二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 感情欠落の憂鬱日常—REBORN×戯言—
- 日時: 2010/05/11 13:53
- 名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)
クリック有難うございます!
戯言シリーズとリボーンの混合です!
頑張りたいと思います!
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- Re: 感情欠落の憂鬱日常—REBORN×戯言— ( No.1 )
- 日時: 2010/05/11 14:35
- 名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)
登場人物設定
語り部
・玖渚 錬
通称れーちゃん。
戯言使いの後継者で、ジグザグ。
年齢:14歳
体重:秘密だよ
身長:ツナくらい
容姿:黒髪青い眼。何処となくいーちゃんソックリ。
武器:ナイフ・曲絃糸・銃剣。
通り名:曲絃師・戯言遣い・欠落製品。
参考:零崎一族の人間で人類最高。玖渚と戯言使いの間に出来た子供。
戯言遣いの後継者。
人類最強の哀川潤に鍛えられ、そこそこ強かったり、する。
零崎澄識の鏡の向こう側。
・サンプルボイス
『・・・本当、戯言だ』
『ばかばかしい、甚だしい』
『宜しく』
・零崎澄識については、まぁ、人識と同じです・・・。
- Re: 感情欠落の憂鬱日常—REBORN×戯言— ( No.2 )
- 日時: 2010/05/11 14:34
- 名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)
第零話
「零崎、キミは人殺しの気持ちが判るかい?」
「そんなの知る訳ねェだろ」
これは、僕と零崎の会話の断片。
アイツは鏡の向こう側の僕。
笑う素敵な殺人鬼。
「・・・何で?」
「何でって・・・お前もわかってるだろ。相手は相手だ。相手の気持ちなんか、俺にわかるかっつーの」
「・・・そうだね。相手は相手だ。他人は他人だ」
僕は、笑わずに言った。
「ん、欠落製品。お前にとって死って言うものは何なんだ?」
「急だな・・・まぁ、電池が切れるようなもんかな」
「電池?」
「ああ、そうだ。電池が切れれば、そこで終わり、それだけの事さ」
「かはは。随分な言い様じゃねぇか」
殺人鬼は笑った。
僕は笑わなかった。
- Re: 感情欠落の憂鬱日常—REBORN×戯言— ( No.3 )
- 日時: 2010/05/11 15:01
- 名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)
第一幕 戯言遣い
「・・・起きます」
自分に言い聞かせ、僕は起き上がる。
相変わらず嫌な夢を見た気分になる。
「お、起きたか」
「・・・零崎・・・何でキミが居るの?」
朝から嫌なもの見たな・・・と僕は思って顔を背けた。
これは戯言じゃなく、本心だ。
「おいおい、お前昨日の事忘れたのかよ」
「・・・あぁ」
思い出した。
確か昨日、殺し名の人間に半殺しにされたんだっけ。
・・・詳細は語らないで置こう。
「・・・今日、転校日だったんだった・・・」
「オイ、もう7時30分だぜ?」
あ、こりゃ遅刻したな。
僕は着替える為に零崎を追い出した。
◆
「・・・フワァ・・・」
「おはよーだね!れーくん!」
「・・・おはよ・・・理澄ちゃん」
相変わらず凄いテンションの高さだ。
月並みだよ、理澄ちゃん。
「あ、学校見えたんだね!」
「あぁ、そうだね。・・・待て」
「うにゃっ!?」
僕は理澄ちゃんのマントを引っ張った。
反動で後ろに倒れそうになる理澄ちゃん。
「何で理澄ちゃんも並中に行くの?」
「兄貴に中学くらい行けって言われたんだね!」
過保護な兄貴だな。
大体殺し名が学校に行くか普通。
あ、零崎は行くか。
「・・・じゃあ、理澄ちゃんとは違うクラスだね」
「何で!?」
「だって理澄ちゃん、13歳でしょ。中一じゃない」
「・・・あ」
忘れてたんだねッ!と笑って言う理澄ちゃん。
・・・要領よくなってんじゃねぇか。
「・・・じゃあ、僕もう行くから」
「また後でお兄さん!」
その時。
僕はある少年とすれ違った。
だけど、ソレはすれ違っただけ。
『縁が《合ったら》また会おう』
誰かが、言った気がした。
- Re: 感情欠落の憂鬱日常—REBORN×戯言— ( No.4 )
- 日時: 2010/05/11 15:31
- 名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)
2
「・・・玖渚錬です、宜しく御願いします」
無表情に無感情に無機質に。
感情なんて一欠けらも込めてない様な声で、僕は言う。
全員が僕の表情を好奇心のこもった眼で見てくる。
僕は、そんなクラスの人間を好奇心の欠片も無いような無関心な表情で見た。
「じゃあ玖渚の席は沢田の隣だ。沢田、手を上げろ」
「は、はい」
おどおどと手を上げた少年。
僕は彼の隣の席に座る。
そこで。
僕は、見知った視線を感じた。
「・・・」
戯言だけど、ね。
◆
昼休みになって。
昼食を右手に持ち、屋上へ上がると隣の席の・・・名前忘れた。
まぁ、彼が屋上に居た。
他にも男子生徒が二人いた。
「お、錬、一緒に食べねぇか?」
「・・・誰だっけ・・・」
「あ、俺同じクラスの山本武だ、よろしくなッ!」
・・・僕は興味なさそうに彼を見た。
「フゥン、ま、よろしくね」
「おう」
彼はマイペースという言葉が見事に当てはまる。
ニコニコ笑いながら僕の手を握り返してきた。
「獄寺も挨拶しろよ」
獄寺と呼ばれた少年はフイと顔を背けた。
・・・これが俗に言うツンデレか・・・。
「だとするならデレも必要だな」
「ハ?」
「あ、何でもないよ。僕は独り言が多いんだ。気にしないで」
「・・・」
僕は彼等を見て山本と呼ばれた少年の隣に座った。
「なぁ、錬ってどんなタイプが好きなんだ?」
「・・・好きなタイプね・・・」
僕は箸で弁当の中の野菜をつまみながら言う。
「そんなの、無いよ」
「・・・無い?」
「ああ、こういったほうがいいかな。僕はそういうのに一欠けらも興味が無いんだ」
「・・・一欠けらも?」
「そうだよ」
僕はそう言って立った。
「そうだ、沢田君、だっけ?」
すると沢田君はビクッと震えた。
「僕をそんなに軽蔑したような眼であまり見て欲しくないんだ——・・・慣れてるけど、あまり気持ちのいいものじゃない」
そう言って僕は去って行った。
『戯言だけどね』
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