二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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(戦国BASARA3)堕落して舞え
日時: 2011/01/15 17:10
名前: てと (ID: slitpE5G)

何か3作目にも手ェ出しちゃいますたww(UZEEEE!!とか言わないでね←
最強じゃないとは言え、それなりに強い〜みたいのはあります。
因みに、お相手は石田三成様。一目惚れしt(ryry
BASARA3設定で行きます。

+傾向+
・微糖or甘(←これが基本となります
・シリアス
・切ない

+ルール+
荒らしの類は迷惑になる故、お引取り下さいませ。
出来ればコメントお願いします。アドバイス等も宜しければ。

+増えることもあります+

<お客様>
ゆn様

<設定〜序章>
主人公設定>>8
イメージソング>>9
プロローグ>>11

<本編>
第壱話「緋色の瞳」>>15
第弐話「幸せ」>>21

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Re: (戦国BASARA3)堕落して舞え ( No.11 )
日時: 2011/01/11 18:05
名前: てと (ID: slitpE5G)

—プロローグ—

全てを失って、堕落して

また舞って、堕ちて行く

そんな私が役に立てるのならば、貴方の為に

人殺しでも何でもしてみせましょう

貴方の命令に忠実に

貴方の指示に忠実に

永遠の忠誠を貴方に誓いましょう

貴方が捨てようとも私は貴方を陰から支えます

私が貴方に仕える、それが

それが、堕落した私の役目だから


堕落して舞え
 (落ちても、堕ちても)(舞い上がるは黒き蝶)

Re: (戦国BASARA3)堕落して舞え ( No.12 )
日時: 2011/01/11 18:12
名前: てと (ID: slitpE5G)

ゆn様>

有難うございます^^
真田主従はちゃんと出しますよーv
判りやすい、でしょうか?
こういうバトン的なのは初めてなので…;

Re: (戦国BASARA3)堕落して舞え ( No.13 )
日時: 2011/01/11 18:22
名前: ゆn (ID: DN0pvQeX)

てとs>
わかりやすいぜぃ!!

Re: (戦国BASARA3)堕落して舞え ( No.14 )
日時: 2011/01/11 18:34
名前: てと (ID: slitpE5G)

ゆn様>

それは良かったです^^
わかりやすくないと思ってたので;

Re: (戦国BASARA3)堕落して舞え ( No.15 )
日時: 2011/01/11 19:00
名前: てと (ID: slitpE5G)

第壱話「緋色の瞳」


静けさ漂う夜。
黒い忍の装束であろうものを身に纏う女性—奏—は溜息を吐いた。
原因は目の前に居る同じ忍、猿飛佐助。

「貴方が何故此処に居るのでしょう、猿飛」
「ほんと、つれないよなー」
「下らぬ用事で引き止めないで下さりますか」
「待てって。いや、ね? 此方も仕事なわけで」

仕事、と聞きピクリと奏が反応する。
何処か探るような、鋭い目つきで佐助を睨むように見ながら眉を寄せる奏。

「場合によっては殺めることもありますが」
「何々、同盟国の忍も殺すの?」
「貴様に関しては三成様に何も言われて居りませぬもの」

妖艶な笑みを浮かべる奏に、こく、と喉を鳴らす佐助。

「はいはいっと」

結局折れたのは佐助の方だった。
全くもう、と呟けば仕事の内容を奏に話し始める佐助。

「成る程……そういうわけならばお手伝い致しますわ」
「ほんと? いやー、助かるよ」

仕事内容を聞き、ゆっくりと頷いた奏。
その仕事内容は、石田の忍—奏の事だ—と徳川への偵察。三成には既に話はつけてあるとの事で。

「行きますわよ」

仕事と聞き、すぐに消えた奏。
そんな奏を佐助は苦笑を浮べて追いかけたのだった。

目的地へと向かう間、奏は無表情で一言も喋らなかった。
その緋色の瞳に浮かぶのは憎しみだけ。私情など一切も持ち込まぬ冷たい光を宿し、淡々と目的地へ駆ける。
そんな奏を見て佐助は感心半分、複雑半分という表情をして見せた。

「(あの瞳に睨まれたら動けなくなるのもわかる…)」
「猿飛、」

ぼうっと考えていると不意に奏から声がかかる。

「あれを倒せますか?」
「はいはいっと」

奏の視線の先には恐らく徳川又は東軍の忍。
人数は5人程度であり、らくらくと倒せる人数ではあった。

素早く後ろに回りこみ首の後ろ—項辺り—に手刀を入れればすぐに気絶する。
それに気付いた忍もあっという間に地に伏した。

「……感づかれた、か」

ポツリと呟かれた佐助の言葉に奏は目を細めた。

このまま帰るわけにも行かないので二人は天井裏を伝い忍び込むことには成功した。
が、やはり感づかれているのか苦無等が次々と飛んできたが。

「一旦引くよ」
「っ……」

佐助の言葉にギリリ、と唇を噛み締める奏。
無力な自分に腹が立ったのか、強く噛み過ぎて血が滲んでいる。

「……早く」
「わかり、ましたッ……」

素早く二人は消え、姿を紛らすために森へと入る。

「行こう」

奏を促しながら佐助が一瞬固まった。
あまりの無念さなのか、整った顔が憎しみに歪み、瞳は鋭い光を放っていたのだから。


緋色の瞳
 (様々な感情を宿した瞳は)(冷たいままで)


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