二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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幸せの在り処—学園アリス—
日時: 2010/12/31 12:11
名前: 蒼星 ◆lpf/TAjzto (ID: quLGBrBH)

*プロローグ*


幸せ———。

考えたことは、ありますか…?


星階級
普通の授業
じゃれあったり
喋ったり。

そんな日々に、戻りたいよ。


「任務だ。蜜柑の君」


だけど、きっと…もう。



「今夜も私の為に、働いてくれるね。」


戻れないんだ。


『………はい。主様』



月明かり……。
心を見透かされているようで。


涙も乾いてしまった。


「嬉しいよ。蜜柑の君」

『…喜んでいただけて何よりです…。主様…。』

「黒猫、元い日向には任務をさせていない。
安心しなさい。」

『はい…。』



愛なんて


友達なんて


鎖のように重い。


だから



まだ言わないで?




汚れた




私に———。

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Re: 幸せの在り処—学園アリス— ( No.1 )
日時: 2010/12/31 12:32
名前: 蒼星 ◆lpf/TAjzto (ID: quLGBrBH)

『……棗…。』


冬。アリス学園の雪景色の中、歩く男子生徒を見つめていた。
日向棗、危険能力。炎のアリス…。
私が想い続けている人。愛してやまない人。


「蜜柑の君。今日は冷え込む…。窓を閉めなさい」

『はい、主様』


主様。初等部校長先生だ。
校長の中でも、特に権力がある方で私は一応捕虜だと言う。と言っても殺されはせず、任務を遂行したり主様のご命令に従うだけ。


「今夜も私の為、働いてくれるね。」

『はい。主様。』


佐倉蜜柑。母と共に外の世界へ出る計画が失敗した。
だから今に至っている。……お母さんは死んだ。

お葬式。不思議と涙は出なかった。


「……でさぁー」

「きゃははっ。」


外からそんな声が聞こえると、やっぱり元に戻りたくなる。
もう一度あの人の腕に抱きしめてもらいたくなる。……棗、お願い。抱きしめてよ。この凍えた体を…。


ガラッ


「…蜜柑?」

『柚。どうしたの?』


柚。危険能力系にもどこにも入れないアリス保持者。
私のパートナー。

アリスは出現のアリス。


「来てみたくなっただけよ。」

『そっか。ねえ、お話しない?』

「私もそのつもり。」


お昼から夜まで絶え間なく喋る。
そして外に出る。


タンッ



「来たね蜜柑」

『来たね、柚』


「『私たちの時間が……!!』」



闇猫—蜜柑

影猫—柚。



任務は、必ず遂行する。




大切な人を




守るためだけに。

Re: 幸せの在り処—学園アリス— ( No.2 )
日時: 2010/12/31 12:39
名前: あやのん ◆u4eXEPqmlc (ID: g1CGXsHm)
参照: ジ・オーガを見に行ったぜ〜♪

頑張ってください!

Re: 幸せの在り処—学園アリス— ( No.3 )
日時: 2010/12/31 13:20
名前: 蒼星 ◆lpf/TAjzto (ID: quLGBrBH)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=OlLNwzqjQNM&feature=related

あやのん様♪

初コメ感謝です!!ありがとうございます、頑張ります。


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