二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- (薔薇乙女)欠落人形と魔法学校(ハリーポッター)
- 日時: 2011/01/16 10:49
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
薔薇乙女→ハリーポッターなお話です!
因みに、主人公は二人です。
更新遅くなると思われますが、ごめんなさい;
出来るだけローゼンメイデンを知らない人もわかる様に書こうと思います。
宜しければコメント下さい!
<来て下さった人 ※只今(1)名様>
空音ユズ【リア友】
<お話>
主人公s設定>>1
act.00「欠落人形(Lack Dolls)」>>2
act.01「初めまして」>>3
Page:1 2
- Re: (薔薇乙女)欠落人形と魔法学校(ハリーポッター) ( No.2 )
- 日時: 2011/01/16 10:48
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
act.00「欠落人形(Lack Dolls)」
—誰よりもアリスに近く、誰よりもアリスから遠い存在—
「…私は、欠落人形」
「壊れた子とは、違う」
ジャンクとは違い、完璧とも言えない人形
「生まれし時から欠落した状態の人形、それが」
欠落人形こと、—紅水晶—
「嗚呼、もう何もかも崩れてしまえばいいのに」
憎らしいほど澄み渡る空を見上げ、美しき人形—紅水晶—は溜息を吐いた。
何故、自分のような者にもこの世界は優しいのだろうか。
それなら崩れてしまえ。
「私は、私は、」
「私は、———お姉様が居るから、存在する」
ポツリ、と二度目の溜息と共に吐き出された言葉は、風に消えた—…
act.00
- Re: (薔薇乙女)欠落人形と魔法学校(ハリーポッター) ( No.3 )
- 日時: 2011/01/15 14:46
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
act.01「初めまして」
彼女——紅水晶に、契約者は居ない。
契約したいと名乗り出るものは居るが、紅水晶は至ってその気が無い。
彼女は、お姉様—水銀燈—のみ居ればいいのだから。
「あの子は狂ってるわ。それは否定しない」
「けど、あの子は誰よりも——」
真っ直ぐなのよ、と水銀燈は美しく笑う。
「だから、あの子はアリスに近くて、一番遠い」
意味深な言葉を残して水銀燈はふわりと消える。
直後に現れたのは———紅水晶
「嗚呼、お姉様は帰ってしまったのね」
残念そうに呟き、空を仰ぐ紅水晶。
だけどどこか楽しそうで、妖艶な雰囲気に、周りの人間は魅せられて行く。
「残念残念——だけど、楽しみね」
これから始まることを知っているかのように笑う紅水晶。
———刹那、
彼女はnのフィールドと呼ばれる、現実世界の裏側に存在する、人々の精神世界への入り口—水面—の前で消えた—…
[まきますか・まきませんか]
「何これぇ……」
外国のとある家——少女、リオク=フェルナーデは戸惑っていた。
原因は手元に在る紙。それには、まくかまかないかと書いてあった。
「む、ぅ…よし!」
リオクは暫く考えた後、まきますか、という所に丸をつけた。
すると、その紙は自動的に消え、代わりに銀髪赤目の可愛らしい少女—否、人形—が鞄に入って落ちて来た。
桜田ジュンと真紅とはまた違う出会い方だ。
「わ、何これぇ…可愛い!」
リオクは鞄から人形—紅水晶—を取り出すと、近くにあったゼンマイを手に取り、首の後ろに合ったゼンマイを入れるところらしきに差し込んでキリキリとまわし始めた。
すると、ゼンマイは独りでに鞄へと戻り、紅水晶はその瞳を開ける。
「…う、ごい、た?」
「初めまして———…」
紅水晶はニコ、と綺麗に笑い小さくお辞儀をして見せた。
act.01
- Re: (薔薇乙女)欠落人形と魔法学校(ハリーポッター) ( No.4 )
- 日時: 2011/01/15 17:51
- 名前: 空音 ユズ (ID: uPcLZd7c)
やほッ!
僕もひょこっと顔を出します。
ハリーポッターって見て
クリックしたんだ♪
いろいろと君の小説見にくるよ(*^ω^*)
ヨロシクね
- Re: (薔薇乙女)欠落人形と魔法学校(ハリーポッター) ( No.5 )
- 日時: 2011/01/16 10:19
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
ユズ>
やほ〜♪
僕もユズの小説は見に行くからねノシ
ハリポタ連載…なるべく頑張ろう(
りょーかい。
宜しくにぇー…(
- Re: (薔薇乙女)欠落人形と魔法学校(ハリーポッター) ( No.6 )
- 日時: 2011/01/16 16:58
- 名前: てと (ID: slitpE5G)
act.02「寂しさ」
「え、あ、う…」
放心状態なリオクを見て紅水晶はクス、と笑む。
その気持ちは分からないでもない、だって人形が動いてしゃべっているのだから。
「——私は紅水晶。薔薇乙女シリーズと呼ばれるものの第0ドール」
「べ、にすいしょ、う…? ろーぜんめいでん…?」
「ええ。それについては—…そうね、貴女が闇の姫である限りは何時かわかるわ」
「闇の、姫?」
「——————聞いてないの?」
首を傾げるリオクに紅水晶は思わず間抜けな声を上げてしまう。
「まぁ良いわ、聞いてないなら聞いてないで」
「…?」
「と、いうことで——これから宜しくね?」
「え、あ、うん」
ふふ、と可愛らしく笑う紅水晶に思わず頷いてしまうリオク。
そして思わず赤くなる。
「————ッ可愛い!」
ぎゅーっと強い力で抱き締められ紅水晶は今にも窒息しそうになり、もがく。
「離して頂戴————貴女は好きだけど、お姉様以外に抱き締められる趣味は無いわ」
「お姉様?」
「——時が来れば」
それだけを言い残し、紅水晶はふわりと鞄に戻り、鞄で寝始める。
「不思議な子——…だけど、懐かしいのはどうしてだろうね」
ぽつり、と呟いたリオクの言葉を紅水晶をしっかり聞いており、切なそうに顔を歪めた。
——翌朝
「ハーマイオニー、お早う」
「あらお早う、リオク」
リオクは朝早くから隣にある幼馴染の家に遊びに行っていた。
勿論、手に紅水晶を持って。
「あら、その人形…」
「それがねー—……」
かくかくしかじか、と説明をすればハーマイオニーは驚いたように、だけど面白そうな笑みを浮かべる。
「ふふ、面白いわね」
「全く人を話の種にしないで頂戴」
「「あ」」
話していたらおきてしまったのか、紅水晶がムスッとしながら言う。
それを見て只管苦笑。
「これから宜しくね、紅水晶」
「ええ、宜しくねハーマイオニー」
「私もーっ!」
「宜しく、リオク」
まだ契約者にはなってないけれど、と紅水晶は笑む。
「マスター?」
「何でも無いわ、気にしないで?」
言葉を濁しつつ、紅水晶は少しの寂しさを覚える。
その寂しさに気付かないふりをして、紅水晶は普段どおりの笑顔を取り繕った。
act.02
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