二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

僕の戯言日誌—REBORN×戯言—
日時: 2010/05/11 15:36
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!

これから頑張って行きたいと思います!

ちなみにジャンルは、
精神論(関係ない)・シリアス・ギャグ・・・atc
です。

Page:1 2



Re: 僕の戯言日誌—REBORN×戯言— ( No.3 )
日時: 2010/05/11 16:13
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第一幕 戯言遣い


真っ白な空間に僕はいた。

何も無い、真っ白な空間。

そこに、一人の少年が浮かび上がる。
彼は良く笑う殺人鬼だ。
僕よりも年上で、もう一人の戯言遣いの鏡であり、僕の鏡の向こう側。
自分を見ているようで、吐き気がする。

自己嫌悪。

相手も同じように吐き気を催しながら僕を見ることだろう。
だけど、それでも。

・・・・・・
もしかしたら。

彼のようになっていたかもしれない。
少し、レールを間違えただけで、彼のようになっていたかもしれない。
相手も同じ事を思っているだろう。

なんせ、僕等は鏡の向こう側なのだから——。



「・・・あー・・・」

変な夢を見た。
いや、嫌な夢を見た。
頭を振りながら、夢の中で見た《自分》を振り払う。
だが、その必要は無かった。
もう、覚えてないのだから。

「・・・起きます」

覚醒していない頭に言い聞かせるようにして僕は言った。
顔を洗い、歯を磨く。
制服を着て鞄を手に持ち、家をでる。
「行って来ます」

《戯言だけどね》

そう、聞こえた気がした。
・・・戯言だけどね。



「オッス、錬!」
「・・・おはよう」
まだ覚醒しきれていない頭を抱えながら、学校に到着した。

「寝坊かぁ?」
「・・・悪いけど・・・君、誰だっけ」

次の瞬間パンチが飛んできた。
僕は避けた。

「まだ覚えねぇのかよお前。何ですか?ハルツハイマーですか?」
目の前にいる人物は顔は笑っているのに眼が笑っていなかった。(器用な事をする)
「あー・・・本当に覚えてねぇのかよ。俺は青葉刹那だ」
「思い出したか」と相手は笑う。
「あー・・・何となく」
「何となくかよ。まぁ、お前らしいけどな」

成績優秀それに、顔が綺麗と言う完璧人間・・・間違えた。完璧な人間などいなかった。
まぁ、おちゃらけ性格さえなければ完璧に近い人間だ。

一言で言うならば、『良い奴』

するとチャイムが鳴り出した。
「早く席につかねぇとあの担任うるせーんだよな」
そんな戯言を聞きながら僕は窓の外を見上げた。

『戯言だよ』

Re: 僕の戯言日誌—REBORN×戯言— ( No.4 )
日時: 2010/05/11 16:40
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)




屋上に来れば、誰かがいた。

誰かは知らない彼。

他人だ。

だけど、他人の様な気がしなかった。
僕は彼に話しかける。
「・・・キミ」

「    」

相手は何かを呟いて僕を振り向いた。

「     」

僕も何かを忌々しげに呟き、彼を見た。



吐き気を催しながら帰り道を歩いていた時。
狐の面を被った狐さんに出会った。

「お、久しぶりだな、錬」
「・・・久しぶりです、狐さん」
僕は俯き加減に言った。
「どうした?顔色が悪いぞ。零崎人識にでも会ったか?」

「・・・——何でもありません」

僕は何でもない風にそういった。
狐さんは一瞬黙り込んだが、やがてクククッと笑った。

「そうか、まぁ、俺が入る領域じゃないだろうしな」

僕は笑わず、狐さんを見る。
「・・・狐さん、僕、もう帰ります」
「そうか、じゃあまたな」
「・・・ハイ」

僕は、静かに呟く。
何を言ったかは、覚えてない。

Re: 僕の戯言日誌—REBORN×戯言— ( No.5 )
日時: 2010/05/11 17:00
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第二幕 余談《予断》


僕は、自分を欠落製品だと自覚している。
誰に言ったかは、覚えていない。

お前の行動は自殺行為だ。
誰が言ったかは、覚えていない。

確かにそうかもね。だけど、君の行為こそ自殺行為だよ。自分を殺している。
自己殺害。自殺だ。

彼は、それ以来黙ったままだった。



「・・・?」

僕は視線を感じやすいほうだ。
ましてや殺気程なら。
僕は思考をめぐらせる。
だが、ソレはどうでもいいと判断し、僕は、

「     」

何かを忌々しげに呟き、振り向いた。

「・・・赤ん坊?」
そこにたった一人、赤ん坊が不敵な笑いを漏らしていた。



家に帰れば玖渚——友さんが居た。

「久しぶりなんだねッ!」
「久しぶりです、友、さん」
だけどその視線は後ろの、もう一人の僕にあった。

「久しぶりだね、錬」
「久しぶり、欠落製品」
「お互い様だろ」
「・・・そうなんだけどね」

手を取り合って僕等は挨拶をした。
「何で急にここにきたんだ?」
「ああ・・・しばらく並盛に住む事になったんだ」
僕は思考回路がショートした。
「・・・何で?」
「玖渚が住みたいって言うから」

今僕の中にあったのは——純粋な。


《自己険悪》だった。

Re: 僕の戯言日誌—REBORN×戯言— ( No.6 )
日時: 2010/05/11 17:28
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第三幕 復活


僕は決して《人間》にはなれないんだろうな。

気が付けばそんな事を考えていた。
それは、自尊心から決して生まれない自害心だったと思う。

「・・・だけどこれは」

そのレベルを超えてるよ。

目の前にいる《生き写し》に対して吐き気を催していた。

相手も同じだろう。
僕はボォっと彼と歩いていた。
「あぁ、本当戯言だ」
「同じく」
自尊心なんかありゃしない。
寧ろ自害心、自己嫌悪。

自分を殺したいほど、死にたいほど嫌いだ。

・・・お互い。
「ハァ・・・」
すると向こうから何かが走って来た。
・・・何だアレ?

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!死ぬ気で全力マラソン!」

何か裸の男が走ってきたんだけど!
変態だ!
僕は後ずさりをした。
「お、昨日ぶりだな、赤陰錬」
「・・・赤ん坊」
「・・・何で赤ん坊が歩いて喋ってる訳?生物学無視しすぎでしょ」
ソレ言わないでほしい。

僕も最初驚いたんだから。

「どうしたんだ?」
「・・・何アレ」
「あぁ、アレは死ぬ気モードっていうやつだゾ」
ニヤリと笑いながら赤ん坊はそういった。

・・・人間離れしてるでしょ。

「フゥ・・・あれ、錬さん?」

僕に気付いたのか彼は僕の表情を見た。


    仮面をつけた、彼と僕が、顔をあわせる。


「知り合いだったのか」
「まぁね。只の友達だけど」
「キミから友達という言葉が出るなんて珍しいね」
「そりゃあ僕だって人間だよ。ソレ位いるさ」

戯言だけどね。

「あ、錬さん、一緒にお茶しませんか?」
「・・・うん」
僕は、彼の家へ入った。


いーちゃんは帰ったけどね。

Re: 僕の戯言日誌—REBORN×戯言— ( No.7 )
日時: 2010/05/11 18:16
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

—ちょっとしたアトガキ—

戯言シリーズ難しいですね・・・。
でも、頑張りたいと思います。
ゆっくりと、書いていこうと思いますんで!


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。