二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夜明けの光に照らされて【Zektbath】
日時: 2010/07/14 14:07
名前: フェレスト ◆bULPNraYOU (ID: vG.R/Y1J)

zektbath様、
MAYA様、
KONAMI様、
いろいろすみません、
書かせていただきます。

ほんっとすみません。
ファンの方にも申し訳ありません。
がんばりますので見てやってください!

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Re: 夜明けの光に照らされて【Zektbath】 ( No.1 )
日時: 2010/07/14 14:51
名前: フェレスト ◆bULPNraYOU (ID: vG.R/Y1J)

prologue

かつてこの星で発掘された謎の宝玉リスタチアは
この星に共に暮らしていた8つの種族に
それぞれ数々の奇跡と栄光をもたらしていた


しかし多くの恵みを与えられた8つの種族は
次第に互いの恵みの違いについて意識するようになった
1つの些細な羨望から欲望が生まれ
この星にかつて存在しなかった様々な感情が
大きなうねりとなりこの星を覆った
しばらくして8つの種族はそれぞれの恵みを
己の力の誇示だけに用いるようになった
力と力が激しくぶつかり合い
大きな戦争が長い間続いた


奇跡の宝玉リスタチアは
もはや破壊の道具でしか無くなった


6つの種族が絶滅した時に戦争は終わった
荒れ果てた星に残されたのは2つの種族のわずかな者達だけであった


ヒュミナ種はあくまでもリスタチアの力にすがり
自分たちの繁栄により星を再生する事を願った
願いは次第に儀式化し
リスタチアを中心とした一つの大きな文化となった
それは後にトリスアギオンと呼ばれる1つの神器を中心にした
絶対的な種の教義となった


一方最も叡智に長けていたルフィナ種は
永遠の存続を考えた上
自分達の全能力を1つの意識複合体を創り上げた
意識複合体『Σ』はオリピエ岩礁群の地下深くで眠りについた


こうして星にはヒュミナ種だけが残り
長い年月を経て星は再び活気を取り戻してゆき
トリスアギオンにより大きな影響力を持つノイグラード王国が地上の覇権を握っていた





ゼクトバッハ叙事詩序章prologue より

Re: 夜明けの光に照らされて【Zektbath】 ( No.2 )
日時: 2010/07/14 15:18
名前: フェレスト ◆bULPNraYOU (ID: vG.R/Y1J)

story1 ノクスとマタン

fast.女王と反逆軍

私はマタン。
この王国の女王である。
私には弟がいる。
しかし顔も姿もわからない。
兵士も付きの者も
「もう命を落とした」と言っているが
私はあきらめられなかった。
絶対にどこかで生きているはず・・・
そう感じていた。

ある日、軍のファロが申し出た。

「マタン様・・・・」
「どうしたの?ファロ。」

ファロはとても申し訳なさそうに言った。

「貴女様の弟君に会いました。」

私はその言葉を聞いて飛びはねるぐらいの勢いで

「ほ、本当ですか!?
 よかったわ・・・。無事でしたのね。」
「はい、他の者にも優しく接し大変賢い方でした。」

優しくて賢い・・・
流石、私の弟だわ。

そんな私を見てファロはこう付け加えた。

「実はそのノクス様ですが・・・」
「ノクスが、どうしたの?」

私は聞き返すと
ファロは私に聞こえるぐらいの小声で

「ノクス様は反逆軍のリーダーでした。」

といった。
私はさっきまでの喜びが悲しみに変わった。

「それは・・・本当のことですか?」

私は静かに尋ねた。

「はい・・・実は・・・」






森の中に小さなテントがいくつもあった。
偵察とはいえ私は鎧を着ていたためか
その集落の者たちの視線は刺すように冷たかった。

そしてついに少年が私の前に出、
剣を構えた。
その少年はマタン様に似ていたのだ。

「おまえはいったい何しに来た!」
「私は旅の者です。ここへ迷い込んでしまって・・・」

私がそう言うと少年は私を全身を見て

「鎧、剣、そして勲章。まさかとは思うが
 王国の者ではないだろうな?」
「・・・・。」

少年は私の喉元に剣を向けた。

「王国の者か?」

冷たく問い詰める。
私はついにこういった。

「つかのことを申し出るがあなたは家族がいますか?」
「なんだ、自分の命が左右されているときに。
 いいだろう、教えてやるよ。」

少年は息を吸ってこう言った。

「僕の家族はこの集落の人たちだ。
 肉親でもあり、兄弟でもあり。
 しかし、僕の姉や友達は、
 王国に殺された。
 僕は恨んでるよ。日に日に憎悪も増してるよ。
 これが答えさ。満足か?」

少年は私を睨んだ。
なぜ少年は王国を離れここで反逆を目論んでいるのか・・・

私にはわからなかった。


next second.少年の過去


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