二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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Angel Beats!『日向とユイの出逢い』
日時: 2010/11/21 18:35
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 皆さんごきげんよう。
 というおふざけは置いといて。
 キャラ崩壊しないよう、AB!の『もしも』を書いてみようかと思います。
 これはメインキャラクターが転生したお話です。
 興味が沸いたなら是非読み進めてください。
 彼らの生活は日常ですが、一転すれば運命です。
 僕はそれを『日記』として記録していこうと思います。
 第三者視点からみた彼らの日常を、紅茶の嗜みとして読んでくだされば幸いです。
 それでは本編で会いましょう。
 

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Re: Angel Beats!『日向とユイの出逢い』 ( No.9 )
日時: 2010/11/23 15:46
名前: 達也  ◆Jb70cOv9yg (ID: .ys/4ZzH)

夜勤バイト!?
大変やな・・・
高校でバイトできるってうらやましい!

ボールが飛んできたのにすぐ気が付いたら、避けれるけどな・・・
あとグローブがあれば余裕でキャッチ!!(笑)
敬語止めにするのは良いですけど、おそらく俺は普通に敬語になる可能性ありです!
気が付いたら敬語だもんwww

そういえばストーリ見て思ったのですが、ユイと日向はお互いのことを知ってるようですが、もしかして死んだ世界戦線のことを思い出すのですか?

Re: Angel Beats!『日向とユイの出逢い』 ( No.10 )
日時: 2010/11/24 02:35
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 夜勤バイト…学校が朝早いのですっげー疲れます。
 達也さんの学校はバイト出来ないんですか?
 働くのは小さい頃から憧れていたのだけど…現実は厳しいな…
 グローブでキャッチって…野球少年ですか、君は。
 日向が目に浮かぶ…
 僕は本ばっか読んでいて運動には疎いんです。
 特別体が弱いわけではなく、ただ面倒いだけ。
 ぐうたら少年です。ハイ。
 
 誰にでも既視感ってあると思うんです。
 僕はこのまま過去のことはおさらばさせていこうかと。
 達也さんは自分の小説で音無と奏の『もしも』を書いてるみたいだけど、記憶は受け継がれてるんですか?
 是非行かせてもらいます。達也さんの小説。
 参考にさせてもらうから。
 では。
 

Re: Angel Beats!第一章「日向とユイ」 ( No.11 )
日時: 2010/11/24 19:26
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 空が青ことが、こんなにも嬉しいことだなんて。
 ユイは今日も外を望遠していた。
 昨日と同じ空であるのに。
 違う雲。
 違う鳥。
 発見すればこれまでなに気に見ていた空が広く感じられた。
 ああ、こんなにも青い空は美しいんだ。
 ユイは顔を破顔させた。
 彼と出会って。
 毎日が駆け足で過ぎていく。
 時間ってこんなに経つの早かったけ?
 そう思うのは楽しいからだ。
 それに気付けた自分が何故か誇らしい。
 早く来ないかな。
 …先輩。

Re: Angel Beats!外伝版『音無と初音』 ( No.12 )
日時: 2010/11/25 18:40
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 「あれ?お兄ちゃん…髪、伸びた?」

 快晴。今日は初音の誕生日。
 家族皆で祝うのは久しぶりで、母も父もこれまでとは大違いで張り切っていた。
 そんな時。
 さっきまで和気藹々と談笑をしていた初音がふと、何気なく音無に訊いた。
 
 「ん?ああ、髪…。別に気にならないだろう?長くはないし」
 
 そう音無は自分の茶髪を弄りながら言った。
 初音はぎこちなく肯きながらある提案を切り出した。

 「嫌じゃないなら…私が切ってあげようか?」

 「えっ!?お前が?」

 音無は意外だと言わんばかりに驚いた。
 不器用である初音は昔から細かいことが嫌いだった。
 それなのに自分から言い出すとは…
 
 「あっ嫌だったらいいんだよ?切るほどの長さじゃないから…」

 「いや…別に嫌じゃないよ。切ってくれるならお願いしようかな…」

 照れくさいように音無が言う。
 それに初音ははにかんだ。
 
 初音の誕生日。
 それなのに何時しか美容院になっていた。

Re: Angel Beats!第一章「日向とユイ」 ( No.13 )
日時: 2010/11/29 00:23
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 「改めて…はじめまして、先輩。あたしはユイと申します」

 「え?何で敬語?ていうかベッドに横たわりながら首だけこっちなんて怖いから。…そうだな…はじめまして。俺は日向秀樹。先輩は堅苦しいからやめてくれ」

 次の日。日向はラフな格好でユイの家を訪れた。
 前のお詫びがしたいからということなのだが。
 絶対それが口実であるということはユイにも判っていた。
 そして此れを機に自己紹介。
 お互い何故か気があって、よく野球の話をするようになった。
 中日がどうのとか、阪神は強すぎだとか、バッファローズの北川がマジパネェとか。
 話出せば尽きることはなく。
 時には食事を共にしたり。
 時には着替えを手伝ってやったり。
 恥ずかしがるユイに叩かれながらも何とか身体を拭いてやったり。
 いつの間にか日向はユイの母の代わりに彼女の世話を全部していた。
 排便は流石の日向には手もつけられず。
 しかし気晴らしにユイと外に出ることもあった。
 それが何故か当たり前のようで。
 身に染み付いていて。
 苦と思わなくなり。
 毎日が楽しくて。
 二人は笑った。

 「ねえ」

 突然ユイが車椅子に座ったまま顔を上げた。
 隣に座る日向に話しかける。

 「ん?何だ、ユイ」
 
 もう不自然ではなくなった彼女との呼び名。
 それは二人の関係を表す。

 「あのね、その…お母さん、助けてくれてありがとう」
 
 ユイは恥ずかしそうに顔を赤らめて日向に笑いかけた。
 それは何時かの約束。
 どこかで誰かに言われた。
 日向はそれを思い出せないでいたけど。
 それでも別にいいかと気にしない。
 だって今目の前の彼女の笑顔を見られたのだから。
 日向は「何言ってんだ」と下を向きながら彼女に言うとそのまま車椅子を押す。
 今日は風が気持ちいいな。
 そう日向は思った。
 


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