二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナズマイレブン〜下剋上〜
日時: 2011/02/05 19:17
名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: RQ1WQxE6)
参照: ♪エスカバLOVE♪


ども。成神瑠希亜です!!

・イナズマイレブン最強軍団オーガ襲来
・イナズマイレブン完璧なんて知らない
・イナズマイレブン結木音御
・イナズマイレブン実在小説
・イナズマイレブンクールな2人の物語
・BLEACH君にもう一度
・ソウルイーターもう一つの聖剣

もよろしく!!

王牙学園の物語です。
コメする時はタメでどーぞ^^
では、これからよろしく!!

>>2オリキャラ

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Re: イナズマイレブン〜下剋上〜 ( No.3 )
日時: 2011/02/07 20:43
名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: RQ1WQxE6)
参照: ♪エスカバLOVE♪

ミストレSIDE





春。

桜が舞う季節。

オレは中学2年生になった。

っていっても16歳だけど。

そして今日が新学期。

クラス変え、担任が変わる、学年が変わる・・・。

いろいろあるよね??

新学期って。

「ミストレ君と同じクラスがいいなぁ!!」

「私もっ!!隣の席とかでぇ・・・」

『うん^^だといいね』

いつもと同じように女子達が回りに居る。

オレが笑って惚れない女の子は居ない。

それがまた面白い。

『ぁ、オレ2年A組か。トップクラスだ』

やっぱりトップクラスだ。

オレ、1番じゃなきゃ気がすまないし。

まぁ、バダップが居るんだけどね・・・。

「ミストレ君とクラス違う〜」

「ショックー!!」

「やっぱりトップなんだね・・・」

すっごくがっかりしてる。

トップになるのは難しいしね。

教室に入って隣の席の子を確認すると、“アクル・フローレンス”と書かれてある紙が机に貼ってあった。

女子なのか男子なのかわからない名前の子。

どんな子なんだろう??

と思っていると、大きな声が聞こえた。

「アクルーっ!!」

男子の声だ。

アクルって、オレの隣の席の子かな??

「アミじゃん!!お前頭悪いから1番したのクラスか??w」

「そんなこたぁどうでもいい!!アクルは!?」

「アクルならほら、いつものあれだよ」

「またかよ!!ったく・・・どんなけ優等生なんだかねぇ・・・」

優等生??

アクルって子、優等生なんだ。

「まぁいいや。どうせ体育館で待ってるだろうし」

なんの話かわかんないや。

まぁオレには関係ないだろうしね。

<生徒のみなさんは、体育館へ向かってください。入学式を始めます>

放送と共にぞろぞろと体育館へ向かう生徒達。

オレの周りには、お決まりの女子達が。

「行こう、ミストレ君!!」

『あぁ。行こうか^^』







続く

Re: イナズマイレブン〜下剋上〜 ( No.4 )
日時: 2011/02/05 19:46
名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: RQ1WQxE6)
参照: ♪エスカバLOVE♪

エスカバSIDE




2年A組。

トップクラスか。

俺はエスカ・バメル。

トップクラスの軍人。

ヒビキ提督の下につく者でもある。

「エスカバ。行こうぜ」

『あぁ。今行く』

俺は同性からの人気が高いらしく、周りにはいつも男の群れ??が居る。

それに比べて、ミストレーネ・カルス、ミストレは女子からの人気が高い。

いや、高すぎるんだ、あいつは。

強烈ナルシストなところがうぜぇけどな。

「アクルまた選ばれたのかよ〜!!さっすが優等生」

俺の身近な奴である者が、アクルと名にかけた。

優等生??

優等生なんて言葉、バダップしか似合わねぇけど??

バダップ以外に優等生が居るのか??

この学園に。

『なぁ、アクルって誰だ??』

あえて聴いてみた。

が、驚いた表情を見せる。

「お前・・・アクルの事知らねぇの!!?」

『お・・・おぅ。わりぃかよ??」

「えぇー・・・」

ドン引きされた??

「此処にアクルを知らない人が居るんですけどーっ!!」

なっ・・・バカ!!

余計な事を!!

『ちがっ・・・ってぇか貴様っ・・・』

「マジ!?エスカバ君アクルの事知らないんだ!?」

「ありえねぇーw」

何??

そんな有名な奴なわけっすか??

「エスカバ、ちょっと来て!!」

『ん??』

俺を呼んだのは、ミストレだった。

『なんだよ』

「君さ、アクルって子知らないんでしょ??」

『あ・・・ぁ。なんだよ、わりぃかよ』

「実はオレも知らないんだ・・・」

あ、マジ??

ミストレも??

「なんかかなりの実力者らしいけどねぇ。バダップよりも」

『バダップよりも!?』

「ってオレは聞いたけどね」

嘘だろ・・・。

バダップよりも上の奴が居るなんてさぁ。

『マジかよ・・・。そんな奴を俺は知らないなんて・・・』

こそこそ話していたら、ざわついた一同を一気に静めた先生が言った。

「これより入学式を始めます。はじめの挨拶を・・・」

うわ、でたよ挨拶。

なっげぇんだよなぁ・・・。

これだけで30分ぐらい使うぜ??

時間の無駄だっつぅの。

「アクル・フローレンス。」

・・・は。

今アクルって言った??

まーさか・・・??

「はい」

少し低めの声でアクルとか言う奴は席を立ち、朝礼台へと歩き始めた。

科学者が着てるような白衣を身にまとい、髪がゆらゆらと綺麗に揺れている。

白衣の下からは、制服がきちんと着られている。

優等生って言われてる理由がわかったぜ・・・。

「入学祝の言葉。2年A組、アクル・フローレンス」

A組!?

『ぉぃ!!A組って・・・』

小声でミストレに言った。

「あぁ。彼女A組なんだ」

マジか・・・。








続く

Re: イナズマイレブン〜下剋上〜 ( No.5 )
日時: 2011/02/05 20:02
名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: RQ1WQxE6)
参照: ♪エスカバLOVE♪

アクルSIDE





入学祝の言葉なんて、めんどくさいんだっつーの。

ったくよぉ・・・ヒビキの奴、私にこんな役目押し付けやがって。

私が1年の時もこの仕事任せたよなぁ!?

ざけんじゃねぇよっ!!

優等生演じるのも疲れるんだっつーのっ。

白衣を着ているせいで、余計目立つ。

どうにかしてくれ。

マイクを前に一礼し、マイクに口を近づけ、話し始めた。

「桜が舞う季節。ご入学おめでとう御座います。—・・・」

なげー・・・

超なげぇ。

眠くなりますねぇ。

台本に沿って話すのは。

30分かかるって言われてたけどよぉ・・・。

こんなんに時間使ってらんねぇよ。

大人でも1時間近くかかる台本を30分で片付けられるのは君だけだ。

なーんて奇麗事言って・・・。

ふーざーけーんーなー!!

こんなん10分ありゃ読めるっつの。

私の頭脳なら。

300枚近くある原稿を片っ端から片付けていくには、もう・・・

これしかないな。

「・・・」

シーンと静まり返った。

所々ざわざわしてきたが。

まぁ、当たり前だよね。

私、急に黙って黙読してるもん。

こんなのに30分かけてられねっつーの。

「えー・・・これでは入学祝のお言葉だけで1時間かかってしまいます。大切な時間を削ることになるので、300枚近くある原稿を黙読した結果を私の言葉で表します」

これが1番楽。

つーか。

みんな超びっくりしてるし。

入学式にかけつけたお母様達は、口々に

<あの量の原稿を10分で読み上げたの!?>

<すごいわねぇ・・・さすがアクルちゃん>

などなどと。

お褒めの言葉ありがとう。







続く

Re: イナズマイレブン〜下剋上〜 ( No.6 )
日時: 2011/02/06 19:21
名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: RQ1WQxE6)
参照: ♪エスカバLOVE♪

ミストレ・エスカバSIDE





『っ!?黙読・・・!?』

ミストレが言った。

『バカかあいつ!!あの原稿読むのにバダップでも1時間かかったものを・・・黙読なんて・・・』

『無理がある・・・』

口々に言う生徒に紛れてアクルを批判する2人。

だがそれは間違っている。

「何言ってんだ2人とも。アクルには可能なんだよ」

『はぁ!?』

『可能・・・??』

「まぁ、見てればわかる」

ミストレはすごく不思議そうな表情でアクルをじっと見つけている。

エスカバは相変わらずの目つきでアクルを見る。

そしてアクルは沈黙から10分程度経ったところで口を開き始めた。

「えー・・・これでは入学祝のお言葉だけで1時間かかってしまいます。大切な時間を削ることになるので、300枚近くある原稿を黙読した結果を私の言葉で表します」

時間—。

それは誰もが神から平等に与えられたもの。

それを失ってはいけないと思ったアクルは、自ら口にしたのだった。

『嘘だろ・・・!?』

『アクルって子・・・まさか』

「黙読した結果って言ってただろ。アクルは、この10分という短時間の間に、あの原稿を全部読んだんだ」

『『!!?』』

2人同時に驚き、再びアクルを見る。

『あれを10分なんて・・・無理がある!!』

「アクルには、不可能という言葉は無いさ」

『そんな・・・まさか』

誰もが当たり前のように聞いていた。

それをミストレとエスカバは知らなかった。

「さすがアクル〜・・・すごいっ」

「だよね!!またスカウトされたんだもんねぇ」

アクルが原稿を読み終え、短縮した文を読み終えた。

拍手が沸き起こった。

「ありがとうございました」

アクルが言った。

—パチパチパチパチ—

盛大な拍手。

大人までもが驚く。

「—・・・アクル・フローレンス」

誰かが立ち上がった。

立ち上がったのは、学園内で何をとっても1位であるバダップ・スリードだった。

「盛大な拍手が沸き起こった今、俺は君を論破する。君の頭脳を粉砕し、君が支配したこの学園に俺の旗を立てる」

バダップ・スリード=バダップ。

バダップは学園内で1位が当たり前のような者だ。

英才教育受けで育った彼は、常に1という数字が当たり前なのだった。

「フッ・・・粉砕??ふざけたことを言うな。君の旗を立てるには、まず私を倒さねばならないな」

「勿論。君を倒そうではないか。」

「ならば私は君にこの言葉をささげよう—・・・」

この学園に集まった者達が、学園内で1位の者の競い合いに、目が奪われていた。

「下剋上—・・・ってね」

アクルが言った。

下剋上。

それは、上の身分が下の身分を倒すこと。

つまり、バダップ以上に優れた才能をもつアクルは、バダップを下とみた。

「上等。その言葉、忘れるなよ」

「勿論」

ニッと笑うアクル。

誰もが惜しまない戦場となった。






続く

Re: イナズマイレブン〜下剋上〜 ( No.7 )
日時: 2011/02/05 20:35
名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: 5FEzjtUd)

新しいの作ったんだね☆

面白いw
アクルちゃんカッコイイ!!!
更新がんばれ!


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