二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ボカロすとーりー
日時: 2010/11/13 16:20
名前: のの ◆Ue2t7avJog (ID: K68xY4Ax)

ボカロの小説を作りました。
作る予定は、ボカロの知っている歌全てです〜
(知ってる唄は少ないぜ≫

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Re: ボカロすとーりー ( No.1 )
日時: 2010/11/13 16:34
名前: のの ◆Ue2t7avJog (ID: K68xY4Ax)

悪ノ娘(悪ノ召使)

プロローグ
 むかしむかしあるところに
 とてもきれいなおうこくがありました
 そこのちょうてんにたっているじょおうさまは
 いつまでたってもこどもがうまれませんでした
 あるひかみにねがいをかけました
———どうか、こどもをおさずけください
 するとどうでしょうこどもがうまれました
 けれどじょおうさまはよろこべませんでした
 なぜなら
 そのこは
 ふたりだったからです
 ふたごだったからです
 そっくりなおとことおんなのふたごでした
 おうじょはきめました
———ふたごはふきつなものだから
———かくしてしまおう
———かたほうをかくそうそしたら
———きっといつまでもわたしはかれんでいられる
 そうしておうじょは
 おとこのこをごさいまではしろのなかでそだてて
 あとは…
 すてることにきめました

Re: ボカロすとーりー ( No.2 )
日時: 2010/11/15 10:28
名前: のの ◆Ue2t7avJog (ID: 12T.pym5)

第一章 鮮やかで哀れな王女様

「レンッ!」
 あ。
 僕はリンの声に気づいて、後ろを向いた。僕の双子の姉、リンは、花束を持っている。
「これからどこかにいくの?」
「ううんッ、ちがう!これ、レンにあげるの!」
 花束を僕に押し付ける、リン。
「ありがとう。」
「どういたまたして!」
 どういたまして、だろ?
 静かに僕は訂正した。するとリンは、
「どういたまたしてなのっ!」
「リンは意地っ張りだなぁ。」
「いじなんかはってないもん!」
 リンは、とつぜん僕の顔を見つめた。
「どうしたの?」
「…ううん、ほんとよくにてるなぁ、って。」
「そうだね。リンと僕ってほんと良く似てる。」
 ふたご、っていうんだよね。
 リンがぼそっといった。
「そうだよ。」
「…どう!えらい?リン、ちゃんとしってるよ!しってるもん!レン、しらなかったでしょ?」
「…。」
 少し迷ってから僕は、
「うん、知らなかった。リンすごいや。」
 五歳でどうしてこんなにレベルがちがうんだろう?
 ふと考えて、僕はその考えを打ち消した。
 僕はただ大人ぶってるだけなんだ。
 きっと、そうにちがいない。

 

Re: ボカロすとーりー ( No.3 )
日時: 2010/11/15 10:42
名前: のの ◆Ue2t7avJog (ID: 12T.pym5)


「レン、ふたごはねぇ。かおがそーっくりで、おんなじ、そっくりさんでね〜、たいせつなかぞくなんだよぉ。」
「リン、それ、何処で知ったの?」
 なんとなく、尋ねてみた。するとリンは、
「じょお〜さま!」
「…おかあさまと言えばはやいのに…。」
「いーのっっ!リン、おかあさますきじゃないもん!」
 そうだ。僕は、女王の子供。
 周りの大人は隠しているみたいだけど、僕はリンと双子。リンが知っていて、教えてくれた。
「リリア様。お出かけの時間になりました。」
 あ。メイドさん。
 リンは後ろを振り返って、呟いた。
「レン、おでかけってなに?」
 今日は、初のおでかけなのだとおもう。
「おでかけは、外に出かけること。」
「たのしい?…レンがいれば、だいじょうぶだよね!」
「…レン様、…レイン様はお出かけになれません。」
「えっ…?」
 …え?
 なんで、僕が出かけることを拒むの…?
「レイン様は、お出かけになれられることを固く禁じられております。」
「なんでっっ!?だめ!レンはいっしょなの!リンといつもいっしょなのっっ!」
「でも、女王様の命令ですから…。」
「わかった、ころされそうになったらリンがみんなをまもるよ!じょおうなんかこ「リリア、礼儀を忘れてますよ。」
 …こえ。このこえは。
 あの人…だ…!


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