二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- BIO HAZARD——Avens Report
- 日時: 2011/01/04 15:33
- 名前: Warren ◆znJHy.L8nY (ID: SkADFG9E)
——巨大複合企業「ゼネラル・システムズ」による多大な投資を受け、元ラクーンシティ跡地に設立された「アーヴェンシティ」……この街は活気に満ちていた。あの「9月18日」までは——
二次では始めて執筆させて頂きます。Warren(ウォーレン)です。
この度はBIO HAZARDの二次創作となります。元ネタの設定などを改変している所もございますので、ご了承願います。
それでは宜しくどうぞ。
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- Re: BIO HAZARD——Avens Report ( No.1 )
- 日時: 2011/01/04 16:03
- 名前: Warren ◆znJHy.L8nY (ID: SkADFG9E)
巨大企業「ゼネラル・システムズ」で主任研究員を務めるニール・ポーターは眼前に見える“巨人”を怜悧な眼で見据えた。
Tウィルスを改良し、安定して作動する純粋な戦闘兵器を作り出す事。それが二ールに与えられた使命だった。
元々、ゼネラル・システムズはアンブレラととても良く懇意にしていた企業の一つだ。
企業規模自体はゼネラル・システムズの方が大きい。しかしアンブレラには大きな強みがあった。
そう、Tウィルスを始めとした兵器転用可能なウィルス群だ。
アメリカ軍の秘密兵器計画に参加していたゼネラル・システムズにとって、それは価値が付けられないほどに魅力的な代物だった。
アンブレラにとっても北米のみならず、ヨーロッパやアジアまで影響力を持つこの企業には利用価値がある。
アンブレラとゼネラル・システムズ、互いの企業のトップ達は密約を結び、利用しあってきた。
しかしラクーンシティ事件の後にアンブレラは倒産。ウィルス計画も闇に葬られたかに見えた。
……だがゼネラル・システムズは秘密裏に路頭に迷った研究員や社員。そして計画書やウィルス資料などを入手。
彼らはウィルスの研究を始めた——
そして今現在、このアーヴェンシティ地下に存在する秘密研究所において、ニールを含めた大勢の社員や研究員がウィルスの改良に励んでいるのである。
「W・331——アロガント」
二ールが手元の資料を見ながら言う。
元はアンブレラで開発されたタイラントと呼ばれる怪物は二ールたちによって復活、改良されていた。
以前から問題視されていた暴走などを抑える為に脳には制御コンピュータを埋め込んでいる。
戦闘力で言えば、強靭なその腕にはタングステン鋼で作られたクローが装着され、格闘戦において大幅に攻撃力が引き上げられていた。
「一応の成果は出ている。後は実地テストだけだな」
二ールは一人、そう呟くと目の前のカプセルに保存されている“アロガント”を一瞥した。
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