二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【べるぜバブ】しろのゆびさき
日時: 2011/01/30 23:07
名前: 有村 ◆BDu0.rUntI (ID: MIiIBvYo)

クリック有難う御座います!初めまして有村です。

初めに注意事項をば。
・キャラ×オリキャラです。いわゆるドリーム小説ですね。
・デフォルト表記(つまり名前変換機能無)ご了承下さい。
・男鹿・古市では無く出馬さんご相手です。こらそこマイナーとか言わないで^P^
・出馬さんとラブラブバカッポー前提です。ウザいぐらいいちゃいちゃしてます。生温い目で見守って下さいませ。
・色々と設定捏造しています。後々原作で明らかになれば少々修正は加えますが、この作品を根本的に揺るがすようなものであればそのまま突っ切ります。所詮は戯言だと見逃して下さい。
・単行本未収録分ネタバレを含むかもしれません(予定)。単行本派の方はご注意を。


有村は忙しい時とそうでない時の差が激しいので、気まぐれ更新になると思われます。宜しくお願いします。

 *Contents
  Character setting >>1
  1.FLUFFY     >>2

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Re: 【べるぜバブ】しろのゆびさき ( No.1 )
日時: 2013/03/29 23:38
名前: 有村 ◆BDu0.rUntI (ID: MIiIBvYo)

*Character setting
 緒方 雪兎 (おがた ゆきと)
  聖石矢魔学園3年の風紀委員長。
  肩甲骨の辺りまである黒髪でハーフアップ。スカート丈は膝より少し上でローファー派。
  正義感の強さ故に、担任だった教師から風紀委員に推薦され、今では委員長を務める事になった。
  成績は三年の学年でも中の上くらい。ただし音楽は万年ドベ。
  一応手芸部に所属しているが、風紀委員会の業務が多忙な為に出席率は驚異の0%。
  他の部員には幽霊部員として認知されている。
  因みに携帯の機種はiPhone(どーでもいい

  家族構成は、父・母・同じく聖石矢魔に通学する1年の弟。両親は町医者を開いており、父は医者、母は看護婦として働いている。
  両親はいわゆる親バカで子二人にたっぷりと愛情を注いでいる。


*Glossary
 聖石矢魔風紀委員会
  校内では普通の風紀委員としての業務をこなす。
  だが校外では周辺の不良高校の弾圧をしており、校内外の平和を守っている。
  後者については、不良へのある程度までの制裁は教師も許可している。
  しかし制裁の条件は『聖石矢魔の生徒が不良校の生徒に絡まれていること』。
  その他諸々、校則違反を取り締まるなどの業務がある。

Re: 【べるぜバブ】しろのゆびさき ( No.2 )
日時: 2013/03/30 00:01
名前: 有村 ◆BDu0.rUntI (ID: WtzVCEg0)

 1.FLUFFY


窓から差し込む陽光がだんだん赤く染まって来た頃。
初夏とはいえ六時前ともなると、徐々に日も落ちて行く。

聖石矢魔学園のとある一角、生徒会室では六騎聖による週一回の部長連会合が行われていたのである。


「まだかなぁー…」


退屈凌ぎに伸びた自分の影でふと遊んでみながら。
雪兎はちょこんと体育座りで生徒会室の前に座り込んで、お目当ての彼をずっと待っていたのだ。

待ち続けて二十分程。
影遊びにも飽きて冷たい壁に寄りかかったら。


「はぁー……っふわぁぁぁ…」


溜息が混じった欠伸が出て、ごしごしと零れた涙を手首で拭った。
ほんの少し開いたドアの隙間から中の様子を窺おうと覗き込んだが、まだまだ終わりそうな雰囲気も無い。

床に座り込んだ侭、うとうとと微睡んでは目を覚まし、また微睡んで—
何度も何度もこれを繰り返すものだから、ぱちん!と自らの頬を平手打ちしてみても、暫くすると、また。

かくん、と首が揺れた。しかし今度は彼女も睡魔に抗おうとはしない。
膝に頭をのせて目を閉じたなら、直ぐにすう、と寝息を立てて雪兎は眠り始めたのだった。


*


会合が終わったのは六時四十分を過ぎた頃であった。
しかし会合の間、雪兎の待ち人—出馬は彼女が先に帰ったのではないのかと内心ハラハラして上の空、会合どころでは無かったのである。…恥ずかしい事に。

はーっと盛大に溜息を吐くと、彼の事情に勘付いたのか静が声を掛けた。


「大丈夫よ、ゆきちゃんなら待ってるんじゃない?」
「それやったらええんですけど…多分もう帰って……」


教室を出て、言いかけた。
ドアの横に凭れかかって細い足を投げ出しながら眠る少女の姿が、目に入った。
あれ、と出馬の頭に疑問符が浮かぶ。紛れもなく、雪兎である。


「…っもー、何でこんなとこで寝てんねん。ゆき、ゆき!」


ぺちぺち。雪兎の頬を軽く叩いてみても小さく声を漏らすだけで、覚醒する気配は全く無い。

ほんま手のかかる子や、と言いながら雪兎を担ぎ上げて背負っている出馬の表情は先程よりも柔らかい。


「ほら、待っててくれてたわよ」


雪兎を背負う出馬の顔を見て、静はくすりと微笑んだ。



---------*

ほのぼの。取敢えず二人のかんけーせーをば明確に…なって無いけど。
オチが静さんでした。


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