二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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感情交差。【銀魂】
日時: 2010/07/02 22:20
名前: 夜湖 (ID: e65Hbqlh)

クリックありがとうございます。
初めまして、夜湖と申します。
ここでは銀魂の短編、長編など色々書いていきたいと思っています。
ほとんどがカップリングです。
目次から好きなものをお選びください。

    —目次—
・一輪(沖→銀妙) >>1
・始まり(仔沖神) >>2 >>7


それではほんのちょこっとですが注意事項を。

※注意事項※
・作者が未熟者です。
・荒らし目的の方はお戻りください。

では、どうぞ。

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一輪【沖→銀妙】 ( No.1 )
日時: 2010/06/30 23:22
名前: 夜湖 (ID: e65Hbqlh)

「あら、沖田さん」

綺麗な声に振り向く。
そこにはやわらかな、そして美しい笑顔があった。
大きな花束を抱えていて、彼女の笑顔はその花達の華やかさに負けてなどいなかった。

「どうしたんですかィ、そんなでかい花束。
 持ちましょうか?
 何かめでてぇことでもあったんですか」
「大丈夫、自分で持てるわ。
 そうね、おめでたいことよ」

彼女はベンチに腰をおろすと、コスモスのまわりを二匹連れ添って飛ぶとんぼを眺めた。
何かを待っているのだろうか。

「秋は……好きですかィ?」
「ええ、好きよ。すごしやすいし、何より夕暮れが綺麗なの。それに……」
「お妙!」

彼女は遠くから聞こえたその声にすぐ反応した。
彼女は声が聞こえた方に向かって笑っていた。
さっきよりも美しかった。
自分に向けてそんな顔で笑ってほしかった。
彼女は立ち上がると、花束から一輪だけ抜き取り、
渡してくれた。
きれいな薄桃色のコスモス。

「じゃあ、またね、沖田さん」

小走りにかけてく彼女に手をふる。
彼女は名前を呼んだ男のところまでくると、またさっきのような笑顔で笑い、二人で歩き出した。

あの二人の中に、自分の入る余地はない。

始まり【仔沖神】 ( No.2 )
日時: 2010/06/30 23:33
名前: 夜湖 (ID: e65Hbqlh)

「私初めてネ!こんな楽しいところ、来たことなかったアル!」

チャイナ服を着たかわいらしい少女が屈託のない笑顔を見せながら、はしゃいでいる。
まわりには二階建て、三階建ての建物が軒を連ね、たくさんの看板がぶら下がっていた。

「パピー!私あそこでお団子食べたいアル!」

少女はある茶屋を指差した。
その茶屋では美しい娘が働いており、少女に気づくとにこっと笑いかけた。
さて、今少女は西から東の方へ歩いているのだが、その時東から西へ歩いてくる一人の幼い少年、二人の男がいた。


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