二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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(戦国BASARA)非凡に憧れる≠平凡
日時: 2011/01/11 13:20
名前: 黒猫 (ID: slitpE5G)
参照: はじめまして♪

はじめまして、黒猫と申すものです。
今、再放送中のBASARAにハマってしまいまして、書きたい衝動に駆られましたのでまぁ、書いてみようかと(
因みに、最強設定とかそういうの無いので悪しからず。

▼ルール▼
そのいち、何時もと違う…コホン、平凡なんてやだ!っていう方はバックプリーズノシ
そのに、ちゃんt(殴)…荒らしの類はさようなら!(ビューン(ぇ
そのさん、面白ければコメントを、面白くなければアドバイスを下さい!
そのよん、主人公視点が多いかもしれません。
▲増えるかも知れません▲

◆お話◆

Page:1



Re: (戦国BASARA)非凡に憧れる≠平凡 ( No.1 )
日時: 2011/01/11 14:38
名前: 黒猫 (ID: slitpE5G)

主人公設定

名前/秋本 雪
読み/あきもと ゆき
愛称/ゆっきー、ゆーちゃん等
年齢/14歳
容姿/茶髪のセミロングに、瞳は黒色。身長は不明。平凡な顔。
備考/非凡に憧れる平凡な子。城下町で働いている。平凡と言えど、過去は一応持つ。


サブ主人公

名前/白羽
読み/しらは
愛称/白姫しらひめ
年齢/16歳
容姿/艶やかな黒髪を腰まで伸ばしており、瞳は丸い黒。身長は不明。
備考/奥州の姫。雪が大層気に入り、城下町によく来る。伊達政宗の妹だが、兄嫌い← 戦う姫様。



※一応サブに王道ちゃんは居ます
※増えることあり

Re: (戦国BASARA)非凡に憧れる≠平凡 ( No.2 )
日時: 2011/01/11 14:35
名前: 黒猫 (ID: slitpE5G)

第壱話「平凡少女とお姫様」


「雪ぃぃぃぃっ!」
「し、白姫!?」

とある城下町の、とある甘味処にて。
只今、雪、と呼ばれた少女に抱きついたのは白姫、と呼ばれた少女である。
雪は平々凡々な一般人だが、白姫は本物の姫だ。白羽、という名前だが皆に白姫と呼ばれている。
何故姫のような人物が雪に抱きついたかと言うと…

「さ、雪! 妾と共に来るのじゃ!」
「だーかーらー、お断り致しますって!」
「何じゃ、出来損ないの兄上が原因ならいますぐ殺して…」
「いやいやいや、薙刀片手に…って、違います!」

そう、この会話からわかると思うが…白羽は雪を大層気に入り、実の兄を抹殺してまで城へと連れて行くほど溺愛している。

「何でじゃ!」
「その、私なんかが行ってはいけない気がして…」
「寧ろ来なければ怒るぞ!」
「(いや、関わりたくないと言うか何と言うか…)」

関わりたくない。そんな雪の願いは叶わず、遂に白羽は無理矢理雪を引っ張る。
かなりの怪力の様で、抗う間も無く、雪はあっという間に白羽に誘拐されることになったのだった。

「………」
「雪はこれから妾と共に暮らすが良い! 兄上など滅ぼしてくれるわ」
「えぇ!? お兄様滅ぼしちゃ駄目だよ!」
「雪が言うなら仕方ないの……半殺しで済ませてやろう」

ふふん、と何処か得意げな白羽に若干呆れる雪。
正直言って、そんなに独眼竜と呼ばれる人物は弱くないと雪は思う。

「(あ、でも兄妹だし、白姫も強いのかも…)」

…なんて、能天気なことも雪は考えていた。
暫く時間が過ぎ、気付けばもう城まであと少しらしい。

「楽しみぞ!」
「(楽しみなのはお前だけだろ白姫よ!)」

心の中でツッコむも、口に出せば殺されそうで口に出せないチキンな雪。
白姫が兄と出会い殺そうとするまで後四半刻。雪がやっと自由になるまで後半刻—…


「平凡少女とお姫様」
(あの、白姫? 手、離して…)(断り致す!)((手、痛いんだけど!? 怪力!?))

Re: (戦国BASARA)非凡に憧れる≠平凡 ( No.3 )
日時: 2011/01/11 14:57
名前: 黒猫 (ID: slitpE5G)

第弐話「平凡少女と独眼竜とその右目」※主人公視点


………。
え、何この状況。目の前に白姫の兄である伊達政宗公、その隣に竜の右目こと片倉小十郎様。んで、私の隣は白姫。

お か し く な い ?

「あのっ…」
「Ah?」

やーめた、話しかけるの怖いもん。
何あの南蛮語。怖すぎるよ、流石だね。

「兄上! 今此処で殺してあげるから雪も住むぞ!」
「Ha! 殺せるモンなら殺してみな」

あわわ。尋常じゃない兄妹喧嘩が始まっちゃったよぉ…!
怖い怖い怖い怖い怖い怖い…殺気がっ…!

「(…よし、帰ろう)」
「あーっ! 雪! 帰るなんて許さぬ!」
「いやぁぁっ! やめて、帰る、ヘルプミィィィ!」
「!? テメェ、南蛮語使えんのか…?」
「使えます、使えます。貿易とかしてたら覚えました」

何故貿易? いや、海岸で出会ったんだよ外国人。
んで、書物を安く売ってくれたので仲良くなったんデスヨ。
って説明をしたら納得した様子の奥州筆頭伊達政宗公。

「流石妾の雪!」
「Ha! 気に入ったぜアンタ。okey、此処に住みな!」

帰らせてください、と言おうとしたら片倉様に同情の視線を投げかけられた。
アハハー……見捨てないで下さい。

「はい………」

しょんぼりして言うと、白姫が「案内は小十郎な!」と片倉様を指差したので少し嬉しかった(だって片倉様、何か良い人そうなんだもん)。
白姫も政宗公も政務というものがあるらしいからね。

「行くぞ」
「あ、はい」

立ち上がった片倉様の後ろからのんびりと進んでいく私。

「名は」
「あ、秋本雪です!」
「秋本、…? 武家の出か」
「いえ。武家の御方に拾ってもらった身です。苗字などございませぬ」
「そうか」

そこで会話が途切れてしまった。
嗚呼、寂しげなお話だったかなあ、なんて考えていると片倉様にぶつかった。

「姫が此処を使うように、と。姫の部屋と政宗様の部屋に挟まれているからな」
「い、良いのでしょうか…」
「命じられた、と言えばこの部屋を使うか?」
「もちろん!」

前の家と同じくらいに広い部屋。だけど、この部屋の方が少し大きくて。
なんだかんだ言って私は此処が、白羽姫が気に入っているんだなあとしみじみ思う。怪力に握られた手が痛いけどね!

…これからの生活は、きっと非日常なんだろう。
何故だろう。楽しみにしている自分が居る事を、拒否できないのは。


「平凡少女と独眼竜とその右目」
(米沢城………いいところだなあ)(雪ぃぃぃぃ! すぐに終わらせる!)(お断りします)


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