二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ワンドオブフォーチュン 虹の魔法姫
- 日時: 2010/05/28 22:28
- 名前: 日向 (ID: zRIiH/oV)
【挨拶】
何度もすみません、日向です。
前回は失敗作としてスレッドをロックしましたが、またのお付き合いよろしくお願いします!!
【注意事項】
1:駄目文を書きます。
2:亀更新で更新されます。
3:タメ&呼び捨てはOKです。
4:気軽にコメ書いて結構です。
5:本作主人公のルルは一キャラクターで、アミィEDになってます。
6:エドガーやオリジナルキャラが出てきます。
主人公紹介 >>01
Prologue >>02>>03>>04>>05>>06>>07
第1話 始まりの日
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- 主人公紹介 ( No.1 )
- 日時: 2010/05/30 16:18
- 名前: 日向 (ID: zRIiH/oV)
☆名前☆
中村リク
☆年齢☆
15歳
☆身長☆
163cm
☆性格☆
明るく正義感が強いが怒ると怖く誰にも逆らえない雰囲気を持つ。頼まれたら断られないタイプで誰かに頼られ勝ち。
裏表無く、真っ直ぐで思ったことは素直に話す稀に見る正直者だが時々悪賢い
☆容姿☆
髪:腰まである赤橙色の長髪
瞳:澄んだ赤橙色
☆服装☆
制服:着崩しはしておらず、スカートの丈は足の膝上。靴下は黒のニーハイで靴は茶色の革靴
私服:主に動きやすさ重視のシンプル系を好んできている
☆媒介☆
平らのリングペンダント 色は金色で模様は魔法陣
☆属性☆
不明
☆備考☆
地元の高校に通う高校1年生。両親は赤ん坊の頃に亡くし、養護施設で暮している。器用で特技はお菓子作りと木登りと裁縫。
容姿がまるでお姫様にそっくりと言う理由から【姫っち】と呼ばれている。学校では人気はあるが、目立つのは好きではない。
ある日学校の七不思議の一つ・【異次元の扉】に巻き込まれミルス・クレアの世界へやって来る。
魔法の腕は未熟だが順応力が高く、一度教わったらいつの間にか使えるようになっている。成績はあまり悪くない。
魔法媒介であるペンダントは母親の形見で、ペンダントをしている理由で風紀の先生に毎朝追いかけられている。
中学時代は演劇部に主役の代役として何度も駆り出された事があり、その所為か演技が得意になっている。
- Prologue ( No.2 )
- 日時: 2010/05/30 16:18
- 名前: 日向 (ID: zRIiH/oV)
——時は満ちた。
そなたは、我らの元に来るのが今が運命の時。
さあ、その扉を開き我らの元に現れよ、虹の魔法姫よ——・・・
誰かが、あたしを呼んでいる。
それはとても優しく何故か逆らえない声。
これは、夢?
それとも——・・・
- Prologue ( No.3 )
- 日時: 2010/06/01 18:20
- 名前: 日向 (ID: zRIiH/oV)
天気は快晴。5月下旬の今は暑いのか寒いのかあやふやな時期。そんな中、あたし、中村リクは——。
「ゴォォォォォラァァァァァ!!待てぇぇいいっ、待たんかソコ、中村リク!!」
「待てませんっ」
只今鎌を片手に持つ風紀の先生に追いかけられ中です。
「そんなので追っかけられて待てるワケないですよっ」
「今日こそっ・・・・・・今日こそその風紀違反のペンダント!!外してもらいますっ」
「だからこれは絶対に外しちゃいけないって何度も——」
「だから無理矢理外してあげるのよっ」
「ひぃっ!それは御免蒙ります!!」
ギラリと黒く輝く鎌と先生の眼鏡の鋭い輝きであたしは悲鳴を上げてスピードを上げる。
先生の言うペンダントは、あたしが今首に提げている金色に光る平らのペンダントリング。
このペンダントは——・・・亡くなったお母さんが持っていた大事な形見だし、アイリ先生との約束があるから絶対外せないの!!
アイリ先生はあたしが8歳まで養護施設で働いていた女性。とても綺麗であたしのお母さん代わりで大好きだった先生。
何故ペンダントを外せないかは昔の約束があるからだ。
——それは、まだあたしが3歳だった頃。アイリ先生がつみきで遊んでいたあたしにあのペンダントを掛けてくれた。
『リク、これは貴女のお母さんのペンダントよ。これは、貴女を危険から守ってくれる大事な【お守り】よ』
『おまもり?』
『そう。絶対に寝る時とお風呂に入る時以外には外しちゃダメよ。外したら、大いなる力が貴女を潰してしまうから・・・・・・』
その時の記憶はアイリ先生と過ごした中でとても鮮明でリアルで何時思い出しても身震いしてしまう程だった。
好奇心で外そうと思ってもその時の言葉を思い出すので未遂。しかもその翌日にはプチ不幸が起きる。
その所為かどの学校に行っても風紀の先生に追いかけられるわ、ワルい生徒達に目をつけられる。何より——
「リクー、ファイト——!」
「がんばれー!予鈴鳴っちゃうよー?」
「毎朝頑張ってるねー!今日ジュース奢るねー!」
何より、目立つ!!目立つ事が嫌いなあたしにはとても嫌だ。入学して1カ月で既に毎朝恒例になった追いかけっこ。
それでクラスの女子に応援を受けられるがあんまり嬉しくない。だって、みんなあたしの逃げ足がどんなに速いか興味があるから!
あたしだって、好きでこんな事しているわけじゃないのに・・・・・・・・・。何で?
その後、風紀の先生を上手く逃げ切ったあたしは予鈴が鳴るギリギリで自分のクラスにたどり着いた。
「つ、疲れた・・・・・・」
机でうつ伏せになるあたしに同じ養護施設で暮す親友の撫子と希がよってくる。
「未来、お疲れ。毎朝大変だね〜」
「希〜・・・・・・あんた何でいつも早く学校に行くのよ〜・・・・・・」
「だって、あたしもあの追いかけっこの巻き沿いを喰らいたくないしね」
「うう〜・・・・・・薄情者〜・・・・・・」
隣で呑気にりんごジュースを飲む希を睨むあたしに撫子は笑いながらあたしの頭を撫でる。
「でも、未来はよく頑張ってるわ。文化祭も4,5週間しかないのに毎朝恒例の追いかけっこしてるもの。私には到底無理だわ」
「あ・・・・・・そうだ、文化祭・・・・・・」
撫子の言葉に6月に行われる文化祭のことを思い出した。それと同時に望みも何か思い出したような顔をする。
「そうだよ、文化祭!!我ら1年B組の出し物、演劇の主役が元気無くてどうするの!?」
その言葉が合図かのようにバシンッ!と希があたしの背中を叩く。
「痛い!!・・・・・・何であたしが劇の主役なの?主役なら撫子か希の方が適任だよ」
「私はお芝居と料理は苦手だから、無理よ」
「あたしも。すぐ緊張するから劇台無しにしちゃうし」
「・・・・・・確かに」
希は活発でスポーツ万能の女子の憧れの的。撫子は大和撫子の鑑といってもいいほどの美少女だが、芝居と料理は壊滅的。
希はすぐ緊張するから何をやってもダメ。撫子は演劇の練習で台詞を読む時全部棒読みと酷い有様。
料理も希は生死を彷徨わせる料理を作るわ、撫子はナスを千切りにしようとか奇抜な発想をさせる。
・・・・・・多分、みんな嫌な予感がしてあたしを選んだと思う。
「それに!リクは中学に何度も演劇部に駆り出されてたじゃん!」
「そうよ。リクが演劇で主役をやったのが十数回以上。とても凄い経歴だわ」
「イヤ、それは何でが知らないけど主役の人が本番数日前に病院送りされてるからでしょ」
同時演劇部で主役をやる人が何故か全員不幸体質で本番数日前には必ず病院送りにされている。
その度にあたしを主役の代役として駆り出されている。・・・・・・そうなる前に事前に台本を渡されるしね!
「ま、リクは頼られたら断れないタイプだしね〜。所謂姉御肌?」
「・・・・・・オイ」
「まあ、ともかく。文化祭も頑張りましょう」
「・・・・・・そうだね」
あたしの諦めた返事と同時に予鈴が鳴り、授業が始まった。
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