二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ヘタリア*英国中心小説 9/18お知らせ追加
日時: 2011/09/18 16:32
名前: 如月 ◆QWE8ZSUilM (ID: ppbZlmwS)

観覧ありがとうございます(´∀`*

*注意*
ここではツンデレ眉毛が中心のお話を投下したいと思っています。
CP無しのお話が多いと思いますが、NLがごくたまにあります(英×オリキャラとか)
基本は1話完結の短編集にしたいと思っています。
あと話のほとんどはシリアス系が多いと思われます。
苦手な人は逃げるんだ早く!!

見てやってもいいぞっていう神様はこのままどうぞ見てやってくださいw
よろしくお願いします!

【短編物】
いつかの平穏を願って。(国民とちびりす)>>1
翡翠の瞳(仏と英)>>8
ネタメモ>>11 >>20 >>99 >>116 >>147
いつかの、(海と米と英)>>12
裏切りと信用は紙一重なのです。(ちびりすと若仏)>>27
夢、揺らいで(英と仏と…)>>33
泡沫の想い (英と英の捏造兄ズと精霊と仏)>>45
ラズベリーの花言葉(仏兄ちゃん独白)>>108
カスミソウ(英と座童子)>>126
悲しみに揺れる、(英と悪夢)>>163


【連載/シリーズ物】
メールやってます【単品物】>>52 >>53
死刑執行【完結】(英とハワードとハワードの孫)>>61 >>67 >>80 >>90
With hope and regret.【完結】(米と英の独立ネタ*「F」の意味とは*)>>153>>154
水中心中(英×セー)>>140
鈴蘭の追悼(↑の続編)>>160

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Re: ヘタリア*英国中心小説 5/31メモ追加 ( No.150 )
日時: 2011/06/24 01:37
名前: 柚 (ID: ppbZlmwS)

修学旅行いいですねー(´∀`*
私は九州になりそうです
如月さんはどこいってたんですか?

Re: ヘタリア*英国中心小説 5/31メモ追加 ( No.151 )
日時: 2011/07/01 23:02
名前: 如月 ◆QWE8ZSUilM (ID: ppbZlmwS)

>>柚さん
沖縄いってましたよー楽しかったです(´∀`*

そんでそろそろ7月4日ですねぇ・・・
アルとアサ中心の小説をなにかうpしようと思います〜

Re: ヘタリア*英国中心小説 5/31メモ追加 ( No.152 )
日時: 2011/07/14 00:57
名前: 如月 ◆QWE8ZSUilM (ID: ppbZlmwS)

調子わるいのでちょっとテスト投稿ですー

棄てたのは過去か未来か・・・1 ( No.153 )
日時: 2011/07/14 18:59
名前: 如月 ◆QWE8ZSUilM (ID: ppbZlmwS)

※まるまる10日の大遅刻すみませんでした…!
※独立ネタ
※Fショックネタ
※やっぱりシリアス
※マジですみませんでした


















小さなこの子を、心から愛して育てよう。
希望を胸に抱きながら—…
















『アルフレッド・F・ジョーンズ』


これは俺がイギリスと出逢って少し成長した頃、彼が俺にくれた名前だ。
いつも国として生きられるわけじゃないと、人間の名を名乗ならければいけないときがあると。
そう穏やかな顔をして教えてくれた。
小さな俺はその名前の使い道とかそんなことは良く分らなくて、それよりもミドルネームの方に目が行った。

「ねえいぎりす、このFってなぁに?」
「ん?これはミドルネームって言ってだな…」
「ちがうよ、略さなかったらなんていうの?これ」

俺の言葉に、イギリスは少し考えてからこう言った。

「秘密だ」
「えぇーっ!?なんでだい?教えてくれたっていいじゃないか!」
「自分で頑張って答えを見つけてみな。…頑張れば解ると思うぞ」

にっこり、イギリスがとびっきりの優しい顔で微笑むもんだから俺はそれっきりなにも言えなくなってしまった。
そして、俺は十年もしないうちにどんどん大きくなって—…



『F』の意味を知らないまま、俺はイギリスから永遠の独立をした。





















迎えたのは俺の始めての独立記念日。
これは俺の誕生日でもあるから、イギリスにも招待状は出しておいた。
イギリスは、来てくれるだろうか?
来てくれたらそれはすごく嬉しい。俺のことを認めてくれるってことだろうから。

でも、いつまで待ってもイギリスは来ない。
もうパーティが始まるっていうのに。


「よお、アメリカ!誕生日おめでとう!これ誕生日プレゼントな」
「ありがとうフランス!」


ポン、と俺の肩に手を置いたのはフランスだった。
相変わらず自慢の髪は健在のようだ。
いや、フランスよりイギリスだイギリス。
フランスなら彼のことを少しは知っているだろう。


「話は変わるけどさぁ…あの、イギリスは…その…来て、ない…のかい?」
「イギリス?あー…あいつなぁ…」

フランスの様子から察するに、イギリスは来てないのだろう。
ショックだけど、同時にやっぱりなぁと思った。


「アメリカ…」
「ううん、いいんだフランス。ありがとう」

来ないものはしょうがない、そう思っておこう。
パーティの主役が浮かない顔をしていては会場の雰囲気も悪くなる一方だ。


俺が笑顔に戻って安心したのと同時に、パーティの開始時間が来た。
会場にはもう人は殆ど揃っている。
フランスが高らかに声をあげた。




「アルフレット・F・ジョーンズこと、自由の国アメリカの誕生を祝って、乾杯!!」

















.

棄てたのは過去か未来か・・・2 ( No.154 )
日時: 2011/07/14 01:38
名前: 如月 ◆QWE8ZSUilM (ID: ppbZlmwS)

※↑の続き
※シリアスオチです
※やっぱりごめんなさい



















結局、イギリスは来なかった。

パーティが終わって皆解散する。
フランスはイギリスの様子を見に行くから、と言って途中で帰ってしまった。
俺はというと、パーティの片付けを使用人にまかせて自分はなぜか自宅の倉庫の中だ。


「自分の誕生日に倉庫の掃除とか…俺なにやってるんだろう…」


イギリスは来てくれなかった。
これはあの後帰ろうとするフランスに強引に聞き出したことだ
イギリスはトラウマ状態になっていて、酷く体調を崩していると…。
俺はその話を聞いたとき、なんとなくこの倉庫のことが頭をよぎった。
1年以上も入りはしなかったあの倉庫。
イギリスとの思い出が沢山ある—……


これはイギリスとのけじめをつけるためだ。
誕生日のこの日に、過去と向き合うための—…

























「うわー…すっごいゴチャゴチャしてるんだぞ…」

1年掃除しなかっただけでコレか…
カビなんか生えてないよな?

「しかもイギリスの荷物まであるし…」
あの時は独立宣言をしてから、急いで荷物を詰め込んだからなぁ…
イギリスが俺の家に持ち込んでいた手帳やら本やらがちらちらと目にうつる。

「返したほうがいいよね、これ」
とりあえずイギリスの荷物だけでも…と、手帳に手を伸ばす。


バサッ


「!ちょ、ページ落ちた!ボロボロじゃないかもー…」
どうやらこの使い古された革表紙の手帳は、イギリスが日記帳として使っていたみたいだ。
毎ぺージごとに日付と文章が書かれている。

「わ…ちょ、コレ…」
人の日記を見るのはダメだ、常識的に考えて。
俺は急いでイギリスの日記を閉じようと手を伸ばす…そこではっとして手を止める。


「…これは…?」

随分と前の—10年ほど前の、俺とイギリスが出会ってから少し経った頃の日記だ。
そのページにはメモがはさまれていた。
見てはいけない、見ちゃ駄目だ、と思いつつも日記の文章と、そのメモを見てしまう。









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

X月XX日 曇り
アメリカがだいぶ成長してきた。
そろそろ「人」の名を名づけてもいいだろう。
良い占い師がいるから、そいつに名づけてもらおうと思っていたのだが
アメリカは俺に名づけてくれといった。
俺なんかでいいのだろうか…
あいつに相応しい名前を考えておかなければならない。
あの子の未来が明るくあってくれるような名前を。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜







メモには多くの英単語が書かれている。イギリスの字だ。
英単語の上には×がつけられたり、乱雑に線でつぶされていたり。


「……え…?」


その中に、一つだけ○で囲まれた単語があった。
○に囲まれた中に書かれていた単語は…『Foster』






「嘘、だろう…?」

—綴られたその文字は、とても暖かくて—


「なんで…こんな……」


—彼はきっと、未来を信じていたのだ—


「どうして、どうして君は…ッ」


—あの暖かな春色の瞳を輝かせて—


「どうして何も言わずに——!」





頭がガンガンと痛む。
喉がカラカラに乾いて、吐き気がする。












だって、だってその言葉の意味は—…



























X月XX日 晴れ
今日は珍しく天気がいい、雲ひとつ無い晴天だ。
青空の青は、アメリカの瞳に似ていると思う。
嬉しいことにアメリカへの名前も今日決まった。
アルフレッドは妖精王の名、ミドルネームにはFosterを。
小さなこの子を、俺は心から愛して育てよう。
希望を胸に抱きながら。
あの子の未来が、この青空のように晴れやかでありますように。




























With hope and regret.
(全てが遅かったのだ)
(あの暖かな日にはもう戻れない—…)
(おめでとう俺のインデペンデンス・デイ!!!)
























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10日もの大遅刻…本当にすみませんでした…!
これ前編と後編に分けてあるのは文字数が多すぎて書き込み制限されたからです(・ω・`
で、ハッピーエンドオチにしようと思ったんですけど私の体力が足らず断念…すみませんでした…


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