二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

君が望む花を求めて…
日時: 2011/02/10 00:23
名前: NECK (ID: DWp7s.HW)

『ねぇ、この花ドコから採ってきたの??』
『マーズリッヒからよ…』

僕の母はいつもこの不思議な花の事を聞くとこう答える。
僕はこの春に小6になる天道 ヒカル(テンドウヒカル)
僕の母は、ガンだ。だから、母を助けたい…
でも、何もできないんだ。いつも、いじめらてる。
だけど、母には言わない。
僕のお父さんは、3年前にちがう人と結婚した。
僕と母を捨てて。だから、悲しい顔をしないと決めた。

そんな僕は今逃げ出してとにかく走っている。
母が亡くなったから。だから走る。走って、走って
逃げ回る。母の死を受け入れたくなかった。
走っているうちに光が見えた。
その光は、自分を呼び込むかのように…
そして、光を追いかけるうちに気を失った。
そして気が付くとそこには、見たことのない世界だった。

知らない世界だが人は、たくさんいた。
『あのスミマセン』とヒカルは近くにいたおじさんに声をかけた。
『なんだいボウズ』
ヒカルは『ここはドコですか??』とたずねた。
『ここはドコって西の都フラシオンに決まってるじゃねぇか』
おじさんは明るく
『もう遅いしさっさと帰んな。時間も遅いし母ちゃんが心配してるだろ。』と言った。
そのとき忘れかけていたことをまた思い出した。
暗い表情のヒカルにおじさんは心配そうな顔をした。
ヒカルは帰る場所がなくなっていたため思い切って言った
『今日おじさんち泊めてくれない』と・・・
おじさんは気前よく了承をくれた。

続く

Page:1




この掲示板は過去ログ化されています。