二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》
日時: 2010/07/22 20:26
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

がんばりたいと思います!
補習やら部活やらで最近大変ですが、更新がんばります!

:100クリック有難うございます!
実にうれしいです!


—夜空の使命

《全てを見透かしファミリーを在るべき存在へと導きある時はファミリーの敵となり仲間となる気ままな時空》

現在は未来編です。



・現在進行状況
—第一章— もう一つの原作の始まり 《日常編》
—第二章— 夜空と偽る霧 《黒曜編》
—番外編— ×××
—第三章— vsヴァリアー 《ヴァリアー編》 
—×××— 歯車
番外編で、またヴァリアー編に戻ります。
—第四章— 未来の夜空  《未来編》

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Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.51 )
日時: 2010/07/23 17:10
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

—第四ドック

「あの、えっと、スパナさん」

「何だ、ボンゴレ」

第四ドックでは、沢田綱吉はⅩバーナーの完成を見たいと言うスパナと共に居た。
スパナはパソコンを操りながら、沢田綱吉の話を聞く。
綱吉は、思いつめたように言った。

「刹那は、俺の、兄はこのアジトに居るんですか?」

スパナのパソコンのキーを叩く音が止まった。

「・・・沢田刹那の事か?」
「そ、そうですけど・・・」
「何か、知ってるのか?」
リボーン(ホログラム)も、話に参加した。
「沢田刹那は——数日前に、監禁されたと聞いたけど」
「監禁———?」

「ん。裏切りによっての監禁」

綱吉とリボーンは目を見開いた。
裏切り——その言葉は、何度も刹那から聴いた言葉だった。

「何の裏切りだ?」
「確か、この時代のボンゴレに情報収集をしてたって聞いてるけど」
「———つまり、スパイって事?」
「そういうことみたいだな」
「あ、でも。十年前の沢田刹那がどうなったかは知らない」
「え・・・十年前の刹那が兄さんが来てるんですか!?」
「あぁ、ブラックスペルとして」
「え!?」





「ゼェ、ハァッ」

俺は超直感を頼りに走り出した。
大体、判るから。

同じ超直感を持つなら——多分。

引かれあう。


—確か、昔もそうだった。


「!」
頭痛がして、俺はしゃがみこんだ。


「———」


『大丈夫だ。俺が——お前を殺す』


「が・・・」


『大嫌いで、大好きな俺の———』


「五月蝿い!俺は今!沢田刹那だ!」

自分でも何を言っているか判らなかった。

無理やり立ち上がり、俺は広い廊下を走り出した。



—大空を見る為に。

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.52 )
日時: 2010/07/23 17:42
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

スパナから、《丸い装置》の事を聞き出した沢田綱吉は、改めて覚悟した。

「入江正一を捕まえて、俺達が過去へ帰る方法を白状させるんだ!」
「だな」
「何に気づいたって時既に遅しだよ」
「!」
第四ドックの入り口に居たのは、アイリスと死刑隊だった。
「アイリスと死刑隊・・・」

—ボォッ

「下がっていろ」





「何!?沢田刹那が逃げ出した!?」
『ハイ、部屋はもぬけの殻でして———』
「もっと良く探せ!」
入江正一はいきりだっていた。
モニターに向かって叫びだす事によって、ストレスと緊張が高まっていた。
そして、クローム髑髏達の出現。

いや、そんな事よりも一大事なのは——。

「やはり、あの沢田刹那なだけある・・・」


—俺は、綱吉の元へ帰らなければいけないんだ。


十年後の、彼がそう決意を表したときのように。
現在—イマ—も同じ事態が起こっている。
「・・・」
入江正一は、モニターを見直す。

「沢田刹那を見つけ次第——夜空のボンゴレリング回収を優先し、沢田刹那を殺してもかまわない」





「・・・ゲホッ」

俺は、一つの部屋で立ち止まる。
このブロックの中で、誰かが戦っている。

俺は、そのブロックの扉を、開けた。





「沢田刹那!」

「「!?」」

スパナの声によって、戦闘は一時中断した。

扉のところに居たのは、紛れも無い自分の兄——沢田刹那だった。
息を荒げながら、その場に立っていた。
「刹那!?」
「おや、何処の誰かと思えば・・・。ブラックスペルの沢田刹那様じゃないか」
アイリスが口元を歪め、笑った。
ユラリと、刹那が前を向いた。
左目の眼帯を外し、その目には黒い炎が灯っていた。

「ブラックスペルは、・・・辞退したさ」

「!?」





「ブラックスペルは辞退した」
「どういうことさ、それは———」

—ビュッ

俺はグローブを手にはめて、構えを取った。

「こういう事だ、アイリス」

「・・・裏切り者って事、さね・・・」

アイリスの目を見ながら、死刑隊を見た。
人ならざるもの。

実験によって——改造された存在。

肉体増殖された——死刑隊。





「ボンゴレとスパナ、そして沢田刹那を四番ドックに発見!アイリスからの映像です!」
入江正一はそのモニターを見ていた。

『見ての通りさね。ボス。スパナの馬鹿と沢田刹那が此処の情報流してたよ。一緒に殺っていいね』

「ハァ・・・まさかな」


—スパナは、計算外だったな。


「わかった、許可する」

「あいよ」

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.53 )
日時: 2010/07/23 20:06
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

「Ⅹ・バーナー!」

綱吉のⅩバーナーと言う技の完成形態を見て、俺は酷く安心した。

強くなった。

コレで——綱吉には、俺はいらない。

そして——三ブロックが消失。


「行くぞ、刹那」
「口が達者になったな綱吉」
「(う・・・)・・・兄さん」
「ハイパーモード相手に説教をするとはな」
「綱吉は綱吉だろ」
そういって俺はブラックスペルのマントを脱いだ。
「そうそう。リボーン」
「何だ?」
「大空を見たよ、俺は」
へラッと笑ってそういってやった。

大空と言われる——アルコバレーノを俺は見たんだ。

「死ぬ気丸は持ってるか」
「あぁ、護身用に」
そういってカプセルの中の死ぬ気丸を飲んだ。


—ボォッ


額と瞳に炎が宿る。

ノッキングするような炎は、純粋で暗い夜空の炎だった。
「そういえば刹那。お前は自分の属性の特徴を知っているか?」
「知らないな。そういえば・・・」
俺はリングの覚悟の炎を見て言った。
黒く、漆黒の炎。
「夜空の炎の特徴は、《支配》」
「・・・!」
支配、か。
なかなかいい炎じゃないか。
俺はそう思って、炎を消した。

「さぁ、行こうか」

「あぁ」

俺と綱吉は、再び手をつないだ。




—まるで、暖かくて。

—大空のような。

—あの人の、様な。

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.54 )
日時: 2010/07/28 12:54
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

—ゴォォォォォ…

綱吉が死ぬ気の炎を使って飛んでいた。

俺は只、歩いていた。

危ない、と綱吉に言われたが、俺は歩く。
超直感が継げている事でもあったし。
それに、俺の強さをなめないでほしい。
おくまで進めば、色々なトラップが仕掛けられていたが、俺はソレを避けていた。
綱吉は炎を使って盾にしていたが。
「!」
そして、おくには鎧の様な人間。

—まさか。

「——まずい・・・!」

俺はその鎧に恐怖を感じた。
そして、何よりも強く感じるのは———。
綱吉がその鎧の人間に拳を突っ込んだ。


—ドパッ


霧の炎が、舞い散った。

—霧の炎・・・!

そして、綱吉の体に切り傷が出来た。
「死ねボンゴレ」
刃が綱吉に向かって振り下ろされる。

—ガキィッ

グローブで、その攻撃を防いだ。





幻騎士・・・アイツは未来で———。

◆◆◆
今まで更新できなくてすいません!(汗)

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.55 )
日時: 2010/07/28 13:12
名前: 保持者 (ID: uT5MQLCg)

「良く見破ったといいたいが、」
「!」

綱吉は振り向く。

そこには鎧を脱いだ、幻騎士。
「相手が超直感を持つボンゴレである以上、驚きはしない」

—ブァァァァァ

周りの景色が一変した。
「幻覚を使うみてーだな」
「ボンゴレ!そいつが六ちょうかの幻騎士だ!」

——あぁ。

まただ。


『大嫌いと大好きは矛盾している』

『別にいいだろう』

『おかしい。お前は好きなのか、嫌いなのか』

『——決めなきゃいけないのか?』

『大体はそうだ』

『——じゃあ、俺は———。』


—そこで、記憶の回路は切れた。


気が付けば綱吉は怒り突っ込んでいた。
幻騎士に向かって。
だが、あたった存在は幻術。
強力な幻覚。
幻騎士は剣の太刀によって綱吉をなぎ払う。

「所詮子供」

背後に回った幻騎士が、両の太刀を使って綱吉を切った。

「ぐあぁぁぁぁ!」

地面に叩きつけられる。
幻騎士の周りに、霧の炎が集まっていった。

「・・・アルマメント・ダ・グエーラ——」

ミルフィオーレの資料は大体読んでいた。
あの装備は、大戦用装備。


——だけど、アイツは。


「ブラックスペルで、元ジェッソ・・・」


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