二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- Angel Beats!〜ifの世界〜
- 日時: 2010/09/18 23:00
- 名前: 煉獄姫 (ID: r/aDEmsN)
達也さんの小説みて自分も書きたくなりました。
今度の世界は、しにがみのバラッド。のモモとダニエルが、エンジェルビーツのメンバーに会う、というものです。
こんな文才のない私ですが、少しでも楽しんで頂けたら嬉しい。
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- £プロローグ£ ( No.1 )
- 日時: 2010/09/18 23:11
- 名前: 煉獄姫 (ID: r/aDEmsN)
ずうっと、昔。または、ずうっと、未来。
来ない日。来る日。ある日のこと。
言葉。嘘。本当。幻と現実。
闇は光を隠せと言った。
光は闇を映せと言った。
闇が言った。光を返せと。
光が言った。闇を返せと。
暗闇の使者。
夜空に浮かんで、光って消えた。
臆病に笑って、卑屈に笑った。
何も確かなモノはないと。
終わることが、すべてを失くした。
やがて、太陽が空を焼き尽くす頃、
少女がひとり—死んだ。
- £一、出会いと別れ。£ ( No.2 )
- 日時: 2010/09/18 23:20
- 名前: 煉獄姫 (ID: r/aDEmsN)
出会いがあれば別れもある。そんな当たり前の事を、身をもって少女は知っている。
出会った人の数。別れた人の数。どれも等しい。其れを少女は知っている。
その為に笑う事。泣く事。失う事を。少女は知っている。
—ただ、ひとつだけ。
ひとつだけ。少女は知らなかった。
其れに至るまでの。出会えるに至るまでの。別れるに至るまでの。
—物語を。
- £一、出会いと別れ。£ ( No.3 )
- 日時: 2010/09/19 15:57
- 名前: 煉獄姫 (ID: r/aDEmsN)
—リン
「ここがそうなの? ダニエル」
白い少女が、正門玄関を前に傍らにいる黒い猫に問うた。
前からは談笑しながら歩いてくる生徒らしきヒトたちが通り過ぎていく。
「うん。そうだよ。因みに、今通り過ぎていったの は俗に言うNPCだから。…多分、死者はこの2・3階 上にいる…」
言われるままに少女は聳え立つ校舎を見仰ぐ。全寮だからなのだろうか、大変大きい。
ここに沢山の、2000人のNPCと死者が生活しているというのだから少女は素直に感銘を受けた。
「モモ、気をつけてね。普通に入っていって何が待 ち構えてるか判らないから…って、ちょっ、モモ!」
モモと呼ばれた白い少女は、ダニエルの警告を無視して遠慮なく校舎の中に入っていった。
中は意外なぐらい普通で拍子抜けした。これじゃあまるで、生前の世界となんら変わらない。
「思ったものと違うというのもビックリするけど、 思ったとおりというのもある意味ビックリね」
独り言のように呟くモモ。
そんな彼女をみていた男女たちが互いに耳打ちをする。ちらっと見えた彼らの表情は怪訝のそれだった。
—ここでも、同じか…
そう静かに少女は思った。身の丈よりでかいそれは異様に目立つ。
この鈍色に光る鎌はモモの処遇を知らしめていた。
少女—モモは、死神の中でも変わり者だった。
死神のイメージ色は黒。それは《死》を意味するからだ。
それなのにモモは、白なのだ。
昔からいう生ける生き物全てを愛する天使、それだった。
其の所為もあってか少女は同じ死神から『ディス』(変わり者)と呼ばれていた。
彼女は此れといって気にしてはいないのだが、仕え魔のダニエルが黙っていなかった。
何もそんなに怒らなくても、とモモは思うのだが、仕え魔として主人の悪口を言われるのは耐え難いものなのだろう。
しかしモモは、そんなダニエルが大好きだった。
だからこの仕事も嫌々ながら引き受けたのだ。
—予想通りっていうのも、嫌だな…
モモは鎌を隠すこともせず、階上へと歩き出した。
ダニエルも渋々主人の後を付いていった。
£££
—対天使作戦本部—
「ゆりっぺ…どうすんだ? もう此処に来るぞ」
「大丈夫よ。準備は出来てるわ。いい? 失敗は許 されないわよ」
「ああ、わかってる。最初が肝心だからな」
「…何か緊張してきた」
「…オレも」
「二人とも、ちゃんと仕事をこなしなさいよ」
『わかってるって…』
「しっ、来た…」
「—あさはかなり…」
£££
二人が立っている場所は校長室だった。
此処まで来るのに色んな場所を回ったが、此処は何か異様な雰囲気を漂わせていた。
「此処でいいの?」
モモが再度ダニエルに訊いた。
彼は自信有り気に頷いた。
—リン
- Re: Angel Beats!〜ifの世界〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/03/06 15:16
- 名前: セプト・クルール (ID: p./2qFOd)
はじめまして。
再更新を希望するよ。
面白いのに…。
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