二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- とある少年の時空転移
- 日時: 2010/12/22 21:35
- 名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)
第一話 とある少年の出来事
そこにとある都市があった。
東京西部の大部分を占める巨大な都市。
総人口二三〇万人。
その人口の約八割が学生と言うことから『学園都市』と呼ばれていた。
学園都市に住む生徒たちには、超能力を発現させるための特殊な授業(カリキュラム)が組まれている。
その能力は、定期的な身体検査(システムスキャン)によって「無能力(レベル0)」から「超能力(レベル5)」までの六段階で評価されている。
「ホント何処だよここ。」
ポリポリ頭をかきながらつぶやく鬼月アゲハ。
肩を落とし変なオーラを出しながら歩いて行く。
今の状況がつかめず、ただ目的地も決めずただ歩いて行った。
「学園都市、学園都市って。何回聞いても何だよ。学園都市って」
そんなことを言いながら歩いていると8人ほどの不良が小柄の少女に絡んでいた。
そこを通り過ぎる人たちは、他人事のように通り過ぎ
無視いていく。
「ねぇねぇ。いいでしょ?ちょっと遊ぶだけだしさァ?」
「で・・・でも・・・・」
「別にいいじゃない。悪いことするんじゃないんだからさァ。」
「うぅぅ・・・・」
「かッわいい!!赤くなってるし!」
(うわー何かふるいさそい方だな)
アゲハは、じろじろ不良を見ているとそこにいた二人がアゲハに絡んできた。
「何見てんだよ。」
「いや〜こんな女一人でこんな大勢で絡むあんた等をみてクズだなァ〜って思い見てました。」
それを言うと同時に不良の一人の顔を殴った。
もう一人の男は、顔には、驚きしかなく、すぐさま仲間の方へ向かった。
「逃げてんじゃねぇよ!!チキン野郎!!」
アゲハが叫び不良たちの方へ向かった。
アゲハは、一気に三人ほど殴り飛ばし少女の腕を掴み逃がした。
「おい、てめぇなめたことしてんじゃねェよ。」
男は、右手から炎を出しアゲハに投げた。
「のわ!なんだそりゃ!!」
アゲハは、炎をかわし体を構えた。
「レベル1でもこの炎を喰らえば一溜まりもねェだろ。」
アゲハは、変な汗をかきながら男を睨む。
不良の数は、さっき倒した数を減らしてもまだ4人。
しかも男の一人は、発火能力を使えアゲハは、無論不利な状況だ。
いくら殴りかかろうと発火能力で防がれ防御に入ろうとすると炎と拳が一気にアゲハに降り注ぐ。
(ほんと、どうなってやがんだ。ここは)
緊迫の空気の中で先に動いたのは、アゲハだった。
それを察した男は、右手に炎をだしアゲハに向けて飛ばした。
アゲハは、無意識に右手で炎を殴った。
すると炎は、不思議と消えていった。
アゲハの顔には、驚きしかなく不良たちも今の状況を掴めなかった。
(今何が起きた?・・・・考えてる暇はねェ!!先手必勝!!)
アゲハは、そのまま殴りこみ腹や顔を殴れながらでも不良たちを全滅させた。
野次馬たちは、驚きも顔をする者、拍手をするものとさまざまであった。
すると人ごみからさっき不良に絡まれていた小柄の少女が出てきて言った。
「あのぅ・・・・助けで頂いてありがとうございました。」
半泣きの状態でぺこりと頭を下げた。
アゲハは、唇についた血を引き取り言った。
「いやいや。好きで暴れたわけだし礼を言われることは何もしてねェよ。」
笑みを浮かべ少女を安心させるように言った。
すると茶髪のツインテールの少女がきて小柄の少女を保護し事件は解決した。
アゲハは、病院に連れていかれカエル顔の医者と話していた。
「キミは、黒い携帯電話を拾い使ったらいきなりここに来ちゃったと?」
「そうそう!!でッここはどこなんだ!?」
「学園都市。」
「わ————!!それもう聞き飽きた!!」
頭を抱え叫ぶアゲハ。
するとカエル顔の医者は、自分で持っていた本でアゲハの頭をたたいた。
「痛!?」
「ここは病院だよ?」
「ああすまん。」
「まぁキミは数日ここで入院してもらうからねェ」
「なんで、俺ピンピンしているけど、肺に三か所穴空いてるよ。」
「はぁ!!?なら今すぐ手術してくれよ!!」
「だから、数日入院してもらうんだよ。」
ワァワァ。アゲハが叫んでいるとまたカエル顔の医者がまたアゲハの頭をたたいた。
Page:1