二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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†D.Gray-man†
日時: 2011/01/09 14:07
名前: はな ◆MxJhD84ahg (ID: I1B7LnPP)

くりっくありがとう御座います。

 このおはなしは、Dグレの2次小説です。
 血とか戦い系が苦手の方はご注意下さい。

 

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Re: †D.Gray-man† ( No.1 )
日時: 2011/02/04 15:04
名前: はな ◆MxJhD84ahg (ID: eineYqmO)

 黒の教団、科学班フロア


 今日もコーヒーを片手に、みんな熱心に仕事に取り組んでいた。
 まれに、「転職したい」「もう辞めようかな」などといった弱音の声が聞こえるが、「あきらめんなよ」「たぶん終わるさ」と励ましの声が返っていた。

 「はーい!みんなちゅーもくぅーっ!!」

 一際目立つような大きい身長のめがねをかけた男が、コーヒーを片手に、大きな声でみんなに向けてしゃべった。

 コムイ・リーという黒の教団の「室長」という偉い地位にいるえらい人なのだが、妹好きで、よく問題を起こす困った人でもある。
 ちなみに妹のリナリーは、黒の教団のエクソシストという部類の人間で、イノセンスの黒い靴の適合者で、適合者になった者は嫌でもエクソシストにならなければいけない。

 「何スか、またコムリンでも作ったんスか?いい加減にしてください」
 科学班班長のリーバーは呆れたように言った。
 目の下には大きなくまがあり、とても疲れている様子。

 「違うよ。今日は科学班の新メンバーを連れてきたんだよ」
 「新メンバー?」

 めがねの位置を直しながら、科学班のジョニーは首をかしげた。
 彼もまた、お疲れの様子だ。

 「そっ。 さっ、入ってきて」

 コムイの後ろにあるドアがゆっくりと開いた。
 入ってきたのは13歳か14歳くらいのサロペットを着た女の子で、よく見ると左耳に十字架のピアスをしている。

 「アリス・ウィルナです。今日から本部勤務になりました。いろいろ不慣れな事が多いかもしれませんが宜しくお願いします」

 「彼女はすごく頭が良くて飛び級でここに来たんだよ」

 コムイはなんとも偉そうに胸を張った。別にコムイの事を褒めているわけでもないのだが・・。

 「頭いいんだねー。俺ジョニー。よろしく」
 「リーバーだ。ここの班長をやってる。よろしく」

 「はい。よろしくお願いします」

 シェリルはもう一度お辞儀をした。
 リーバーがシェリルの机まで案内した。

 ステンレスで新しい机は2、3日もすれば周りと同じように、書類で埋もれてしまうだろう。

 そう思いつつ、シェリルは机の上のダンボール箱の整理を始めた。


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