二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- フェアリーテイル—双子の滅竜魔導士—
- 日時: 2010/12/27 20:36
- 名前: リル ◆Z2xPTAHUDY (ID: quLGBrBH)
初めまして…リルと言うです…。
え、えっと…このたびはこのダメダメ小説のページを開いていただいてありがとうです…。
オリキャラ、紹介させてもらうです。
メルディ・エルディローネ(姉)
一人称:私
性格:普段は妹意外と関わろうとしない、クール系。
妹を溺愛しており、妹に彼氏ができようものなら暴れて国ひとつ滅ぼしかける。
魔法:感情の滅竜魔法。相手の精神を破壊することも可能。
備考:妖精の尻尾に来る前は、英雄の国に所属していた。
双子で何かわけあり過去を持ち、他の滅竜魔導士を嫌う。
感情のドラゴン、アーティランに育てられる。
アルディ・エルディローネ
一人称:僕
性格:本当に信頼を置ける人しか視界に入れたくもない。沈着冷静。
姉の妹依存を少しうざったく思っている。
魔法:破滅の滅竜魔法と自然の滅竜魔法。星霊魔法。
備考:妖精の尻尾に来る前は、姉と同様英国の国にいた。
そこでもマスター(否父上)以外とはあまりかかわっていない。
幼竜(他の滅竜魔導士)を極端に避け、嫌う。
こんな感じ…です…。
よ、よろしくお願いします!!
Page:1
- Re: フェアリーテイル—双子の滅竜魔導士— ( No.1 )
- 日時: 2010/12/27 20:52
- 名前: リル ◆Z2xPTAHUDY (ID: quLGBrBH)
教会の鐘の音が、あたり一面に響く。
何十人もの男女が黒い喪服を着、ハンカチで涙をふいている。
幾つも並ぶ墓石の隣に、真新しい墓石。
そこには、マスターの名前が刻まれた。
「……やれやれ、ドロフも最後まで変わらぬ奴じゃあ」
妖精の尻尾のマスター・マカロフが墓参りをしに来たのであろう。
僕…アルディはその光景を冷たい視線で見ていた。
仲間なんて、いらない。僕らは二人で一人。
二人だけでいいんだ、だから……こんなやつのギルドに入れとマスターに言われても僕らはそむく。
「そこの翡翠色のコートの娘、水色のコートの娘」
姉ちゃんが翡翠、僕は水色のコート……。
なぜ分かった。……あぁ、マスター。いや、父上。
僕らの考えをよんでいたんだ。
「ワシのギルドへ来るんじゃろう?」
「乗り気では…ないが、仕方がない。姉さん」
「アルディ。心配しなくていい、大丈夫だ……。
私はお前、お前は私…。守ってあげる…。」
マグノリア。
想像を絶する活気に大きさ。
人がいっぱいだった。
うざいくらい。
バキャッ
「「あ。」」
「お主ら、降りてこい!!これで家の屋根を割ったの、何軒目じゃー!」
僕らは屋根をぴょんぴょん飛び、あのジジイが来るのを待つ。
魔導士ギルド……ここがフェアリーテイル。
ギィイ
「ただいまー」
「マスター、お帰りなさい。」
最初に眼中に入ったのは、赤い髪の女。
よろいを身にまとっている。
……そして銀髪のおしとやかな女だ。
ギルドのバーをしている。
「こ奴らが話しておった二人じゃ。なかよく…」
バキ。
「ん?」
「弱い扉だなー」
「こんなんじゃ、すーぐ攻められちゃうわよ」
「姉さん、どうする?このもろっちい扉。僕、なおさないよ」
「あら私もよ。それじゃーあの人らに任せましょう」
ヒュンッ
すごい速さで僕らがいったもんだから、アイツらは唖然。
そして響いた声。
「何をするんじゃ—————ッ!!!」
何って、扉の強度を確かめたんだよ。
……これが挨拶がわりでいいよね。
「さぁーて……いつ脱退命令を出されるか…。」
「楽しみね。」
「姉さん。あそこにはいるね」
「えぇ、いるわね」
「「炎と雷の滅竜魔導士…!!」」
- Re: フェアリーテイル—双子の滅竜魔導士— ( No.2 )
- 日時: 2010/12/27 21:15
- 名前: リル ◆Z2xPTAHUDY (ID: quLGBrBH)
二人は再度ギルドへ戻ってきた。
どうやら修復の魔法で元通りになったらしく、扉は開いた。
「お主ら、何をするか!!」
「べっつにー……。」
「ところで、あの二階なんなの?」
「S級しか上がれぬところじゃが…。」
タンッ
僕ら二人は、二階の手すりへ座る。
「いいよね?僕ら、ここに上がっても…。」
「ダメだとは言わせないわ」
「……お主らはまだ慣れておらぬじゃろ?」
「どうして?百年クエストを無傷で終わらせた僕ら二人が」
「上がれないなんてワケないんだけれど……。」
ザワッ!!!
1階が騒然とする。ギルダーツでさえできないクエストを…。
なんて声が聞こえる。
「あと、スタンプ。僕らここなら押されてあげる」
「ちょっと待て」
藍色の髪の男(変態)が声をかけてくる。
…姉さんを口説こうものならコロシテヤル。
「お前、女のくせになんで僕なんだ?」
「個人の勝手だろ?…服。」
「うおーっ!?」
変人ギルドだな。
……僕は鍵をとりだした。
「開け、白羊宮の扉。
アリエス」
BOM!!
ピンクに近い煙の中、美少女が一人。
…何故よんだかって?
「あ、あのぅ…すみませぇんっ!!」
「おい、そこの金髪女。」
「あ、あたし!?」
そいつの腰の金色の鍵を見る。
やっぱり……僕の狙ってた獅子宮か…。
「レオ、出して。」
「え、ああ……開け獅子宮の扉、レオ!!」
再度オレンジの煙。
ギルドは煙ショーが出来るほど煙だつ。
「れ、レオ!!」
「アリエス!!」
ごほごほと言う声が飛び交う中、感動の再開の二人。
…僕が狙っていたのは、鍵じゃない。
星霊の幸せすら願えない…
落ちぶれた 魔導士じゃぁない。
「あ、ありがと…二人を…会わせてあげてくれて!!」
「………お前は僕が、怖くないの?」
「え?」
「アルディ!!」
びく。
肩が震え、姉さんの元へ飛ぶ。
「忘れたの?
幼竜には……要注意ってね」
忘れては、なかった。
ここは温かいから、心がほぐれてしまった。少しだけ。
…そんな事を言えば。
マグノリアは全壊だ。
「忘れて…ない…。
アリエス、帰る時は勝手に帰って。」
「は、はい!!」
僕らは依頼先に向かった。
「ちょ、ちょっと……あの双子がいったの…。」
ルーシィは受注完了と書かれたものを見た。
「せ、千年クエストじゃない!?」
—千年クエスト—
漆黒のドラゴン、ドーデルダルドを2体、退治したうえ
村を脅かす滅竜魔導士、フライを倒してください。
- Re: フェアリーテイル—双子の滅竜魔導士— ( No.3 )
- 日時: 2010/12/27 22:02
- 名前: リル ◆Z2xPTAHUDY (ID: quLGBrBH)
タッ タンッ
木々は風にゆられ、枝を伝い竜のほうへと向かう。
「…愚かな魔導士が来たよ、母ちゃん。父ちゃん。」
“フライ、逃げなさい”
“私たちが食い止める”
バッ
姉さんがイキナリ飛び出す。
あの構えは……。
「姉さん、いきなりそんな魔法ッ…。」
「感情魔法……ディスペルト!!(怒り)」
カッ。
あたりが夕焼けのように赤く染まり、ドラゴンは何故かフライという少年に向けて怒り狂っていた。
…姉さんの魔法…。
僕は続けて構える。
グオオオオオ………オオオオン……
「!!?」
「竜の…雄たけび…?」
子供は泣きじゃくり、竜は暴れている。
…僕はとっさに破壊の魔法を使う。
バキッ
竜の足はあらぬ方向へむき、ズシャ……と崩れる。
それと同時に、魔法が暴走する。
バキッ
ゴッ
ガツッ…。
竜はいつのまにか体中が変なほうに曲がり、死んでいた。
子供はいなくなっている、逃げたんだろう。
「……あ、あ……僕ッ…。」
「だ、大丈夫。大丈夫……ずぅっと、守ってあげる!!
ここにいるから…落ちついて!!」
僕はやってしまった。
…魔法と魔力が融合し、はじけて敵を倒すまで無意識のうちに攻撃してしまう。
今回はまだましだった。
がくがくと僕の方が震える。
…あれ?僕、いつからこんなに弱くなった?
「ヒック……グスッ、ねえ…さ…
ぼ、僕から…離れない?」
「えぇ、約束。」
「ネルディーラと…グスッ、親みたいに…僕を、すてな…い?」
「……永遠の約束よ」
その様子を、遠くからナツとグレイは見ていた。
優しい感覚……。
そう思った途端、一気に不安の波が押し寄せてきた。
僕は……
「僕は、いらない子……?」
「違う!!!違うわ……お願い、そんな事言わないでっ!!」
「…ねえ、さ…ん…」
ぎゅっ。
服を握り、姉さんと泣き始めた。
ぽたぽたと垂れる雫。
—僕が殺した人の痛みは、こんなものじゃない。
泣くことで償うなんてない。
あの子の親も、僕が奪ったんだ。
どうしようもない罪悪感が
僕を苦しめた。
助けて……助けて…。
この闇から出してぇ……。
- Re: フェアリーテイル—双子の滅竜魔導士— ( No.4 )
- 日時: 2010/12/27 22:47
- 名前: リル ◆Z2xPTAHUDY (ID: quLGBrBH)
ギルドに帰ると、まわりが騒然とする。
そしてジジイが僕らを呼んだ。
「スタンプを押すぞ、もうここでいいかの?」
「……分かった」
「よし、メルディはどこじゃ?」
姉さんは考え込み、するするとローブを脱いだ。
背中におすのだろう。
ポンッ
オレンジの、スタンプが押される。
「お主は?」
僕もローブを脱いだ。
姉さんが背中を魅せるなと言うように、口をあけている。
僕は無視をした。
シ……ン…。
「お、ぬし!!この傷は…。」
背中の無数の切り傷。中には首まで届いたものもある。
これは親からの虐待の後。
「いいから、蒼のスタンプでお願い」
ポンッ。
少しばかり痛むけれどすぐに収まった。
双子で同じ場所……笑うなぁ…。
「さて、もう終わったんだし……ねぇ、そこの男」
姉さんがラクサスとやらを呼んだ。
…なるほどね。
力試し、とやらだ。
「なんだ」
「私と勝負しましょう?」
「……はっ、死んでもいいならな。」
「ええ構わない。」
「だめっ!!死んじゃダメだよ……。」
構わない?
姉さん、ダメだよ。
その言葉を聞いた時に、僕はとまらなかった。
たまらなかった。
「姉さんが…死んだら、僕……
本当に一人ぼっちになっちゃう…。
姉さんが死ぬなら僕も死ぬ、こいつが殺したのならこいつを殺す!!」
「………アルディ…。」
ギルドが何故か静寂に包まれた。
唖然としている者さえいる。
そんなに以外か?僕の事が————。
「破壊の……咆哮!!」
「感情の咆哮!!」
ゴオオオッ
いつの間にか双子とラクサスになっている。
二人の攻撃をラクサスがぎりぎり受けた。
「開け、時間の扉……
バーニス!!」
リンゴ…ン…
「はぁーい、バーニスちゃんさんじょー☆」
「シルバーキー!?」
「僕たちの魔法の時間を戻してくれる?」
ポロロ…ン
バーニスが琴を鳴らすと、幾つもの咆哮が襲う。
「うがあああああ!!」
ラクサスが、倒れた。
「それじゃ、終わったらしいし帰るネッ☆」
バトル終了だ…。
- Re: フェアリーテイル—双子の滅竜魔導士— ( No.5 )
- 日時: 2010/12/27 23:17
- 名前: ラッキー (ID: 7dt7JvJO)
初めまして☆
私もフェアリーテイル書いてます!!
ダメダメじゃないですよ!
これから楽しみです☆
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。