二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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凍りつく大空の時の狭間で—REBORN— 《第一章 来襲》
日時: 2010/06/21 15:25
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

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【Inside of storage sinking in the derk】

—闇に沈んだ記憶の中。

【I started the breaking sense.】

—俺は壊れていく感覚が走った。


主人公は神崎家と呼ばれる日本最強の名家の最後の直系。
ヴァリアー編前、ヴァリアー編、未来編・・・。
どんどん書いていきます!


『覚悟して、』

『読んでね?』






・目次
第零話 断ち切る覚悟
《第一章 来襲》
第一話 観覧者側
第二話
第三話
第四話
第五話

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Re: 凍りつく大空の時の狭間で—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/06/21 14:32
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第零話 断ち切る覚悟


—神崎家最後の直系が女だと?

—ありえない・・・

—だが、神崎家を受け継ぐのは最早・・・。


五月蝿く騒ぐ周りの大人達。
私はギュッと、くまのぬいぐるみを握った。

—フワッ・・・


—なら、男の子になればいい。


一人の大人が私の耳元で囁いた。

別に自分は直系とか、血とか、関係なく存在して居たかった。
拒まれ続けるくらいなら、男の子に、なればいい・・・。
私は、身近にあったナイフを手にとった。

—バサッ

髪を切り落とす。
そして、《俺》は声を張り上げた。


「俺は!神崎刹那だ!」


誰でもない、神崎刹那・・・それが、俺の覚悟だった。

Re: 凍りつく大空の時の狭間で—REBORN— 《第一章 来襲》 ( No.2 )
日時: 2010/06/21 15:24
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 観覧者側


「・・・」

『窓の外を見据える少女が一人、このクラスには居る。
誰とも付き合わず、友達も居ない。
勿論本人はどうでもいいとか考えている。
眼鏡をつけて、金色の髪を三つ編みにして後ろに下げている。
顔立ちは中世的で、堂顔。』


「・・・堂顔は余計だろ」


俺は学級新聞を見上げ、一人呟く。

その新聞には何故か俺の特集。
堂顔は余計だろ。
て言うか失礼極まりないだろ。

「・・・誰だ、この新聞作った奴」

俺は後ろの生徒に聞いた。

生徒の眼には怯えが写っている。

「あ、えと・・・せ、生徒会長です・・・」
「生徒会長・・・」

そういえば並盛中学の生徒会長は知らない。

俺はバリッと音を立てて新聞を破った。
「・・・」
「折角作ったのに勿体無いなぁ、神崎さんよぉ」
後ろを振り向かずとも判る。

イヤイヤながらも振り向いた。

リーゼント風の男達が立っていた。

「『折角作った』って言うのは・・・君たちが作ったの?」
「いや?我らが会長!沢田綱吉様が作ったものだ!」

何故こんなに眼をキラキラさせているのか判らない。

しかし、

「沢田綱吉ね・・・」

バリッと更に新聞を破く。
紙切れにしてはらはらと廊下に散らせた。

「あッ・・・俺が折角作った新聞・・・」

俺は今度は前を見た。
彼が沢田綱吉と言うらしい。

俺はイラッとした眼で見た。

(コレでもしも、俺がこの中学に居ることを知られたらどうするつもりだ、)

只ではすまないだろう。
俺を狙って殺そうとする殺し屋が多発して一般人をも巻き込むつもりだろう。

「ふぇっ・・・俺、折角作ったのに・・・」
「テメェ!ぜってぇゆるさねぇ!」

(先程からの言動を聞く限り、コレはボーイズラブと言う奴か?)

俺は殴りかかってくる不良生徒を見下すように見据えながら、俺は呑気にそう考えていた。

「うぉらぁ!」

—ガッ

「なっ・・・」
「俺を殴ろうとするならもっと体の使い方を知れ」

—ガッ

「ぐはっ!」

俺は男の腕を握ったまま、腹を膝で蹴り上げた。
男は倒れた。

「・・・」

俺は視線を沢田綱吉へと合わす。
「この新聞、生徒会長でも許せないな。俺に関われば全員只ですまないんだ・・・」

最早原形をとどめぬ新聞の破片を集め、バッと俺は人間ではありえない新聞の復元をさせた。

沢田綱吉はソレを見て眼を丸くする。


「勝手に俺の名を新聞で表すな」


バリッと、今度は、粉々に粉砕した。


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