二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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第十二話「修行をさぼろう」
日時: 2010/09/19 08:38
名前: チキンカレー ◆u8da6hjvyw (ID: t18iQb5n)

 「こりゃぁ!!集中性せい!!」
「ああ、もううるせえな!!」
予告通り、修行は坐禅を組むことから始まった。だから、坊主の修行じゃないってんだよ。
「ほれ、あと500回じゃぞ」
「まじかよ・・・。多すぎんぞ・・・」
そのあとは腕立てふせ、腹筋、背筋などの筋トレだ。空手道場とは比べ物にならないくらいキツい。

修業とはいってもこんなことばかりで、実践的なことはほとんど教えてくれない。ますます不安になってきた。
 そんなこんなでだいたい3か月くらいたった。ある日俺は修行に耐えかねてじいさんの目を盗んでひそかに家を抜けだした。
「やってられるか!こんなこと!」
町で遊ぶことにした。じいさんに少し金をもらったしうまい飯でも食ってこよう。

「らっしゃい!!そこ、空いてるから座ってくんな」
板前が威勢のいい声でそう言った。
「お兄ちゃん見かけない顔だね」
「ああ。最近幻想郷に来たからな」
「そうか。妖怪がうようよしてて物騒なとこだがここは安心さ。なんたって腕利きの妖怪退治屋がたくさん住んでるからな」

そのなかであのじいさんを選んでしまったのかと思うとむなしい気分になってきた。

そのとき、店の外で悲鳴がした。慌てて外に出てみると、酔っ払い妖怪が暴れていた。
「逃げろー!!」
「早く妖怪退治屋を呼べ!!」
町人たちは慌てふためいていた。

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