二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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゜*.+雪月花+.*゜ REBORN!
日時: 2010/08/12 11:45
名前: 白兎 ◆SaHSl/fBF. (ID: 7jEq.0Qb)
参照: 貴方も私の前から消えるのでしょう———?

お久しぶり…の方もいるのでしょうか?
元の名前は朔夜とか言ってました(・∀・)
とりあえず、はじめまして!!←

****


貴方は私はきっと置いてどこかへ行くのでしょう————

   だから、私は信用ができないのです。貴方を。



****

雪月花の姫君*

蕾*

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Re: ゜*.+雪月花+.*゜ REBORN! ( No.3 )
日時: 2010/08/13 22:36
名前: 白兎 ◆SaHSl/fBF. (ID: 7jEq.0Qb)
参照: 貴方も私の前から消えるのでしょう———?

*一分咲 01


————…なんでまた、こんな普通の学校に。


赤メッシュの黒髪を揺らしながら、少女は校舎を見上げた。


 『…なぜだか、酷く惹きつけられる』


彼女は、勉強なんかしなくとも充分な頭脳を持っている。

だけど、酷く雰囲気が似ている。


過去にいた彼らの雰囲気と少しかぶってみえた。


『———平和的、などとは言えないけれど』


どんなご時世であれ、多分この世にもマフィアはいる。


良く思い出せば、以前ここを訪れた気さえしてくる。


 ————懐かしい。


時の柵から解放された今、何故ここにいるかは大抵予想が付いたのだ。


マンションの一部屋で起き、周りの人たちは「おととい引っ越してきたでしょ」と口を揃えて唱えた。

…つい先程、目覚めたばかりなのだけど。


ご丁寧に、制服も用意してあって、ここまでの地図を記してあるメモまであった。


 ————多分、私に関わる何かが…


ふと、空を見上げれば少し曇っていた。


 『嫌な天気ー…』


なんだか、曇りは嫌いだ。


"あの人"を思い出す。


私は苦笑いしつつ校舎へ踏み込もうとしたときだった。


 「…もう、堂々と遅刻?転入生だって言うのに、随分余裕だね」


…!?


どこからか、声がする。

私は反射的に声のするほうへ身体を向けた。


そして、私は唖然としひざを付いた。


うそだ、彼が…いるわけがない。



 『—————…ア、ラウディ?』

Re: ゜*.+雪月花+.*゜ REBORN! ( No.4 )
日時: 2010/08/15 14:29
名前: 妃和(元・フェイト ◆rQeR1gg/Sk (ID: QVqy/8H6)

えええ!!
朔夜さんなんですか!?
ちょっとだけ、絡んだ記憶が……

まぁ、それはともかく!
すっごく先が気になります!!
憂妃の過去とか、罪とか!!!
やー、楽しみだなぁ♪
というわけで、お気に入り小説に追加しておきます!!
これからも頑張ってください☆

Re: ゜*.+雪月花+.*゜ REBORN! ( No.5 )
日時: 2010/08/15 16:51
名前: 白兎 ◆SaHSl/fBF. (ID: 7jEq.0Qb)
参照: 私はもう諦めない———消させない。


妃和さん>>

で、ですよね!? どっかで絡んだことありますよね!?
私も『フェイトさん』という名前の方と絡んでいた気がしていてww

改めてよろしくおねがいします♪


Σた、楽しみだなんて言ってもらえて、涙が止まりません((
しかも、お気に入りに入れてもらえるとは…←
憂妃の過去はちょこちょこ書いてくので、楽しみにしててくださいw

Re: ゜*.+雪月花+.*゜ REBORN! ( No.6 )
日時: 2010/08/15 20:31
名前: 妃和(元・フェイト ◆rQeR1gg/Sk (ID: QVqy/8H6)

いえいえ ^^
こちらこそよろしくです♪

やー、だって楽しみですしww
ワクワクですしww
是非楽しみにしてます☆

Re: ゜*.+雪月花+.*゜ REBORN! ( No.7 )
日時: 2010/08/16 11:56
名前: 白兎 ◆SaHSl/fBF. (ID: 7jEq.0Qb)
参照: 私はもう諦めない———消させない。


*一分咲 02



———目を疑った。



私に声をかけてきた彼は、校舎の窓からこちらを見ていた。


彼に良く似た、黒い髪に目。


言われた本人は、気難しげに眉間に皺をよせている。


私は、唖然としたまま彼に告げた。


『……貴方は?』


「……僕は、雲雀恭弥だけど」


「きょう、や……」


人違い、だったのか。


でも、良く似ていた。


アラウディの放つ雲の波動を、雲雀という彼は持っていた。


思わず、泣きたくなる目を必死に抑えた。


—————彼はアラウディじゃない。


ここで泣いても何も変わらないのだと、自分に言い聞かせて。


私は、立ち上がり制服を払うと雲雀に向き直った。


すると、怪訝そうに私を見ている。

腕には『風紀』という腕章が見えた。



————早く、行けとでも言うのか。



『…変なことを言ってごめんなさい。ちょっと昔の知り合いに似てたから』

「…へぇ」


私は、彼に軽く頭を下げればすぐに顔をふい、とそらされた。


 こんなところに、彼はいるはずも無いのに。


何を期待しているんだろう、私は。


少し自嘲気味に微笑んで、私は校舎へ入っていった。


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