二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【銀魂】現代から来た少女。
日時: 2010/08/21 15:20
名前: 萌歌* (ID: pVoFPF2t)

注意@
・内容?死んでるに決まってるじゃん。
・つーかグダグダすぎだろコレ。
・全体的に見て内容とか繋がりおかしい。
・てゆーか萌歌じたい嫌い死ねくそアマ。
というのが無理人はブラウザの戻るを即押す事をお勧めします。

prologue@

銀魂。
私が知ってる漫画の中で1番面白い。
特に、土方さんがかっこいい。
いつも銀魂の事を考え妄想してにやにやしてる。

いつも寝る前は銀魂の世界で自分を主人公にしたてあげ妄想で土方さんとのラブストーリーを繰り広げているなんて絶対人には言えないけどさ。
でも、本当に自分がそんな銀魂の世界に入っていくなんて———。



本編@


朝…か分からないけど目が覚めた。
「ん……」
うっすら目を開けて学校に行こうとベットの上に汚く置いてあるカバンを取ろうと手を伸ばした。
あれ、ない。
寝がえり打った時に落ちたのかも…。
もう一度手を思いっきり伸ばすと誰かの足に当たった。
「あ、目が覚めたのかィ?」
誰かに声をかけられた。
低血圧な私はその人が誰なのかをまだ理解していなかった。
でも多分アイツだと思う。
「双悟…どっか行ってて…起こすなよ…殴るぞ」
双悟=くそ生意気な弟。
アイツ私より4つも年下の癖に呼捨てだし、完全ナメてる。
にしても、双悟の足ってこんなにデカかった?
そう言えばこないだ思いっきり階段から落ちて骨折して包帯ぐるぐる巻きだったような?
あれ?
あちこち触りまくると双悟はどっか行ってしまった。
いや、双悟か分かんないけど。
パパかな?
でもパパは出張で札幌なはず。
ママは朝から仕事。
じゃあ今のは—
「総悟、なんで戻ってくんだ。目が覚めるまでアイツの傍に居とけって近藤さんに言われただろうが」
「土方さん、だってあのくそガキ俺の足触わりまくってどっか行けって言ったんでィ」
そうご?
やっぱ双悟だったんだ。
それに後から出て来た土方さんって銀魂のに居たような。
近藤さんつーのも居たな。
っとその前に学校!遅刻!
しょうがない、起きるか。
重い頭を上げると—
〈ズキっ〉
痛っ…。
頭が痛い。
「あ、土方さーん起きましたぜィ」
目の前に居たのは……誰?
でも亜麻色の髪、蘇芳色の瞳…この人…。
「沖田総悟…さん?」
間違えない。
「なんで俺の名前知ってんでィ、どこかで会ったかィ?」
「あ—いや—というかココは…」
「お、目が覚めたか」
そう言って障子の奥から出て来たのは、
「近藤さん…つか局長…」
え?これどうなってんの?
いやでも本当に沖田さんや局長が居るはずないでしょAHAHAHAHA…。
「おっ俺の名前知ってんのか!超能力か!」
いや、違いますけど。
似たようなもんだよなぁ。
じゃなくて、なんでここに沖田さんと局長が?
「近藤さん馬鹿言わないで下せェ。
世の中に超能力とか幽霊とかドラ○もんのタイムスリップとか言うのは有り得な—」
「いや」
沖田さんが喋っている途中に口を挟む。
「超能力とか幽霊は実現しないかもしれないけどドラ○もんのタイムスリップなら有り得ます…」
自分でも信じらんないけどでも本当にそれが起こってしまったのだから。
今。
ここで。
2010年8月20日。



有り得ない事が起こりました。



「…はィ?あんた何訳の分かんねェ事抜かして—」
「違うんです。本当なんです」
現実。
現実っておかしい。
「少し信じがたいかもしれないけど…話聞いてください」


*     *     *     *     *     *     *     *


「なるほど…そういう訳か」
私は今何が起きているか全て二人に話した。
大まかに私は2010年から来たって事。
その2010年に貴方達の漫画という物が存在するという事。
局長は私の話に相槌を打ちながら真面目に「うんうん」と聞いてくれた。
沖田さんは信じてないみたいだけど。
「分かった。俺は信じる…っとそういやお譲さん名前は?」
「あ、葛城です。葛城玲奈」
「俺の名前は…っと言わなくても分かるんだよな?」
局長は手で頭をポリポリとかきながらそう言った。
その瞬間。
「目ー覚めたか?」
そう言って部屋に入って来たのは土方さんだった。
「は、はい…」
生土方さん…。
かっこよすぎる。
しばらく見とれていると気づかれてこっち見んなくそガキ死ねっというような眼で見られた。
そこがかっこいいんだけど。
「俺が後で事情は土方に伝えておく。良かったな、生きてて。奇跡だな。じゃあ家に帰れ!親も心配してる事だろう、またな!」
えっと…局長。
私の話聞いてましたか?
現代に戻る方法知らないんです。
この世界には私の家ないんです。
どこに帰ればいいんですか。
でも私はどうにも押しに弱く、流されるままに立ち部屋を出ようとした瞬間。
「家あんのかィ?」
沖田さんに声をかけられた。
「この世界に帰れる場所、あんのかィ?」
「………ないです」
小声でそう言った。
というか、ナイス☆沖田さん!
すると近藤さんはいきなり笑いだした。
「アッハッハッハッハッそうか家なかったんだっけな!すまんすまん」
そうですよ、局長。




「なら総悟の家がいいと思いますねェ。何部屋でも余ってる部屋ならアイツん家広くてありまくるし」




は?
土方さんがぼそりと言った。
えっと、それは、どういう意味で…。
「おぉそうか。沖田の家が何部屋でも余ってるのか!良かったなー」
え、良かった…って事は…。
「現代に戻る方法分かるまでそこ住め!」
HA?
「あのなァ、くそマヨラ土方コノヤロー…2人で異性同士が住」
「うわぁ、隊長いやらしい事考えてるー」
そう言ったのは、近藤さんと土方さんを除いての新撰組メンバーだった。
沖田さんが「お前らなァ…」と怒りを我慢しているのはすぐに分かった。
「隊長へんたーい」
「やらしーい」
などと数々の声が飛ぶ。
沖田さんにトドメを指したのは土方さん。
土方さんも「隊長へンターイ」とニヤりと言うとどこから取り出したのかバズーカを土方さんの方に向け発砲。
〈バコーン〉
そしてもう一発新撰組メンバー全員にも一発。
〈ドカーン〉
沖田さん…そこは刀で殺りましょうよ!などと変な突っ込みを心の中でする。
すると心の中の沖田さんは「刀はめんどくさい。一気に大勢やれる方がいいだろ?」と何気に標準語になっていた。
「あーじゃあ仕事終わるまでそこで休んでろ」
と局長に言われた。
ついにこの部屋に1人か。
休んでろってじゅうぶん休んでましたよ…。
しょうがない、もう1回寝よう……。




「ろ—…起きろ」
誰かに呼ばれてる。
眼を開けると、沖田さんが居た。
「仕事終わってんでィ、帰らねぇのかィ?」
「え、あ、はいっ帰ります…」
沖田さんの家は新撰組の…館?みたいな所から歩いて約5分の所だった。
すっごい綺麗な一軒家に住んでるなぁ…。
家の中…もすっごい綺麗。
ゴミとかない。
流石沖田さん、感動しました。
でもところどころに鎖とか銃とか銃の玉とか藁人形があるのは……気にしないでおこう。
「ココがあんたの部屋でィ」
沖田さんについてっている内に私の…部屋って言っていいのかな…に辿り着いた。
「有難うございます—」
早速部屋のドアを開けると、そこもやっぱり綺麗。
…藁人形は別にすれば凄い素敵な部屋。
「あ、そこらへんに散らばってる藁人形とか土方死ねって書いてある紙とか好きにしていいから」
「え…あ、はい」
藁人形貰っても呪う相手居ないですから。
てか土方さんの写真釘で藁人形に止められてる。



そんなに土方さんの事嫌いなのかな——



…とか思いながらも藁人形をキャビネットに取っといてしまう私ってどうなんだ。
なんかの役に立つかもしんないし、いいよね…。
「おい、玲奈。晩飯作れ」
ちょ、部屋入る時はノックして下さい沖田さん。
でも、漫画ではドSだし逆らったら殺られる気がする。
て、てゆうか玲奈って、下の名前で。
〈ドクン…ドクン…〉
心臓の鼓動が五月蝿い。
凄い早さで心臓が動いている。
落ち着け、私。気を取り直そう。
「な、何が食べたいんですか?」
「何でも」
それが1番困る返答。
何でもって言われても好物とか分かんないし。
とりあえずナポリタン作ってやるか。
「冷蔵庫御借りしまーすっと」
おぉ、材料は全部揃ってる。
っとコレをあーして、アレをこーして、コレにこうする。
そしてコレをコレに混ぜて、アレを炒める。
うん、コレで確かナポリタン完成。
あ、でもおかずどうしよう。
サラダでもいいや、適当で。
コレを切ってアレをこうしてコレをあーすれば…。
うん、やっぱりサラダって楽、もう出来た。
「飯出来ましたかィ?」
丁度いいタイミングで沖田さんが声をかけてくれた。
「今出来ました。持っていきますねー」
そう言い二人分の食事をおぼんに乗せてリビングまで運ぶ。
にしても結構重い…わっ。
おぼんが傾いた。
ご飯どうしよ——
その瞬間。
沖田さんがとっさにおぼんを支えた。
「っと。危ねェ。玲奈、ドジくそマヨラー土方と同類になりたくなかったら注意して下せェ」
また下の名前。
〈ドクンドクン…ドックン〉
心臓の脈拍が早すぎて。



沖田さんに聞こえそう…………。



静まれ私っ。


Page:1



Re: 【銀魂】現代から来た少女。 ( No.1 )
日時: 2010/08/21 15:22
名前: 美岡(●^o^●) (ID: pVoFPF2t)

面白いですね
私のも見てくアダサい
お願いします

Re: 【銀魂】現代から来た少女。 ( No.2 )
日時: 2010/08/22 15:50
名前: 萌歌* (ID: pVoFPF2t)

番外編〜花火大会〜
コレは本編全く関係無しで玲奈と沖田様が付き合っているという設定です。
1つもう一回大事なので言いますが本編全く関係ないので「あれから3年目〜」とか書いてあっても気にしないで下さい。笑

それだけ分かれば十分だと思うので↓へどうぞー。




「花火大会?」
「はい、今日河原の所で花火大会あるんですけど…良かったら一緒に行けないかなと思って」
あの衝撃の出合いから2年目が立った。
あれから戻る方法は未だに分からないままだけど、今の生活にも慣れを感じて来た。
もしかしたらコレが運命なのかもしれないし—。
なんやかんやで付き合ってますし。
「あー行けやすぜ」
「有難うございますっ。仕事はないんですか?」
そう言うとニヤっとSの顔を見せた。
「大丈夫でさァ。サボればいいんでィ」
そう言って二人は顔を見合わせて笑った。



花火があがるまであと1時間で始まろうとしていた。
待ち合わせ場所はセヴンイレヴンの前。
それにしても5分は待ってるのに来ないな—…。
電話しても出ないし…。
何かあったのかな?
〈ピロロロリン♪〉
ケータイが鳴り急いで開けるとそこには沖田総悟の文字。
「はい、もしもし」
『わりィ。先行っててくれィ後から行く』
「えっ—」
〈ツーツーツー〉
言う事だけ言うと急いで切れてしまった。
凄い張りきって浴衣まで買ったのに。
沖田さん…なんで遅れるの?とは不満がありながらもしょうがなく1人でとぼとぼ花火大会会場に向かったのだった。
とりあえず屋台で時間稼ごう。
私が好きなのは焼きそば。
「すいません、焼きそば1つ」
「はいよー」
待ってる間がとても長く感じた。
早く来ないのかな。
「お譲ちゃん、はい焼きそば。400円ね」
「……はい」
ベンチに座り1人焼きそば。
なんて空しい花火大会だか。
でも沖田さんは約束破らないから、絶対来る。
だから待っていよう。
なんて待っていたらもう軽く50分は経過。
残り10分…かぁ。
本当に来るのかなぁ…。
「あれぇ、御姉ちゃん1人〜?」
げ。
変なのに絡まれた。
「そんなんじゃお兄さんのような人に絡まれちゃうよ?」
え?
その人はアンパンマンのお面を顔から外すと—
「遅れてすいやせん」
沖田さん。
「なんで遅れ…っ」



〈バーン〉




え。
空を見ると大きい打ち上げ花火がどーんと瞳に映っていた。
「…………綺麗」
赤色の花火。
青色の花火。
黄色の花火…。
「素敵ですね、こういうの」
「あぁ」
「また一緒に来年も来れますか?」
すると人影であまり見えなかったけど、少しいつものニヤリじゃなく普通の爽やかな笑顔で「土方にサボりが見つからなければ」と言った。



*     *     *     *     *     *     *     *


「すっごい綺麗でしたね!」
帰り道子供みたいに綺麗だったとか素敵とかを連呼している私は沖田さんの瞳にどう映っただろうか。
馬鹿っぽく見えたかもしれない。
しばらくその話題で話していたが限界。
その話が終わると一気に静かになった。
聞こえるのはセミの鳴き声。
「玲奈。そういえばプレゼントがあるんでィ」
「え?」
そう言うときんちゃくの中からごそごそとある物を取り出した。
「そう、コレでさァ」
渡してきたのは、
「鎖ですか」
そう、それはジャラジャラ重い鎖…と犬が付けるようなリード。
「間違えた。あ、それは土方をあの世にゴールインさせるのに使うので返して下せェ。
本当のプレゼントはコレでィ」
今度は素敵な袋に入っている。
袋を開けると中からまたジャラっとした物が出て来た。
「わ—可愛いネックレス!有難うございますっ。でもプレゼントって誕生日でもないのに…」
本当になんのプレゼント…。
「今日は俺達が付き合っての1年目記念でさァ」
「あっ…」
すっかり忘れてた。
今日は…そうだ。
付き合って1年目だった!
「忘れてただろ」
「忘れてなんか…」
「玲奈は嘘が本当に下手なんでさァ」
全て見透かされてる。
あ、という事は——
「これ買いに行く為に遅くなったんですか…?」
涙が出そうなのをぐっと堪える。
「………さァ」
と背を向けたまま返事を返された。
総悟になんで私の気持ちを見透かされていたか、分かった気がする。
私もそれが嘘だってすぐ分かった。


「総悟って嘘つくの下手だよね———」


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。