二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 黒い鎖の拘束者—REBORN—
- 日時: 2010/05/31 11:59
- 名前: 刹那 (ID: X9/3/8Rv)
クリック有難うございます!
この小説は主人公が最強&孤独です。
嫌われではないです一応。
でもってリボキャラはメチャクチャ黒かったりしてます。(つまりキャラ崩壊)
でもって、ザンザスやらミルフィオーレなど・・・和解してます。
10年後設定です!
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- Re: 黒い鎖の拘束者—REBORN— ( No.1 )
- 日時: 2010/05/31 11:22
- 名前: 刹那 (ID: X9/3/8Rv)
第零話 前兆の風
—サミシイ?
寂しくなんかないさ。
—クルシイ?
苦しくなんかない。
—ツライ?
辛くなんて、ない。
—ねぇ、キミはずっと、誰を待ってるの?
・・・判らない。
私は誰を待ってるのかなんて、判らない。
—キミは、シニタイ?
・・・・・・・。
判らない。
ザァアァアァアァアァア・・・。
不自然な風が吹く。
その風は、不快なほどに生暖かい風だった。
- Re: 黒い鎖の拘束者—REBORN— ( No.2 )
- 日時: 2010/05/31 11:42
- 名前: 刹那 (ID: X9/3/8Rv)
第一話 少女は少年
「おはよう、月夜」
「・・・眠い」
「朝から第一声がそれか」
僕は青崎月夜だ。
此処はある大学。
此処で僕は授業を受けている。
「相変わらず気だるそうだなー」
「・・・まぁね」
僕は愛想のない声で返す。
「そんな無愛想な表情してたら男が近寄ってこないぜ、お前顔立ち良いんだからもっと愛想良くしろ」
「無理だよ」
「・・・(汗)」
僕は即答で答える。
一応女だけど、もう捨てた。
僕は僕を捨てた。
名前さえも、変えて。
「・・・まぁお前がそれでいいならいいけどよ」
ちなみに先程から喋ってるこいつは同じ大学生の赤神純也。
僕の——友達だ。
結局は他人なのだけど。
「・・・?」
僕は後ろを振り向いた。
何もない。
当たり前だ。けど・・・。
「?どうした、ツッキー」
「・・・ツッキー言うな」
僕は、無表情で突っ込み返した。
◆
「・・・」
帰り道。
寒気がした。
「・・・」
僕は無言で振り向いた。
「・・・見つけた・・・」
「誰?」
金色の男の人は、何も言わず目を閉じた。
「・・・!なっ・・・」
体が、透けていく感覚を味わった。
浸透していくような感覚。
僕は、体の浮遊感に気持ち悪さを感じながら、意識を闇に静めた。
◆
「・・・何処だ此処」
森だ。
そんな事は判っている。
そんな事より何で僕がこんな所にいるかというのが問題だ。
辺りを見回してみる。
「・・・」
ただの森だ。
「・・・誰か居る」
だけど、気配は感じた。
誰かの気配。
近づいてくる・・・。
「・・・来た」
ガサガさガサッ
「・・・!」
「・・・誰だ貴様」
拳銃を構えた男の人が立っていた。
ザァアァアァアァアァアァ・・・。
不吉な風が吹き荒れた。
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