二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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VOC@LOID挿話集【悪食娘コンチータ】
日時: 2011/06/22 14:10
名前: 夢羽 ◆h1A8iHzIDo (ID: lwyoqLK1)

どうも、その辺のゴミです。
題名の通りです。
ボカロを小説にしたいと思っています。



   注意事項
・荒らし、チェンメなどは禁止。
・ギャグ系の曲はふざけまくってる。
・他はちゃんと書きます。
・グロ若干(?)あり。
・更新遅い。


おkな人は読んでください!


—————目次—————

スーパートルコ行進曲オワタ\(^O^)/ 
>>2 >>4 >>7
メルト 
>>12 >>13 >>14 >>17
悪食娘コンチータ  
プロローグ>>28
第1章>>29
ココロ
“奇跡”>>31

————————————

こんな駄文の塊にコメしてくださった神な皆様
・鏡音 瑞様
・みるく様
・亜里抄様
・miku(≧ω≦)様
・羅季様

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Re: ボカロを小説にしてみた【次はメルトだお!】 ( No.12 )
日時: 2011/02/25 20:10
名前: 夢羽 ◆h1A8iHzIDo (ID: lwyoqLK1)

ピピピピピピピッ

バン!と音を立て、私は目覚まし時計を止めた。
実は、数十分前から起きている。
だって、今日はお兄ちゃんとの初デートだからっ!

私は、わくわくした気分のまま、ベッドから出て着替える。
お気に入りのピンクのスカートを穿き、私は洗面所へ向かう。
昨日、思い切って切った前髪を触り、呟いた。

「お兄ちゃん、気付いてくれるかな?」

髪をいつももように結ぶと、私はテレビを付けた。
ツインテールに結った髪の毛は、先がふんわりとカールしている。
ていうか、わざとそうした。

テレビでは、丁度天気予報がやっている。

『今日は、全国的に晴れる地域が多くなるでしょう。しかし、急に——』

そこから先は、全く耳に入ってこなかった。
絶好のデート日和だ。

私は浮かれながら、鞄に財布や携帯を入れた。
最後にもう一度洗面所に寄ると、お花の髪飾りを付ける。
そして、鏡を覗き込んで心の中で叫んだ。


——今日の私は可愛いんだからっ!


————————————————————
あとがき
メルトは、4つに区切って更新したいと思います。
時間はかかると思いますが、待っていて下さい。

Re: ボカロを小説にしてみた【次はメルトだお!】 ( No.13 )
日時: 2011/03/05 20:25
名前: 夢羽 ◆h1A8iHzIDo (ID: lwyoqLK1)

→続き


待ち合わせの場所に行ってみるけど、お兄ちゃんはまだ来ていない。

「ミクーっ!」

声のした方を振り向くと、笑顔で走ってくるお兄ちゃんが見えた。
走ってきたからか、ちょっと顔が赤かった。

「あれ?前髪切った?」
「——うん、イメチェンしてみた。どう?」

私は、平静を装って言った。
お兄ちゃんが満面の笑みで頷いてくれる。
切っといてよかった——。

「じゃ、行こう」

お兄ちゃんは笑顔のまま、さり気なく私の手を握る。
蕩けちゃいそうなほど、嬉しかった。

「お兄ちゃん、お茶飲んでく?」
「うん、走ってきたから疲れた」

目も合わせられない位恥ずかしい。
でも、それと同じ位嬉しかった。
その時、すれ違った女の子たちの話が聞こえる。

「ねーねー、恋に恋したことあるー?」
「えー何それ。無いに決まってんじゃん」

私は、心の内で彼女たちに返事をしていた。


——私もないよ。
——だって、それより好きな人がいるんだもん!


続く

Re: ボカロを小説にしてみた【次はメルトだお!】 ( No.14 )
日時: 2011/03/06 15:38
名前: 夢羽 ◆h1A8iHzIDo (ID: lwyoqLK1)

→続き


お店から出てしばらくすると、私の頬に雨粒が当たった。
その数は次第に増えていき、あちこちに水溜りを作る。

私たちはコンビニの屋根の下まで走り、タオルで濡れたところを拭いた。
折角ふんわりカールにしてきた髪の毛も、雨のせいでストレートになっちゃってる。

「雨、しばらく止みそうにないな……」

お兄ちゃんが、独り言のように呟いた。
実は独り言だったのかもしれない。
私はタオルをしまおうと思い鞄を開けた。

「もう、天気予報の嘘吐き!」

私はそう言いながらタオルをしまおうとして気付いた。
傘が入っている。
緑と白チェックの折り畳み傘。私は思わずそれを取り出した。

「何たる悪運……」

このまま傘のことがお兄ちゃんに知れたら、デートが終わっちゃうかもしれない。
まだ、お兄ちゃんと別れたくなかった。

「あ、ミク……傘持ってたの?」

お兄ちゃんに気付かれた……。

「ミク、それ貸して」
「……うん……」

私は沈んだ気持ちのまま返事をし、お兄ちゃんに傘を渡した。
お兄ちゃんは傘を開き、私に手招きをする。

「ミク、入って」
「——ッ!」

このままだと、本当にデートが終わっちゃうかもしれない。
私が立ち竦んでいると、お兄ちゃんはこう言った。

「どうしたの?濡れるよ?」

濡れたいと言う訳にもいかず、私は傘の中に入った。

「……しょうがないから、入ってあげるっ!」

……正し、ツンデレで。
私ははぐれないようにお兄ちゃんの服の袖をギュッっと握る。

お兄ちゃんは、こんな至近距離で何とも思わないのかな?

ふと、そんなことを考えていた。
私なんか、息が詰まりそうなぐらい緊張してるのに——。

緊張のせいか、服を掴んでいる方の手が小刻みに震える。
お兄ちゃんに悟られるんじゃないかと思うと、また緊張して心臓の鼓動が速くなる。
手をほんの少し伸ばせば、お兄ちゃんの腕に自分の腕を絡ませることだって出来る。
でも、今は服の袖を掴むので精一杯だった。


——私のこの想い、お兄ちゃんに届きますように!


続く

Re: ボカロを小説にしてみた【次はメルトだお!】 ( No.15 )
日時: 2011/03/20 15:25
名前: 亜里抄 ◆r7Y88Tobf2 (ID: 4Mwjpboz)

初めまして……??
いや、多分知り合い!
知ってる夢羽だったらいいですけど……。

ミク様萌え〜><

……みたいな感じれす。
頑張れッ!

Re: ボカロを小説にしてみた【次はメルトだお!】 ( No.16 )
日時: 2011/03/31 16:05
名前: 夢羽 ◆h1A8iHzIDo (ID: lwyoqLK1)

>>亜里抄
うん、知り合い!
かなり昔に使ってた名前を引っ張り出してきたw

ミク萌えるよね><
ほんとは、リンレンをもっと出したい……。

今から更新!


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