二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- あまりにも遠くて近い存在のキミ—REBORN—
- 日時: 2010/05/25 17:03
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
クリック有難うございます!
今回は結構難しく書きたいと思います。
理解が無理って方とか、
イヤだって方はUターンを!
嫌われでは無いです一応。
一話一話が短いと思います・・・。
頑張ります!
・目次
第零話
第一話 桜の木の下
第二話 大空が二つ
第三話 ボンゴレリング二つ
第四話 情
第五話 巡る感情
第六話 幻想世界
第七話 無題
第八話 初代大空
第九話
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- Re: あまりにも遠くて近い存在のキミ—REBORN— ( No.6 )
- 日時: 2010/05/25 15:01
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第四話 情
「・・・ん」
眼を開ければ病室らしかった。
起き上がって周りを見れば、一人の男が居た。
「お、起きたか」
「Drシャマル・・・?」
「何でお前俺の名前知ってんだ?」
あぁ、そうか、
このDrシャマルは俺の知っていて知らない奴だ。
俺は納得して、シャマルの顔を見た。
「にしても本当に似てるな、ボンゴレ坊主と」
確かに。
俺はもう一度納得した。
「入るよ、シャマル」
「お、ボンゴレ坊主。今調度起きたところだ」
扉から入ってきたのは俺にソックリな少年。
俺に近づいて来た。
「お前、何者だ?」
「・・・だから、ボンゴレ十代目なんだって。信じられないかもしれないけど・・・。俺は多分・・・」
俺は、多分。
「違う世界から来た」
「・・・」
綱吉は少し黙り、口を開いた。
「・・・信じるよ。行く所が無いんだろう?しばらく、ここに停まりなよ」
「有難う」
俺は笑った。
「!」
「?」
「・・・つまりよー・・・今日からコイツボンゴレニ入るってことか?」
綱吉は頷く。
「にしてもお前にしては珍しいじゃねぇか。ボンゴレ坊主。お前はリボーンに他の人間に情を移すなって言われてたんだろ?」
「・・・」
彼はその言葉を無視して、前を向いた。
「来い」
「ん」
- Re: あまりにも遠くて近い存在のキミ—REBORN— ( No.7 )
- 日時: 2010/05/25 15:46
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第五話 巡る感情
「リボーン」
彼は扉を開けると同時にその名前を言った。
リボーンは俺を見据えた。
冷たい氷のような瞳。
心に深く突き刺さる刃のような——・・・。
「ツナ、そイツは誰だ」
「今日からボンゴレに入ることになった六条刹那」
それだけ言うと彼はデスクのイスに座った。
「宜しく・・・?」
「何で疑問系なんだ」
「・・・」
だって、初めてではないから、なんていえるはずも無く。
俺は只笑った。
「何でもないよ」
「・・・」
リボーンは黙った。
次の瞬間、拳銃をすばやく取り出し、撃つ。
「ッ・・・」
それを間一髪で避ける。
後ろの壁に穴があいた。
「・・・使えるな・・・」
カチャッと拳銃を仕舞った。
何が使えるんだ・・・?
「・・・刹那」
「何だ?」
もう早タメか・・・。
「部屋教えてやるから来い」
「あ、あぁ・・・」
いきなり手を握られ、スタスタと歩き始めた。
バタンッ——・・・。
「・・・アイツ・・・」
◆
「・・・」
「・・・あ」
すると曲がり角から隼人らしき人物が現れた。
「十代目・・・その方は・・・?」
「新しくボンゴレに入った奴」
短くそれだけ答えると、彼の隣を通った。
俺は去り際に。
「隼人。また後でな」
「・・・」
彼は無言だったけど、祖の眼に涙が浮かんでいるのが判った。
◆
「ここ」
「すまないな、」
俺はそれだけ言うと部屋に入った。
普通の部屋だった。(そんな訳無いが)
「・・・じゃあ、俺が呼んだら来い」
「あぁ」
バタンッ——・・・。
「・・・——」
—俺が、守ってやる、絶対に—
「・・・——アイツの訳が無い」
俺は、それだけ言うと自室へ向かった。
- Re: あまりにも遠くて近い存在のキミ—REBORN— ( No.8 )
- 日時: 2010/05/25 16:00
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第六話 幻想世界
俺は部屋のベッドに腰掛け、ボンゴレリングを見つめた。
「何で、俺は異世界に来たんだろう・・・」
そんな事、白蘭でさえ、不可能に近いというのに。
第一、同じ人物が同じ世界に居れば、どちらかの世界が消滅するはずでは・・・?
「・・・ワカラナイ」
俺はそう呟いて、バタッと仰向けになる。
手を天井に上げて、ボンゴレリングを見つめる。
「・・・そういえば」
何時か、リボーンが居てったな・・・。
縦時空軸の奇跡、横時空軸の奇跡・・・。
もしも、もしもその二つが重なり合ったら?
「・・・」
ありえる訳が無い。
俺はそう確信して、眼を閉じた。
ザァァアァアァアァ・・・。
「・・・ここは・・・」
『オヤ、お久しぶりですね、刹那——・・・』
「・・・骸?」
『ハイ、どうやら・・・何かの誤作動で僕は違う世界に居るあなたの精神世界に迷い込んでしまったみたいですね・・・』
俺の世界の骸は、そう言ってクフフ、と笑った。
「お前は・・・知ってるのか?この原因を」
『・・・——それは、彼方が答えを見つけるべきです』
「・・・」
俺は、俯く。
「・・・骸」
『何ですか?』
「・・・また、会おう」
『・・・ハイ』
俺の世界の骸は笑って、俺は、精神世界から姿を消した。
『・・・皮肉ですね・・・』
骸は悲しげに、呟いた。
- Re: あまりにも遠くて近い存在のキミ—REBORN— ( No.9 )
- 日時: 2010/05/25 16:35
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第七話 無題
「・・・」
あれから数時間が経って俺は眼を覚ました。
起き上がって、空を見上げる。
空など見えないが。
「・・・」
「刹那、入るぞ」
ガチャッ——・・・。
入ってきた綱吉は俺を見た。
「・・・来い」
「うん」
俺は立ち上がって綱吉の手を握った。
◆
「ここだ」
がチャッと扉を開ければ、そこには守護者が全員揃っていた。
俺は改めて笑う。
「・・・始めまして、俺は六条刹那って言います。ボンゴレに入ることと成りました宜しく」
俺は笑う。
「「「「「「——・・・!!」」」」」」
全員が驚愕に染まった。
だけど俺はそんな事知る由も無い。
「で、俺はどうすればいいんだ?」
「・・・色々部屋周りとか覚えればいい」
「あぁ、そうする」
俺は笑いながら部屋を後にした。
「・・・ツナ、お前・・・」
「・・・」
◆
俺は一度自室に向かう途中、額縁に眼が留まった。
「・・・コレは歴代ボスの・・・」
俺は、初代ボンゴレの額に触った。
「!?」
ボンゴレリングが光り、オレンジ色の光が俺を飲み込んだ。
- Re: あまりにも遠くて近い存在のキミ—REBORN— ( No.10 )
- 日時: 2010/05/25 17:02
- 名前: 蒼炎 (ID: X9/3/8Rv)
第八話 初代大空
「——・・・」
ゆっくりと、眼を開いた。
「ここは・・・」
そこは、青空が広がる空間——継承の場だった。
「何で・・・」
「待っていたぞ・・・もう一人の・・・ボンゴレⅩ世」
声のした方向を見る。
初代ボンゴレ——ジョットが、そこに立っていた。
「初代、ボンゴレ——・・・」
「お前は、この世界がどんな物かわからないだろう」
「!」
初代ボンゴレは、右手の拳に炎を灯す。
綺麗なオレンジ色の炎——・・・純粋な、大空の炎。
「・・・——お前に、頼みがある」
「頼み・・・?」
「お前に・・・この世界のボンゴレⅩ世助けてやって欲しい」
「・・・助ける・・・」
—お前は、人を助ける資格も無い!—
—この、化け物が・・・—
—何、あの子・・・本当気味が悪い・・・—
「・・・俺に、」
「貴様にしか救えないんだ」
「!」
「・・・頼む・・・」
初代ボンゴレが悲しげな表情をする。
「・・・ワカリマシタ」
「・・・有難う」
すると俺の体は炎に包まれ、消えていくのを感じた。
「・・・——本当にあの子を認めるつもりですか?」
D・スペードが現れ、俺にそういう。
「あぁ・・・あの子は、相応しい」
「・・・——本当、皮肉です」
D・スペードは憎らしげに呟いた。
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