二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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彩雲国物語 -始まりは青風に-
日時: 2010/10/31 19:28
名前: しーちゃん (ID: qManwW4a)

はじめまして、しーちゃんです!
同じ名前の方がいたら申し訳ございません…(´・ω・`)
彩雲国物語-サイウンコクモノガタリ-って、知ってますか??
私はこれが大好きで、全部読んでます!!

このお話は、私のオリキャラを入れたお話です。
原作と離れて行く可能性大です。それでも良いよって方だけお願いします。

   【お願い】

荒らしやチェーンメールの貼りつけはやめて下さるとうれしいです。
小説は初めてなのでうまくいかないと思いますが、下手などのコメントはやめてください。
キャラ崩壊する可能性が高いです。その上原作とそれる可能性も。小説見てかきます。



お願いをご了承して下さるあなた。
誠にありがとうございます!!

それではよろしくお願いします!!

ちなみにコメント返しはコメントを下さった方の小説のスレッドの方に書かせていただきます。
スレッドが見つからない場合は、このスレッドで書きます。

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Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.14 )
日時: 2010/11/08 09:36
名前: 美菜 (ID: ELgdcXM.)
参照: http://12x.i-revo.jp/

甘露茶か・・・飲んでみたくなった。
ていうか、今寒いだけですが・・・・・・。
後、近所のお婆さん?!金取るんですか?!
逆にその精神が凄いわな。

秀麗、あとで静蘭が来そうだな・・・
大丈夫ですか〜〜的な感じで。

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.15 )
日時: 2010/11/09 20:36
名前: しーちゃん (ID: CMCn/kOr)

「雪官吏のお姉さん……なんですか」
「えぇ。ホラ、お茶冷めてるわよ。とっとと飲む……」
「あ、すいません」

 秀麗はこくりと甘露茶を飲む。須琳は微笑みながらそれを見ていた。
 秀麗はお茶を飲み終え、茶器を机の上にゆっくりと置く。そして気がついたかのように、キョロキョロとあたりを見回した。


「雪官吏は……?」
「あぁ、そこ。机の後ろに毛布ひいて寝てるの。紫苑、かなり頑張っちゃってるから。強制的に眠らせちゃった」
「そうなんですか……。私よりも歳がしたなのに、すっごく気を使ってくれるんです」


 秀麗が苦笑しながら言うと、須琳も微笑んだ。
 そして自分用の饅頭を口に入れて飲み込み、甘露茶を少し飲むと、秀麗をまっすぐに見据えた。

「やる気は、あるの? この男ばかりの戦場で、ね」
「……ハイ。戦う気満々でやってきましたから!!」


 須琳は思わず吹き出した。秀麗もクスリと微笑む。
 ゆっくりと須琳は立ちあがると、余っているお饅頭を箱に5つ入れた。水筒に甘露茶を少し入れ、手さげかばんの様な物に2つを入れた。それを秀麗に渡して、頭を優しくなでる。

「辛くなったらいつでも来なさい、紅進士。同じ女同士、愚痴でも何でも聞いてあげる。ただし、無理はしない様にね。……私達の事も、紫苑の事も、今は聞かないで」
「……ハイ。分かりました。失礼しました!!」


 秀麗は饅頭が入った箱と水筒を入れたかばんをさげながら、お辞儀をして、ゆっくりと部屋を出た。
 そして部屋に帰り、饅頭と甘露茶を影月と満喫した後、仕事を再会し始めたのだった。


     *〜*〜*

『……紫苑。少しの、我慢だ。20を過ぎたら……迎えに行く。それまで、しっかりと生きておるのだぞ』

 こくりと幼い自分は頷いた。相手はニコリと微笑む。
 優しく紫苑の頭をなでると、その人は去って行った。追いかけようともしたが、足が動かない。紫苑は自分の足を見た。
 何かが自分の足に絡んでいる。それは一体何なのだろう。続いて、生温い感覚が足に訪れた。目を凝らして見ると、真っ赤な血だった。
 悲鳴を上げようにも——声が出なかった。


『約束じゃ。生きておるのじゃぞ』

 足から順に、紫苑の体が消えて行く。
 紫苑は悲鳴を上げようともがくが、やはり声は出ない。次第に涙が出てきた。
 苦しい、怖い、声が出ない、消えたくない、嫌だ。様々な思いがまじる。紫苑はそれでももがいた。


(たす……助けて……!! 誰か……助けて……っ!!)

 そんな時、どこからか声が聞こえてきた。
 自分を呼ぶ、優しい声。


「紫苑。紫苑。……紫苑!!」

 その鋭い声で、紫苑は目を開けた。

     *〜*〜*


 紫苑はむくりと体を起こし、周りを見回す。
 隣には、真っ青な顔をした須琳がいた。汗びっしょりな官服は気持ち悪い。紫苑は額の汗をぬぐった。


「大丈夫? すっごくうなされてたよ?」
「う、ううん……何でもない。ごめんね、心配かけて」
「ならいいんだけど……」

 須琳は安堵のため息を漏らした。


     *〜*〜*

 ……今回の夢の元凶はまたわかると思います^^*
 それでは♪

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.16 )
日時: 2010/11/09 20:43
名前: 美菜 (ID: L3NdAWya)

やっぱり姉だね。
強制的に眠らせたって・・・。

夢の元凶がそのうち分かるの?!
更新頑張れ〜〜〜〜〜〜!!!!←お前が読みたいだけだろ

でわっ♪

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.17 )
日時: 2010/11/09 21:23
名前: びたみん (ID: Ewm7Ee/a)

こんばんわ( ´艸`)★。、
はじめまして、びたみんと申します( ゜Д゜)
颯のスレッドへの、しーちゃん様の書き込みを拝見させていただいておりました((ストーカー…

彩雲国物語、好きなんですが、途中で見るのを止めてしまいました(´・ω・`)
私はアニメを見てまして、小説の方に移行しようと思ったんですが、あまりの蔵書の多さに断念しました(ただ単に金がなかっただけです

懐かしいなぁと思いつつ、拝読させていただきました。
凄いです、凄く読みやすいです!!
ちゃんと元から居るキャラの詳細も作中にありますので、記憶のおぼろげな私でも、初めて彩雲国物語を拝見する方でも分かりやすく楽しめると思います∑d(゜∀゜d)
更新心待ちにしております、頑張ってくださいヽ(・∀・ )ノ キャッ キャッ

Re: 彩雲国物語 -始まりは青風に- ( No.18 )
日時: 2010/11/11 21:02
名前: しーちゃん (ID: xGUcEr0G)

 あれから数日。紫苑の体力もしっかりと戻り、今は張り切って仕事をしている。須琳もせかせかと働いていて、あまり紫苑に負担をかけないようにしている。
 紫苑は机の上に並ぶ書翰を着々と終わらせていた。須琳は仕上がった書翰を各部に届ける役をしている。

「うぅ〜……手、だるいなぁ……」


 紫苑は筆を持つ手を一度休めた。
 かなり書翰の数は減ったが、まだ終わりには遠い涼であった。なぜ、こんなに紫苑達の仕事量が多いか。それは、秀麗と影月の仕事も引き受けているのだ。それも——。

(……ダメだ)


 紫苑はやめてしまいそうになる自分を叱った。
 そして、棚から手袋を取り出して、それをはめ、書翰をゴソゴソと探る。数十個の書翰を手にとると、その書翰の中の文をゆっくりと別紙に写しはじめた。それが終わると、書翰を破り、捨ててしまう。

「にしても……よくもこんな手のかかることを……。呆れた物だなぁ……」

 紫苑は手袋を取ると、紙袋に入れて、そっと棚に戻した。
 厳重にできた書翰をいつも通り重ねると、須琳に持っていってもらう。
 紫苑は軽くため息をついて、頭をかいた。疲れはとれたのだが、なかなか公休日がこない。それはかなり辛いことである。国のために働く事は嬉しい事だ。だがしかし——。


(ダメだ)

 紫苑は首を振って浮かんでくる言葉を飲み込む。
 そしてゆっくりと立ち上がると、全部終わった書翰を抱えて、ゆっくりと部屋を出た。

(今は支えるしかないんだ。今は、知らないふりをしているしかないんだ)


      *〜*〜*

 紫苑は礼部や刑部に書翰の山を届けた後、ゆっくりと回廊を歩いていた。外の天気は温かく、小鳥の小さなさえずりが聞こえて、紫苑は小さく微笑んだ。
 そんな時。向こう側に、秀麗と男官吏2人がいた。秀麗の官服は泥だらけで、顔にも泥が少しついている。その元凶は、男官吏2人だ。秀麗に向かってビュンビュン泥球を投げている。


「こ、紅進士!! 全く……魯官吏は……!!」

 紫苑は急いで秀麗の元に向かい、1球、泥球を秀麗からかばった。
 それは思いっきりはじけて、紫苑の服、顔、さらには口の中までに入ってきた。

「おぇ……。ゲホッ……。申し訳ございませんが言わせていただきます!! 泥球投げとは変な趣味してますね、官吏殿!! 一体だれからのいいづけで!?」


 本気でキレた紫苑を見て、官吏たちは怯む。
 秀麗も紫苑の怒声に驚いている。自分をかばってくれている背中が、かなり大きく見えた。

「お、お前に指図される筋合いないんだよ!!」
「ッッ!!」


 同じ官吏同士だからであろう。男2人は、かまわず紫苑と秀麗に泥球を投げてくる。
 紫苑と秀麗は物陰に隠れた。

「申し訳ありません、雪官吏……」
「いいんですよ。悪いのはあっちなんですから」


 しばらくすると静かになった。
 紫苑と秀麗がひょっこりと顔を出すと、絳攸がいた。隣には魯官吏の尚書、蔡尚書が、真っ青な顔をして立っている。
 秀麗と紫苑はすぐさま礼をした。

「……礼部では、妙な遊びが流行っているようですね」
「なっ、何と言う事を、お前達!! いっ、一体これは——」


 焦った蔡尚書の言葉に、男官吏2人は反省の色を見せながら言う。
 見ると、絳攸の服に泥球が当たったらしいのだ。見事に泥の跡がついている。

「す……すみません……。魯官吏が……」


 後、魯官吏が来て、回廊を見ると朝礼までに清めておくように、と、秀麗に言いつけた。
 去って行った魯官吏と絳攸、蔡尚書と官吏2人を見送った後、秀麗と紫苑、かけつけた影月は掃除を始めた。

「3人とも……。お疲れ様。私もやるわ」

 
 途中から須琳も交じり、結構楽しく、かつ急いで掃除を終えた4人だった。


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