなかった」




 「戦争を止めたいから入団した」




 「でもそんな事は忘れていた」



 やがて声は間近に聞こえた。
 本当にすぐそこだ。


 「教団は温かいんだよ。わかってほしいなぁ」


 2人はゆっくりと顔をのぞかせて、様子を伺った。

 そこにはエクソシストの服を着た少女と、半べそをかいている幼い男の子が立っていた。

Re: 【カケラ】〜D.Gray‐man〜 ( No.6 )
日時: 2010/05/02 14:44
名前: あや ◆um0vZ.wU6M (ID: tzg9ExdF)

#02


 2人は顔を覗かせて、驚いた。
 同じエクソシストで知っている人だったからだ。

 「優奈!?」

 彼女はコチラを見る。

 にっこりと笑って男の子の頭を撫でた。

 「分かってくれた?お姉ちゃん、頑張るから」
 「・・・うん・・っ」


 アレンは目を疑った。

 男の子が可笑しく見える。この世の物ではないように見えてしまう。

 (まさか___!!)


 「優奈!!離れて!!そのこはアクマだっ」


 アレンの声が優奈の体を突き抜ける。

 

 と同時に大きく振り上げられる黒い塊。


 ザシュツ______


 音が聞こえない。
 見えるのは落ちてゆく世界と血の雨と・・・。必死な顔をした仲間。


 「発動ッ!!裁きの鎌ッ!!」


 カノンが同時に、鎌で斬りつけた。
 神速だった。

 ブシュツ____


 アクマは消えた。


 「優奈!!」
 「しっかりしてっ!!」

 頭がボーっとして、視界がぼやける。

 それでも優奈は笑って2人を安心させようとする。


 「ふ・・ふたり・・とも。だいじょ・・ぶ、だよ?
・・・っ  だいじょ・・・ぶ・・・」


 辺りが暗くなり、夜が来たのかと思った。


 2人の必死な声が聞こえた。



 そこで優奈は意識を手放した。

Re: 【カケラ】〜D.Gray‐man〜 ( No.7 )
日時: 2010/05/03 12:41
名前: あや ◆um0vZ.wU6M (ID: bPDqEDL.)

#03


 目を覚ますと体が重く、指1本も動かなかった。
 と、同時に消毒の匂いがする。

 「・・・びょーいん・・?」

 辺りを目を使って見回すが、よく見えない。


 「___おはよう。ここは病院じゃないよ」


 不意に、頭の方から男の声がした。
 知らない男の人で、教団でもないと言う事が分かった。
 
 そしてもう1人、30代ぐらいの男の人が優奈を見下ろしている。

 「君、名前は・・・?」

 20代ぐらいの若い男は優しく問いかけた。

 「・・・優奈。ここは・・・どこ?」

 「ここは僕達の・・基地、みたいな所かな?」

 疑問系で彼は答えて、苦笑した。
 それを見てもう1人の男がため息をつく。

 「優奈、って言ったか?お前は何処から来たんだ?」

 「黒の教団って言う組織から。任務を受けてきたんだけど。他に連れが2人いたはず。知らない?」

 2人は顔を見合わせると、頭の上に?を出した。
 どうやらはぐれてしまったようだ。

 「仲間の特徴は?」

 「1人は女で・・赤髪、です。私と同じ服を着ているはず。もう1人は白い髪で、奇怪な目をしてる」

 「・・・見ていないなぁ・・。君は森の中で1人で倒れていたんだけど・・・」

 若い男はうなっている。


 「・・・・、」

 優奈には混乱した。

 ____落ち着け、整理してみよう


 まず自分はアクマにやられて、怪我をして気絶した。
 だが、目を覚ますと見知らぬ場所にいた。
 彼らによると、私は1人で倒れていたらしい。

 そして、彼らは仲間を見ていない。


 「僕はライド。彼はビンス。まぁ、ここに住んでいる住人だよ。 あ、体は全身麻酔がかかってるからしばらくは動かないと思うよ」

 若い男、ライドはそういって、優奈の頭を撫でた。

 「僕達もできるかぎり君に協力をするからさ、今はゆっくり休んで怪我を治したほうがいいと思う」

 「明日には麻酔も切れるだろ。怪我もたいした事は無いと言い切れる怪我じゃねぇからな」

 2人は部屋を出て行った。
 1人になると、一気に静けさが襲ってきた。

 と、同時に眠気も襲ってきて、優奈は目を閉じた。


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