二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【デュラララ!!】 第1話 少女と情報屋
- 日時: 2010/10/15 23:57
- 名前: 咲夜 (ID: vUvL6WlQ)
4月中旬 深夜 池袋 路地裏
「もう話すことは何も無いよ」
一人の男は、少女に向かってそう言った。
名は………折原臨也。
臨也をただ無言で見つめる少女。
その瞳には、疑いの色も混じっていた。
「いや……、俺をそんなに見ないでよ。
ハァ………全く一体何時からそんな風になったんだい? 霊緋ちゃん?」
「『馴れ馴れしく呼ばないでもらえるかな?』」
少女の本名は、雪桜 霊緋という。
霊緋は片手に、そう書いてあったメモ帳を臨也に突きつけた。
彼女は極度の人見知りであり、不信感、または警戒心を抱く人物に対しては声を発しない。
「…。君はどこぞの運び屋とやってる行動が一緒だね? 俺に敵対心出しているのが丸分かりだよ」
「『分かってもらうようにワザとやってるんだけど?』」
多少、文字が汚く見えるが確かにそう書いてあった。
臨也は少し眉間にしわを寄せたが、すぐに元の表情に戻った。
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- Re: 【デュラララ!!】 第1話 少女と情報屋 ( No.1 )
- 日時: 2010/10/16 00:17
- 名前: 咲夜 (ID: vUvL6WlQ)
「さて…本当に一通り教えたよ? 次は……霊緋ちゃんの番だ」
本来、金を渡して情報を教えるのが彼の仕事だ。
だが…今回は違った。
金の代わりに、霊緋が提示したのは……『自分の情報』。
情報屋に自分の情報を教えるという異常な行為をしたのだ。
少し戸惑っていたが暫くして、メモ帳にペンを走らせた。臨也が欲しがっているのは、自分の情報……。
「『私の身体は、痛みを感じない』」
「………?どういう意味?」
理解できないのも当然である。いきなり「痛みを感じない」なんて言ったら、誰もがおかしい人だと思う。
「『私の身体には神経が無い。つまり、痛みを感じられず、故に普段、普通の人間が出せない力を出すことが出来る』」
「ワォ、それはすごい。俺は今までいろんな人を見てきたけどそんな人はシズちゃん以外いなかったなぁ」
パチパチと拍手をする臨也に、霊緋がはてなマークを浮かべる。
「『シズちゃん……?』」
「ん?ああ…。言ってなかったっけ。本名『平和島 静雄』。池袋最強といわれる人物で、俺が大ッ嫌いなヒ・ト☆」
ポーズをとりながら言う臨也に、彼女は『気持ち悪い』の言葉で一閃した。
そして………。
好奇心が芽生えた。
「『その…平和島っていう人、そんなに強いの?』」
「え?うん…何でもありだから、基本」
「『怒らせると怖い?』」
「当たり前」
「『誰も勝てないんだ?』」
その言葉によって、さすがの臨也も気づいたようだ。
- Re: 【デュラララ!!】 第1話 少女と情報屋 ( No.2 )
- 日時: 2010/10/18 14:49
- 名前: 甘楽 (ID: nRQAR95g)
初めまして!甘楽と言います。
面白いですね!続きが気になります。
- Re: 【デュラララ!!】 第1話 少女と情報屋 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/16 18:12
- 名前: 奈々羽 (ID: owBmHTcu)
やっほ〜♪
咲夜〜ぁ☆
覗きに来たよっ!!
続き、楽しみにしてるよ〜ぉ。
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