二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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スーパーマリオ story8 ep1
日時: 2010/12/24 22:04
名前: スマッシュN (ID: evp0hpRa)

はじめましてスマッシュNと言います。
初めてではなく、前にも一度書きましたが自信がなくやめてしまいました。駄作にならないように頑張ろうと思います。よろしくおねがいします。

マリオ64の世界観を用いて、オリジナル展開、
そしてオリジナルのステージも作りました。
この話は多少ブラックで、敵キャラが武器持ってたり、スランプです。でもこういうマリオあってもいいなぁと思っていただければうれしいです。

ep1の登場人物 

マリオ ルイージ キノピオ ピーチ クッパ

場所 キノコ城 クッパ城 キノコシティ キノコΤ

物語が進行していくと増えていきます。


それでは始まり始まり〜♪

Page:1



Re: スーパーマリオ story8 ep1 ( No.1 )
日時: 2011/03/06 21:17
名前: スマッシュN (ID: Q8zG8i9B)

第一話「兆し」

〜マリオ家〜

ジリリリリリ・・・・・。

朝を向かえたキノコタウンに一際大きな目覚ましの音が鳴り響く。

俺はなかなかベットから起きれ上がれずにいた。
昨日はキノコシティでかなり遊びまわった。一店、二店、三店、・・・・・。ゲーセンにいったり、ボウリングしたり。

さすがに深夜2時まではやり過ぎたな。

そんな事を考えていると、俺の目の前にそれは突然現れた。

ピーチ「もうっマリオったらいつまで寝てるのよっ!もうこんな時間じゃない」

怒ったピーチ姫の顔がうかんできた。

しかもドアップッ!!

マリオ「んぁ—っ?」

ズドドォオン!

俺はものすごい勢いでベットから転げ落ちた。全身が空中から地面へ振り下ろされた感じだった。

ルイージ「兄さんいつまで寝ぼけてんの?」

それは枉げれもなくルイージだった。

なぜかピーチ姫の顔が出てきた。なんか突然に

マリオ「ん・・・あぁ・・・」

ルイージ「早くしないと・・・・・・ボムヘイ投げるよ?」

手にはボムヘイが・・・・・。
少し表情が笑っている。

マリオ「なっ・・・やっやめんかぁっ!」

俺はきっぱり目を見開き、起き上がった。

ルイージ「兄さん、今日はピーチ姫の城に遊びに行くんじゃなかったけ?」

マリオ「そうだっけ?・・・あれあれ」

ルイージは手に持っているボムヘイを下ろすと、俺に言った。

ルイージ「兄さん今日は大切な日だよ。
ふざけんじゃないわよぅ、私のお色気ビームくらいなさぁい☆なんてピーチ姫に言われちゃうよ」

マリオ「えっ嘘・・・・・だろ、ルイージおっお前っオネエだったのかっ!?俺はとっくにお姉さまだけどなぁっ」

おもしろくてからかってみせると

ルイージ「ち・が・うわこの寝ぼけスケェエエエエエエェェエエッ!」

ミドルキッィイークッ!

マリオ「ぐへっへっへぇええええ」

強烈な一撃が放たれた。
頬がジーンと俺は気絶寸前だった。

マリオ「兄とは大変なもんだぜ」

ルイージ「はぁ?兄さん何言ってんの精神科に行こうか?」

マリオ「いや大丈夫だ」

呆れたようにルイージは騒がしそうにポストをあける。

ルイージ「ほら手紙来てたよ。」

俺はルイージの手から手紙を取り上げる。

マリオ「なになにぃ?」

ピーチ姫からだ。


 〜親愛なるマリオ様〜
今日はとても晴れ晴れしていますね。
こんな時はあなたを呼んでパーティをしたいわ、
ってこなとで、パーティに来ちゃってね☆
おいしいケーキも焼いたの(スペシャルね)
早く来るとなんかプレゼントしちゃおうかな♪

ルイージ「なんかすごいテンション高いね、なんか凄く後半からずれてきてんだけど」

マリオ「ホッホントだ、なんかピーチ姫の書くのと異なってるな」

ルイージ「ねっねぇ兄さんプレゼントダッテェ」

あっそういえばそうだ

マリオ「なにっ先に行かせるわけぇねぇだろう」

ルイージ「だってもう僕準備済んでるし」 

マリオ「おいおい俺は昨日遊びに遊んで、最高のギャンブラーを演じるぜー。
なんてはりきっちゃて、そのー・・・・・・・・行かないで」

ルイージ「じゃあボムヘイで綺麗さっぱりさよならだね☆」

マリオ「ルイージ君それはちょっとおおごとになりそうだなぁ・・・やめよっか?」

ルイージ「兄さんボロボロでパーティどころじゃないね」

ルイージはそう言うと、ひょこっとドアノブに手を着き。
嫌がらせをした?

ルイージ「はやくしてぇよぉおおお兄〜さ〜ん」

バタン

バタン

マリオ「おいコラッ!まだ準備ができてねーぞっ!ドアの開け閉めスンナヤコラァアっ!!」

ルイージ「早くしてよぉおおおおおお」

マリオ「わかったわかったからぁやめてー・・・」

〜クローゼット〜

俺は急いで着替えようとする。

ルイージ「で、兄さんは今日もオーバーオールでいいね」


マリオ「も ってなんだも ってっ!俺は着る服が
オーバーオールしかないって事になるじゃねぇかよっ!」

ルイージ「実際そうだし・・・」

マリオ「あっ・・・確かに」

・・・・・・。

なんかすごいぶん殴ってやりたい。

ルイージ「えっへん」

うまいこと言ったから、

なんか胸張ってドヤ顔してるし。

俺は変な空気を変えるために、口を開いた。

マリオ「俺は今日、美男的にかっこよくスーツでキめて行こうかなぁって」

ルイージ「ふんふん・・・」

マリオ「そんでもっても着て片手には花束なんて持ってちゃって
ようピーチ今日はお前と俺だけの休日だぜい
なんちゃってぇ☆」

ルイージ「ああ、いつもオーバーオールなんだから、スーツなんて着てったら変に紳士着飾りすぎだよ
ついでに、その小賢しい台詞は捨ててね」

マリオ「あ」

ルイージ「あれどしたの?」

俺は硬直した。

ルイージ「兄さん・・・?じゃあ僕は先に行ってるね」

(なんか余計な減らず口を叩いちゃったカナ?ここはひとまず逃げるっ)

ルイージは危険を感じ、足早で家を出た。

しばらく俺は沈黙する。

いつまでも

いつまでも

しみじみ思った・・・・・・・。

アイツの飯に賞味期限切れの
モノでも突っ込でやろうかな?(笑)


〜洗面所〜

ルイージを追うことなく洗面所で寝ぐせを整えていた。

口に歯磨き粉をぶちまけはブラシを入れて無雑作にグシャグシャ洗う。

今朝のピーチ姫の顔がきになってしかたない。

はじめて夢に出てきた。はっきり見える。なんか・・・
いやたまたまかな。

マリオ「あれって何かの兆しか?」

そんな一言が口から漏れた。

どうせ遅くてもいいやピーチ姫プレゼントしてくれるだろう・・・。そんな事を考えながら、鏡としばしにらめっこする。

顔に勢い良く水をかける一瞬でさっぱりした。

その時っ

ボワァアァン

 —ッ!?

なにかが鏡に映った。

なんだろう?

マリオ「あっ、これ・・・」

ピーチ姫の顔だ・・・。
なんで夢で見ていたものがまた?

今度は困惑している顔だった。ちらちら周りを確認している。

鏡の中から何かが浮かび上がった。

べチャ

マリオ「っ?!」

いきなり、それは突然浮かんだ。

HLPE!

それは淡々と滲んでいる。

ピーチ姫が助け・・・を、
呼んでるのか?

俺はここでなに寝ぼけてんだ・・・。

俺はなにかやばい事が起こっていることを悟る。  

マリオ「ピーチ姫っ!」

これは何かの兆しか俺は外へ飛び出した。

急いで行かなければならない、理由はなにかあるからだ。


クッパ「フハハハハッ」


〜続く〜


Re: スーパーマリオ story8 ep1 ( No.2 )
日時: 2010/12/23 09:05
名前: スマッシュN (ID: evp0hpRa)

第二話「動き」

〜キノコ城の何処か〜

ここはどこかわからない、視界が遮られ真っ暗だ。
そこには女性が一人いた。

ピーチ「はやく・・・助けて・・・マリオ」

ピーチ姫は暗いくらいどこかわからない城のどこかに閉じ込められたみたいだ。

暗い・・・

何も見えない・・・

暗い

暗い

暗い・・・

彼女は助けがくるまで永遠にこの闇からは抜けられない。

〜二階・鏡の部屋〜

次々と荷物が運ばれてくる。かわいらしい飾りやアクセサリーが運び込まれていく、恐らくパーティの準備だろう。

ノコノコ「早く武器を運び込めっ!」

大画面液晶モニターや箱詰めの手榴弾、コンピューター、アイテムや火薬ダイナマイト。さっきとは打って変わって違うものだ。
そして拳銃やライフルを山のように積んだ箱グレネード・ランチャーの武器の数々・・・。
そこに構えていたのは。

クッパ「ふふふ・・・ワガハイも派手にやり過ぎたもんだ、ピーチ城内全てに残虐なトラップをしかけるなんてな」

小型モニターに冷ややかな目で見つめているのはあくの大王クッパだ。
画面には痛々しいとも言っても過言ではない、モニターには串刺しにされたキノピオでたくさんだっだ。

ヘイホー「大王様これで武器は全部でございます」

ノコノコ「こちらもすべて設置しました」

クッパの下部らしいむしろ手下言うべきか全ての仕事を終えたようだっだ。

クッパ「さっさとマリオを蹴散らしてピーチ姫とのパーティを楽しみいなぁぁああああっグワ八ッ八ッハっ!!」

クリボー「今日はスペシャル特大クリボーロールケーキでございますよぉ大王様ぁ?」

クッパ「それでは共食いになってしまうではないかぁああああっ!!グワァッ八ッ八ッ八ッ八ァ!!!」

クッパはクリボー達とバカ話で笑いまくる。

クッパ「さぁてマリオはもうすぐか・・・おいっノコノコマリオの場所をキノコ城周辺にて捕捉せよ」

ノコノコ「はいっ大王様」

カタカタとコンピューターで捜索し始める。クッパは腕を組み今か今かと待っている。
それにしても、クッパは本当に悪趣味だ。やることも考えることも。

クッパ「おうおう・・・マリオちゃんよ早く姿見せろよぉ、遅せぇーぜ?早く」

ノコノコ「あっ」

一瞬、声をあげる。

クッパ「おうおうっ遂にやってきたかぁああああっ待ちくたびれたぜぇぇぇぇぇええええええええっ!」

クッパは待たされた威圧感から開放されるように腕を広げて笑う。 が・・・・・・・。

ノコノコ「たっ・・・ただいまキノコ城周辺にはマリオはいませんっ!」

クッパは限界以上に目を吊り上げて叫んだ。

クッパ「うぉおおおおおぉぉぉぉおおそいっ!
遅すぎるぞマリオォォォオオォオオッ!!!
何をもたもたとぉおおおおおおおおおおおおっ!!」

ヘイホー「オ、落ち着いてください大王様、そこで騒がれては困りますっ!」

何人かのヘイホーは引き止めて宥める。

クリボー「そうですぜいマリオはきっとピーチ姫に会えるとおもって綺麗におめかしでもしてるんですよ。ぁあピーチ姫早く君にこのナイスミドルなオレッ!を見せてやりたいぜっなんて」

パタパタ「そっそうでよぉ、おち、落ち着いてください大王様、短期は損気っていいますもんねっはははははは・・・」

クッパ「黙れぇぇぇぇぇえええええええぇ!!!
ザコ共がァァアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

クッパは口からどす黒い叫びを吐き捨てると
そばにあった手榴弾の箱を手にし、後方へ投げつける。



ドギャァアアアアアアァァァンッ!

バギャンッ

ドギャアアアアアンッ!

凄まじい爆発音が連続的に鳴り響いた。手下のノコノコやクリボー達は大王の怒りにただ顔が冷え切っていた。



〜キノコ城・外〜

土管を使いワープをした。

マリオ「なんだなんだ?妙に騒がしいな」

いつもは静かで清々しい場所。すごく和まされる。
でも何かが違う。

マリオ「やっぱり何か起きてんだ」

俺は何か気配を感じる。怪しい・・・・・。
早く城へ入らなければいけないのに。なぜか体が向こうへ行ってしまう。

俺は湖のほうへ走ってゆく。

お堀を覗く。いつもは入っている水も久しぶりに抜いてある。
湖とお堀をつなぐ橋のうえからまじまじと見ていた。

地下へとつながっているドアが久々に顔を出している,でもなにか気配を感じる。

しばしドアをみていると・・・・・。
何者かが顔を出した。

(ルイージッ?)

それにしても顔が違うヒゲはあんなに細くなく、脚もそんなに長くない。

マリオ「誰だ?」

俺は驚いて見ていると。
そいつは回りに敵がいるかいないのかと言うように辺りを見渡している。チラチラと。

そいつの様子を影から見ていると、余りにもわかりやすくて、俺は影で笑った。

そして俺はまた、下へ目をやる。するとっ

そいつと目が・・・・・・・・あった—ッ!

そいつは見つかりまいと急いでドアをしめる。

マリオ「なっなんだ、アイツーッ!?」

俺は急いで橋から飛び降りてドアへと突っ走るっ!
俺はドアを強引にあける。

やっぱり何かあると確信し、俺は無我夢中になってそいつの後を追った。


〜地下〜

奥へ奥へと走っていく、ここは池の水をためて置く貯水池みたいなところか。

途中で急な下り坂&上り坂がある。
下り坂で俺は足早くスピードをアップする。

今朝の鏡に映るピーチ姫の顔、いつもとちがう感じや気配を感じる。
そして、さっきの不自然男・・・。今日起こった奇妙なことは俺の頭をかき乱して行く。

バリバリ、ガリガリとその隙間から一筋の光が見えてきた。その時、俺は思った。

もうこの城はもう敵の餌食だと・・・。

俺は全力で駆け抜けていく。この城の危機が迫っているのを悟ったから。




パーンッ

いきなりの発砲に心臓が跳ね上がった。俺はわけもわからずただ驚く。

帽子の上を銃弾がすれすれに通った気がした。

そして—

そいつは居た。

手にはライフルを構えている。顔は微妙に引きつっている。

俺は足が硬直した。

そいつは俺を数秒見つめ、それから静かに口を開いた。

???「この先は我々のアジトである、これ以上の立ち入りは許さない・・・断るんならこの特性ライフルでバギューンでもいいんだぜぇ?」

有無を言わさず
そいつはいきなりのライフルを発砲した。



〜続く〜


Re: スーパーマリオ story8 ep1 ( No.3 )
日時: 2010/12/22 16:10
名前: スマッシュN (ID: evp0hpRa)

第三話「クッパの手下」


パーンッ

マリオ「うぉっあっぶねぇえっ!」

しかしマリオは気を確かにし、あっさりかわした。

その発砲音はいつの間にか、一二発連続して聞こえるようになる。連射になっていた。

マリオ「やっうわぁ」

体勢を屈めて体を右斜めに反りながら拳を構えてそいつの方向に走った。

マリオ「ライフルを使う敵なんて始めてだぞっ!うわぁっ!」

相手の軸足を狙う

マリオ「軸足もらいぃいいいいっ!!」

見事に命中した。体勢を崩しそいつは派手に転ぶ。

???「うぉっ!?痛てぇっくそぉっ」

俺はゆっくりそいつの目の前に立ちはだかった。目は冷たく。
俺は聞くことは山ほどあった。俺はまずそいつの身柄を知りたい。

マリオ「お前はクッパの仲間か?」

聞くも聞かないもそいつは顔をニヤつかせ、至近距離でまた発砲した。

マリオ「うぉおっ!」

いきなりのことに俺はワンテンポ遅れ銃弾をかわしきれず顔の真横を銃弾が通った。

マリオ「ちぃッ・・・」

俺の頬からは鮮血が滴っていた。

俺はそんなことを気にせずに銃弾をかわし続けた。打ち放たれた銃弾は激しく火花を出して散ってゆく。

???「もっと踊りながらするもんだぜぇええっ!!へっへっへっ」

マリオ「見てろぉおおっ!!」

(今に見てろお前の腹に俺の最高の蹴りを食らわせてやるよ)

俺は左足を一歩引き、勢いを右足に込めて放った。

マリオ「俺の懇親の一撃だぁああああああッ!!」

そいつに力強く華麗な回し蹴りを食らわせる。

???「ぐわあぁあああっ!ごふっ・・・」

かなり痛そうにみぞおちを抑えていた。
しかしそいつは銃を手放さない。

???「はぁはぁ・・・・・おあらぁあっ!!」

そいつは痛みをこらえて連射してくる。相手の銃弾をかわしながら接近して行き、隙を狙う。

マリオ「おいおいもう少ししっかり狙えよー。だんだん外れてるぜっ」

???「ちぃ、口の減らない野郎だっ」

バババババッ

パーンッ

バヒュン

???「さっきのおかえしだぁああああっ!!」

マリオ「グヘッッ!」

奴は発砲をやめると構えているライフルで殴りかかってくる。

俺も奴に負けじとそいつの長くでっかちな顎に平手打ちをお見舞いする。

ゴーンッといい音を立てて、そいつはふらついた。

マリオ「へへっ・・・顎もらったぜっ」

???「俺のチャームポイントの顎をよくもぉ」

顎をなでなでしながら痛みを訴えた。

???「許さぁああああああああんっ!!」

マリオ「まぁまぁ、そう怒んなってお前けっこういい顎してんじゃん」

俺は余裕の言葉を口から出す。

???「うるせぇええええいっ!!」

ドドドドッ

バシュンッ

パーンッ

ババババババッ

バギューンッ

???「はぁはぁ・・・・・・くそっ!」

そして相手の弾も遂には切れた。

マリオ「もうお前とはサヨナラだな、悲しいぜまた遊んでくれよなーっ!」

俺は右の拳に力をこめ、とどめのアッパーを食らわせる。

マリオ「やっふぅうううううっ!!」

ポイーン

バギャァッ

???「へぶしっ?!」

体が宙に舞い、がくっと崩れ落ちた。

まだ来るのかと思うと、そいつは肩を落とし降参の表情を浮かべる。だって奴はボロボロ、そして口を開く。

???「なかなかやるじゃねえか・・・ハァハァ・・・・・でもお前も・・・そろそろ終わりだなぁ」

マリオ「・・・負け惜しみは聞きたくねぇよ」

そいつは指を指差す俺の後方を。

???「ほら、うしろぉお」

俺は気になり指差すほうを向く。

マリオ「あっ」

俺は気づいたときには遅かった。後ろには奴の仲間が二人銃を構えていた。

勢い良く凄まじい光が迫ってくる。
それはスローモーションのように。

ズババババババババッ

マリオ「ぐわぁあああああああああああああっ!!」

俺は痛みを一瞬感じた。すごく全身が避けそうだった。




・・・・・。

・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・ん。

辺りは暗くなり何も見えなくなる。

(なんださっきの光で俺・・・まけたんだ・・・ここはどこだよ。)

静かで何も見えない闇に包まれた。



〜二階・鏡の部屋〜

クッパ「おおおおおおおおおおぉおおおおっ!!なんと素晴らしいぃいいっ」

大王はモニターを見て大声で笑っていた。

ノコノコ「しかしまだ、また一騎残っています」

クッパ「はぁ?」


〜後編へ続く〜



Re: スーパーマリオ story8 ep1 ( No.4 )
日時: 2010/12/23 08:58
名前: スマッシュN (ID: evp0hpRa)

第四話「もう一度」


クッパ「なっなにぃぃぃいいいいっ!!?」

クッパは顔を真っ赤にして、初めて聞いたように耳を疑った。

ノコノコ「なにを驚いてるんですか。大王様?」

ノコノコは呆れたかのごとく、首を横に振った。

クッパ「おい今なんと言った?」

ノコノコ「はい?」

いかにも拒絶するかのように、そして冷たく言い放った。

ノコノコ「お忘れでしたか?大王様。マリオには騎が残ってるんですよ。
マリオ×1の場合あと一騎残ってるってことですよっ・・・・・わかりましたか?」

クッパ「なっ・・・」

続けて、クッパの口を閉じるように流れるように、言った。

ノコノコ「そのような重大なシステムをお忘れになっては困ります。第一そんなんで大王の役つめて良いんですか?」

何かが切れた音がした。

ブチィッ

クッパは怒りが限界を超えて、口から炎が舞い上がる。
頬には血管が浮いている。

ノシノシと大きな巨体を揺らしながら、ゆっくり全身してくる。

クッパ「くそ生意気なクソ亀がぁっ、調子ノンなよ」

ノコノコ「・・・・・・」

クッパ「お前は〜そうだなぁ、カメの甲羅焼きにで、もしてやろうかぁ?そりゃあいい提案だぁ」

クッパは狂気のまなざしをノコノコにギンッと睨み付ける。
それでも冷静に冷淡に言い続けた。

ノコノコ「どうぞご自由に、釜にでも入れて灰にしたり、ハンマーで粉々にしたりなんにでもしてください」

クッパは限界まで顔近づけノコノコの首を強引に掴む。

クッパ「お前は処分しなけらばならないようだなぁ?」

ノコノコ「コンピューターの管理、操作、マリオの監視は誰がするんですか?」

クッパはそんな事聞いて思わず吹きだしてしまった。

クッパ「なにをバカげた事をいっておるのだ?代わりなんぞたくさんいるではないか。周りにゴチャゴチャとぉ」

クッパは後ろ指差す。
ノコノコはそんな事だろうと思ったのか、首を横に振った。
いまだクッパが理解していない真実を教えてやった。

ノコノコ「大王様ぁ、さっきの爆撃で全部ダメにしてしまったではないですかぁ?」

クッパは驚くと首を後方へやった。
そこは黒く染められており。さっきまでいた兵は跡形もなく塵と成り果てた。

ノコノコ「あんたはそんなんで大王の座大丈夫かょぉおおおっ?!」

クッパは硬直した。
全身が凍りつく。
(えっ・・・なんだこいつ、ワガハイの名誉を汚しているのか?)

クッパは唖然とし、全身の血液が止まった気がした。

ノコノコ「残念ながらわたしのようなクソ生意気な手下しかいませんが、どうぞ最後までお使いください」

少しニヤけたノコノコは深々と頭を下げた。

クッパは呆然とイスに座った。
息を切らしながら口をゆっくり開いた。

クッパ「ふふふふっ・・・お前は最後の最後に残虐に扱ってやる。日々怯てるがいい」

クッパは目が虚ろだが口は笑っていた。

そんなやりとりを後ろから手下達は見ていた。

クリボー「アイツ、たち悪りぃな」

パタパタ「あいつ大王様になんて無礼な事を・・・」

この事は全て仲間達へと広がる。



〜キノコ城・外〜



ん・・・・・。

俺は眠りから気づく。地面が妙に硬い。

マリオ「うっ・・・」

むくっと起き上がる。体がほんのりポカポカしている。暖かい日差しが俺を取り巻く。

マリオ「ここって・・・キノコ城?」

あれ・・・?俺何してんだっけ・・・・・。

マリオ「・・・」

頭の中のパズルのピースがゴチャになり、凹凸がパッチリと組み合わさらない。
何度やっても、崩れて落ちて。

思い出せない・・・。はははっなんだかもう面倒くさいや・・・・。


その瞬間ッ—

バリバリバリィィッ

ギャシャアア

耳を防ぎたくなるほど嫌な音を立てて・・・頭が凄まじい光で満たされてゆく。

目には映った。あの時の動きが・・・。


感じる・・・感触。

感じる・・・音。

感じる、臭い。

そして・・・。

マリオ「あぁあ・・・・ぁああ・・・思い出した。おっ俺・・・・・・」

あのとき、負けたんだ。

マリオ「そっそうだぁっ!ピッピーチ姫を助けるために来て、クッパの手下にやられたんだ」

なんなんだ?ライフルで俺を撃って、味方も持っている。武器使用っ!?
でもこっちは武器ひとつも持ってないぜ、でも・・・・。

ピーチ姫を救わなきゃいけないんだ。

マリオ「早く行かなきゃ・・・。早くピーチ姫を救わなきゃっ」

俺は力強く立ち上がった。

マリオ「・・・・・っ!?」

キノコ城を目の前に、俺は何かを見つけた。

マリオ「パタパタ?・・・・・しかもライフルもってる」

パタパタもマリオの気配に気づき銃を構える。いや、気づいたと言うより気づいてたと言うべきか。

マリオ「へっ・・・さっきの奴じゃないか」

マリオは面白がって近づく。

パタパタ「ここは絶対に通さないぞ」

マリオ「そういう言わず通してくれよ・・・」

パタパタ「はっ誰がそんな軽々しく通してやるもんか」

パタパタは銃を構えたまま、嘲笑う。

マリオ「さっきはよくもやってくれたな・・・卑劣だぜ、正々堂々前に出て闘えよ」

パタパタ「ふっこれもマリオを倒す作戦だ、勘弁してくれよ」

マリオ「そうか、ここはクッパの城といってもいいくらいお前の仲間が占領してるってわけだ」

パタパタ「そうだよ」

しばしマリオは考えて。

マリオ「じゃあ行かないとな」


パタパタ「だっだから通すってもんじゃ・・・・・」


マリオ「通せよ・・・」


パタパタ「無駄だ」


マリオ「通せよ・・・」


パタパタ「無駄だって言ってんだよ、聞こえてねぇのかっ」


マリオ「通せよ」


パタパタ「だから・・・」


マリオ「通せよ」


パタパタ「無駄だといってるだろうにっ!」


マリオ「そこをぉおっ!通しやがれェエエエエエエエエエエエエッ!!」




ヒューンッ


手からもの凄い赤く光った物が放たれた。


パタパタ「なっなにぃいいいいいいいっ!?」

パタパタの目の前で赤く光った者が爆ぜた。





ドッガァアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!!

ドゴォオオオオンッ!!

城の玄関は丸焼けして、焦げている。
そんなことはお構いなしに一歩一歩、歩いて行く。

マリオの顔立ちは勇ましく輝いていた。

もう何にも負けない絶対の勇気で。

堂々と城へと足を入れた。



〜続く〜




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