二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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《愛し方が判らない》—REBORN—
日時: 2010/06/21 20:10
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

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—《愛し方がわからない》byボンゴレファミリー

—君の愛し方が、判らないんだ・・・。


昔からの雲雀の幼馴染の主人公と、ボンゴレファミリーの皆との物語。
主人公は雲雀以上の戦闘能力を秘めてます。






・目次
第零話 判らない感情
第一話 無題
第二話
第三話
第四話
第五話

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Re: 《愛し方が判らない》—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/06/21 19:56
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第零話 判らない感情


僕が小さなコロ。


君は笑顔で僕に話しかけてきた。

無謀で何時も僕はそんな彼女にイライラしていた。

彼女にじゃないかもしれない。


—この、変な感情の正体にイライラしていたのかもしれない。

僕はとにかく、そんな存在が嫌で、トンファーを振るった。

彼女は入院行き。

だけど、次の日、無理して僕に会いに来た。


『恭弥!俺、強くなるからな!』


そう言って笑顔で、純粋な微笑みで、僕に笑顔を振舞った。


—ワケガワカラナイ。


君は僕が知らない物を持っている。

僕は、彼女に、イライラで、

暴力を振るうのを止めた。

彼女は何時も僕に笑いかけ、自然に振舞う。

にしても、ワカラナイ。


—コノカンジョウハイッタイナニ?

Re: 《愛し方が判らない》—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/06/21 20:09
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 無題


「ツナおはよー」
「おはよう、刹那」

俺はニッコリと笑いかける。

刹那はダルそうにしながら長い金髪を括った。
すると刹那のポケットから電子音が鳴った。

「携帯・・・」

耳に当てて、慌てて俺に言った。

「ツナ!俺、恭弥に呼ばれてるから、先行くな」
「・・・うん」

俺は刹那を出迎えた。
俺と刹那は、別に特別な存在じゃない。

だけど、時たま刹那を見て。


—オレダケノモノニシタクナル。


何で何時も雲雀さんの所に行くんだ。

雲雀さんよりも俺が長く一緒に居てあげてるのに。

苦しい。

「ッ・・・」





「恭弥、遅れたッ」
「・・・遅いよ・・・」

フワァ、と欠伸をしながら僕は彼女を見た。

相変わらず風紀を乱すような格好。
黒いスーツ姿で登校する奴なんて始めてみるよ。

「後で謝らないとな・・・」
「誰に?」
「ツナだよ」
「・・・」

あの草食動物か・・・。

僕は少しだけ溜息を吐いて、彼女の顔を見た。

「ねぇ、僕って欠落人間だと思わない?」
「何で?」
「だって、昔にそう医者に言われたから」
「・・・」

彼女は考えるそぶりを見せて、笑った。

「まぁ、そうだろうな」


—ソウダロウナ?


「恭弥はまだ、知らないだけなんだよ。判らないんじゃなくて」
僕は彼女が頭を撫でてきた手を、鬱陶しそうにはらったりなんてしなかった。
「言葉がわからないだけなんだ」
「・・・言葉が・・・」

—赤ん坊のように、只無知なだけなんだ。

彼女は笑いながら言った。
見透かしたように空の様な目が、空間を映していた。
僕はそんな彼女の眼を見る。

「ん、じゃあな恭弥、俺、授業あるから」
「・・・そう」

彼女は、屋上を後にした。


—言葉がわからないだけか・・・。


「・・・」


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