二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- トレジャーウォー(どうぶつの森)
- 日時: 2011/02/10 03:32
- 名前: 火炎紺蟲 (ID: ZsftZnZN)
皆様初めまして。書いた小説が中々完結しない男です。
今回書かせて頂くお話は、私の過去作です。
それ故に、色々と問題と注意点がありますが、よろしくお願いします。
・原作無視。(剣と魔法の冒険物になったりします)
・オリキャラ(もちろん、上記のような本来居ないキャラです)
・どうぶつの森e+以前(DSやWiiのどうぶつの森の二次じゃないです)
・リメイク版である(要するに単なる書き直し。)
・キャラ募集する事がある(勿論キャラ崩壊させたりする)
・台本形式
以上の事項を読んで「やだこいつっ!気持ち悪ぃ!」と思う人は
これを読むのはお勧めしないです。キャラ募集は後ほどになりますので
その時にまたお知らせします。
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- トレジャーウォー ( No.2 )
- 日時: 2011/02/10 04:09
- 名前: 火炎紺蟲 (ID: ZsftZnZN)
みしらぬ猫「やぁ!今何j」?「うるさい」
みしらぬ猫「結構酷い人だね…所でこk」?「うるさい」
みしらぬ猫「…意地でも座っちゃうもん。てぇい」
?「・・・・。」
みしらぬ猫「で、君名前は?」
?「…(無言で耳を引っ張る)」
みしらぬ猫「アタタタタタタタ!痛い痛い痛い!」
みしらぬ猫「ひどいなぁ…普通知らない人にここまでする?」
?「俺はそれより知らない人とここまで話せるお前に驚きだよ。失せろ」
みしらぬ猫「随分苛立ってるようだけど訳あり?よく見ると顔も鬼気迫るっていうか…」
?「失 せ ろ 。消し炭にされたいか」
コォオオオ
みしらぬ猫「うわぁ、ま、魔法?落ちついてよ!オレが悪かった!」
?「ふん…。観光やらで行く訳じゃねぇんだ。のんびりお話なんぞしてられっか。」
みしらぬ猫「そうは言うけど…そんな気負ってたら何するにしても失敗しちゃうよ」
?「…一理あるかもな。」
みしらぬ猫「でしょ?だからちょっと位オレと話すの付き合ってよ」
?「…まぁ仕方ない。俺も少しやり過ぎた点もあるしな。」
みしらぬ猫「ハハハ、そう来なきゃ!で、君名前は?」
?「星月 聖夜…ほしづきせいやだ。」
みしらぬ猫「ふーん、せいやさん…おもしろいなm」
聖夜「…」
みしらぬ猫「よく短気って言われない?やめてよ魔法」
聖夜「事情が事情なもんでね。どうしても気が立っちまうんだよ」
みしらぬ猫「よく判んないけど…どこの村にいくの?」
聖夜「ながれぼしの村、という村に行く。」
みしらぬ猫「あー、あそこか。知ってるよ。いい所だよねー」
聖夜「…さっきも言ったが観光で行く訳じゃない。」
みしらぬ猫「あぁそっか。訳ありだっけ。何しに行くの?」
聖夜「ある奴を追ってな…ここ数カ月足取りを見失ってたが、奴はどうもあの村に住みついてるらしい。」
みしらぬ猫「はぁー。じゃぁお引越しなんだ?」
聖夜「…今の話の流れでそう聞こえたか?」
みしらぬ猫「いやでも、いつ姿現すか判んないでしょ?そしたら見張る為の拠点がいるじゃん」
聖夜「…なるほど。」
みしらぬ猫「もしかして…無計画?」
聖夜「問題ない。野宿程度簡単だ」
みしらぬ猫「道具殆どないように見えるけど…大丈夫なの?」
聖夜「…大丈夫だ」
みしらぬ猫「うーん…そうだ。俺の知り合いにその村で商売やってる奴いるんだ。そいつにちょっと何とかならないか聞いてみるよ」
聖夜「信用できる奴なのか?」みしらぬ猫「まぁまぁ。」聖夜「まぁまぁ…」
みしらぬ猫「ま、任しといてよ。ちょっと電話してくるね」
みしらぬ猫「ただいまー。ちょうど空いてる家があるんだってさ」
聖夜「家?俺は野宿道具さえあればいいんだが…」
みしらぬ猫「拠点がある方が色々助かるってきっと!」
聖夜「うーん…しかし金が心配なのだがな」
みしらぬ猫「そっか。すぐ引っ越すかもしれないんだ?」
聖夜「そうなんだよ。」
みしらぬ猫「まぁ、大丈夫大丈夫。なんとかなるって!アハハハ」
聖夜「適当な…。まぁ、助かったよ。気分も幾分治った。」
みしらぬ猫「うん、何する気か知らないけどさ、考えすぎないようにねー」
聖夜「そうだな。少し、観光気分も入れて奴を探す。」
みしらぬ猫「まぁ、気を付けて。あ!着いたみたいだよ。」
聖夜「おぉ、ついたか。お前は降りないのか?」
みしらぬ猫「うん」
聖夜「じゃぁここでさよならだ。感謝している。じゃぁな」
みしらぬ猫「バイバーイ」
みしらぬ猫「…ふぅ。明らかに殺気だったよねアレ。穏便に済ませれるといいけどな。」
みしらぬ猫「オレ、おせっかい焼きになったなあ・・・。」
『ながれぼしの村〜ながれぼしの村〜ウッキ〜』
聖夜「…そういえば、駅員といい、アイツといい動物にばかり会うな」
聖夜「自然に話してくるしいらついてたしで気づいてなかった。」
聖夜「まぁいいか。もういないだろうしここの住人の数と住所を確認しとこう。奴を探しあてた時、まきこんだりしないようにな・・・」
?「あなたが、せいやさん?」
聖夜「のわ!!?何時の間に後ろを…!というかまた動物だと?!」
?「ん?僕はたぬきちっていうんだなも!早速お家に案内するんだなも!」
聖夜「あ、もしやお前奴の友人で商売やってるっていう…」
たぬきち「いいからはよこい」
聖夜「ちょ!引っ張るな!マイペースだなおい!(よし、もう動物慣れたぞ)」
たぬきち「ここなんだなも!」
聖夜「…所詮は安い物件か。小さすぎるな」
たぬきち「何かのたまったか小童」
聖夜「(あれ?キャラ変わったぞ)別に…。中は見てもいいのか?」
たぬきち「作者が面倒らしいからダメなんだなも。」聖夜「メタ発言!」
聖夜「…ま、この目についたのにしよう。」
たぬきち「じゃぁ、代金19800ベル頂きま〜〜す」
聖夜「何。(いかんな、これだけ持ってかれると辛い。よし。)むっ?」
たぬきち「どうかしたんだも?」
聖夜「おかしい…財布が見つからないんだ。汽車から降りる前はあった筈だが…」
たぬきち「嘘、だなも。ただ単に踏み倒そうとしてるだけでしょ!」
聖夜「(案外鋭いか…)違う。本当にないんだ」
たぬきち「これは?」
聖夜「…いつ抜いた。」
たぬきち「少なくとも、駅で拾ったんじゃないんだなも。」
聖夜「くっ…!何時の間に」
たぬきち「とりあえず、ちょうど頂いとくんだなも」
聖夜「やめろ!勝手に取るんじゃない!」
たぬきち「じゃぁそう言う事で。」
聖夜「クソッ…金がないならアルバイト…って流れになるんじゃないのか…」
たぬきち「ゲームじゃないんだからそう甘くないんだなも。まぁそういう人も居たけどね…」
聖夜「金持ってなきゃよかった」
たぬきち「ダークさんみたいな人はひとりで十分だなも」
聖夜「ダーク・・・だと?」
たぬきち「まぁ、そのうち会うでしょ。じゃぁ僕はこれで。あ、あとそうそう。」
たぬきち「改築の際は僕の所へどうぞ。最初で代金払えた人はせいやさんが初めてなんだなも」
聖夜「あぁまぁ気が向いたらな…」
たぬきち「それと…吾輩を謀ろう等と考えぬ事だ…4000年早い。だなも」
聖夜「またキャラぶっ飛んでんぞおい…何もんだよお前は…」
つづく
- トレジャーウォー ( No.3 )
- 日時: 2011/02/10 04:49
- 名前: 火炎紺蟲 (ID: ZsftZnZN)
たぬきち「あーばよとっつぁん!」聖夜「何の話だよ畜生…俺の全財産が…」
聖夜「クッ。悪徳にも程があるぜ。しかしダークの野郎、金なしで来るとはな」
俺が追う男、『ダーク』。
名前の割には大した事のない小悪党なのだが
そいつに俺が手に入れた宝を奪われ、俺は奴を追っている。
正直、ただの宝ならあの程度の小悪党にくれてやってもいい。
だが、あれはそんな単純なものではないのだ…。
聖夜「今夜の晩飯すら苦労するぜ。この状況。とりあえず駅からすぐにりんごが生ってたな…あれで済ますか」
?「あら?おたく引っ越してきた人かしら?」
聖夜「ん?…また動物か。この村は動物しか住んでないようだな」
?「何?」
聖夜「いや何も。俺は星月聖夜。来たばかりで右も左も判らんがまぁよろしく。」
?「私はアンデスよ。よろしく、せいやちゃん」
聖夜「ちゃん付だと…まぁいい。一つ聞いてもいいか?」
アンデス「何かしら」
聖夜「ダークと名乗る男が恐らくこの村に居る筈だ。何か知らないか」
アンデス「ダーク…ダークちゃん?あぁ、あぁ、住んでるわねぇ。」
聖夜「そいつの住所は判るか?」
アンデス「たぶんここらだと思うけど…あの人、殆ど顔見せないのよねぇ。居てもちらっと出て来て居なくなっちゃうし。」
アンデス「正直生きてるのかどうかも判んないわ。…それがどうかした?」
聖夜「いや別に。気にする事はない。」
アンデス「そ〜う?あぁ、あなたあの子のお友達なのね?」
聖夜「え?あ、いや…」
アンデス「あの子たまにしか来ないし手紙も出さないし、ちょっとおたくから何とか言ってやってちょうだい!」
聖夜「あ、あぁ。解った。一発ぶちこんでおくよ。死ぬ程度に」
アンデス「え、いや、さすがにそこまでやられると引くわ…程々にね・・」
聖夜「判った。殺す」アンデス「判ってなくね?」
俺に時間はない。
アレはすぐ取り戻さないとならないのだ。
手遅れになってからでは…
今はまだ、大丈夫なようだが、いつ危なくなるか判らない。
急がなければ。
聖夜「と言っても、別段やる事はないんだよな。家でのんびりすっか」
※ねこさんに毒気抜かれすぎてアホになってる模様
?「ん・・・お!お前もしかして新しい住人か」
聖夜「(また動物か)あー、まぁーそーだなー誰だよお前は。」
?「何で投げやりなんだよ…俺は夜鬼鵡抄。っていう名前なんだが」
聖夜「読めねぇよ…」
夜鬼「よく言われる。やき むしょう って読むんだ。」
聖夜「お前の親色々大丈夫か?」夜鬼「遠まわしに名前侮辱すんな」
聖夜「新しく住人になった星月聖夜だ。よろしく頼む」
夜鬼「聖夜、な。了解だ。よろしくな聖夜さん」
聖夜「(あ、さん付だ…ちょっとうれしいかも)こちらこそ宜しく」
聖夜「(こう言う事もあるし)他の人にも挨拶しにいかなきゃな!」
夜鬼「お、挨拶回りか?昔思い出すなー。村案内してやろっか?」
聖夜「おぉ、頼む。」
夜鬼「任せやがれ。…あ、悪い用事あるんだったわ」
聖夜「適当に引き受けるなよお前は。」
夜鬼「ハッハッハ、悪いな。じゃぁそう言う事で!じゃーな!」
夜鬼はすごい勢いで走り去った
聖夜「……どうしようもねーし一人で行くか。」
聖夜「あ、そういえばあいつ人間だったな。あいつも引っ越して来たのか?」
聖夜「っと、他にも人が居る。気弱そうな感じだな…」
聖夜「なるべく優しく話しかけよう。あと、変に思われないようにしなきゃな。人間はなるべく味方につけたい。」
聖夜「こ、こんぬぃつわぁわわぁ〜」←声が裏返ったし噛んだ
?「(ビクッ)!?」
聖夜「えーあ、え、えーとぉー…ぼ、ぼっくここに引っ越してきた星月…聖夜ですだよ!よ、よろすぃっくんねぇ!?」
?「よっ、よろしく…?(え、何この人テンションが怖い)」
聖夜「きっみの名前はぁあ?ハフゥーン!」
?「(な、何かハフーン言うた!)す、諏訪昭子…。」
聖夜「これからよろしくね!昭子ちゃん!」
諏訪「うん…(ちょっと嫌やわー…生理的に受け付けんわぁ…)」
【15分後】
聖夜「ふぅ、途中で、『駅と交番に地図ありますよ』って言われなきゃやばかったぜ。一先ず全員挨拶は済んだか。…ん?」
聖夜「一人、人間が居るな…あいつに挨拶はしてなかった。」
?「新しく来た人?」
聖夜「…! 何時の間に背後に!? ってこんな奴ばっかかこの村!」
?「?違うの?」
聖夜「え、あ、いや!そうだ!」
?「何を慌ててるの?」
聖夜「いや別に…御免」
?「…名前は?」
聖夜「え?あー、俺は星月聖夜だ。」
?「そう。」
聖夜「…お前は?」
?「神喰優。」
聖夜「かみじき…やさ。変った名前だな。つーかお前女?」
神喰「違うよ。」
聖夜「随分線の細い…まぁよろs…あれ?いねぇ。」
聖夜「何だったんだアイツは…。ん?待てよ。」
さっき、俺が見た空き家…いや、後で見たら全部人が住んでたが
多分あの辺は人間の居住区だ。
今のところ会ったのは3人。居住区にあった家は4つ。
俺も入れて人間は4人だから…。
聖夜「…出遅れたか。ダークはこの村に既に住んでねぇ。」
挨拶回りやら家購入やらしてる暇はなかった。
すぐにでも奴を探しに新たに旅立たなきゃならねぇ。
とはいえ、金がねぇ。幸いあの汽車は金なしでも乗れたが…
情報も無くあちこち行けるような状態じゃねぇ。
そういえば、住人が一人、ダークの事を知っていた…。
と言う事は、この村に住む奴であいつを知る奴が居るのでは…
聖夜「聞き込み、やるか。」
決めた後の行動は速かった。
すぐさま全員に聞いてみた。人間の奴らは来て日が浅いだろう、
と適当に判断し、俺はひたすらに動物たちに聞いた。
その結果、この村の村長と名乗る、亀が奴を詳しく知っていた。
村長「あいつなら、隣村の住人じゃよ。駅員に聞いても判っただろうに。」
聖夜「そういやそうか。」
村長「あいつはロクな噂がないぞ。」
聖夜「まぁそうだろう。例えば?」
村長「スリの常習、こそ泥とか…」
聖夜「だろうな。」
村長「宇宙人説、サイボーグ説…UMAなど…」
聖夜「待て。それ誰が流した。」
村長「ともかく。奴はかげの村という人の少ない村に住んでるぞ」
聖夜「よく判った。有難う村長」
村長「まさか行くというのではあるまいな?やめておけ…あの村は」
聖夜「よし、いくぞー(無視)」
村長「ろうじん だいじ に !」
聖夜「がんがん いこうぜ」
つづく
- トレジャーウォー ( No.4 )
- 日時: 2011/02/10 05:45
- 名前: 火炎紺蟲 (ID: ZsftZnZN)
聖夜「本当にすぐの所に住んでたんだな。今度はマップにも奴の名がある」
聖夜「しかし陰気で邪悪な気が充満している…酷い村だな…」
聖夜「気を引き締めて行かなきゃな。…ん?」
聖夜「なんだ、何か埋まってるな。罠の類か?」
聖夜「危険物の可能性もある…掘り起こしておこう(そしてその筋に売って金もうけだな\\\)」
ざくっ・・ざくっ・・・
?「・・・・。」←穴からのぞく謎の目
聖夜「・・・・」←寒気がしている
?「はーい、ドウモー!丸木、竜也…まるきたつやでぇー!すー!」
聖夜「・・・・。」←無言で埋め直す
丸木「まってクレーー!俺も出番が欲しいンだぁー!」
聖夜「ふぅぅぅぅ…。」←埋め終わった
聖夜「出だしから変なの居たが…まぁ、張り切って聞き込みを…」
ズボォ!!
丸木「ま゛〜〜〜〜〜〜!!」
聖夜「わ゛ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!でたーーーーーーーーー!!」
丸木「よぉおくぅぅもぉおうぅうめぇたぁなぁぁぁぁ!!!!」
聖夜「わぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁ!!はなせーーーー!!!!」←足掴まれてる
聖夜「カマイタチ!」
丸木「ぬぎゃあああ!」
しゅぅううう…
聖夜「やった…か?」
目立つから魔法を放つのは避けたいのだが…やむを得ないだろう。
いきなりこんな魔物が出て来るとは正直思ってもいなかった。
丸木「ぬうああああああ!!!」
聖夜「みゃあああああ!?カマイタチ!カマカマカマカマイタチ!イタチー!チート!!」
丸木「ぐ・・・・・ごあ・・・・かはっ!・・・・・・」
聖夜「死んだ…死んだな?もう動かないな?」
聖夜「何だったんだこいつマジで…。今度こそ誰でもいい…聞き込みを」
?「あら?新しい住人?」
聖夜「お、丁度いい少し聞きたい事g」?「あたいトラこ!よろしく」
聖夜「何だこの怪物は。さっきのは生命力が怪物だがこいつは見た目だな」
トラこ「え、いやあたいは怪物じゃないy」聖夜「騙されないぞ」
聖夜「最初はそう言うんだ魔物は。そして油断した所で襲いかかる…恐ろしいものだ。」
トラこ「・・・・」
聖夜「(凄まじく傷ついたようだ。悪ノリし過ぎたか。)」
聖夜「まぁ妖怪に聞く事はないがな。放って聞き込みを続けよう」
トラこ「あたい妖怪・・・?」
聖夜「(うわ、涙目でも可愛くない)」
その後、聞き込みはすぐに終わった。
というのも、この村は極端に住人が少ないからだ。
人間はさっきの謎の物体(丸木)とダークの二人。
ながれぼしの村の半分との事。
そして、問題のダークは…
住人「大抵家に居るよ。別に僕らに聞かなくとも行けばいいのに」
聖夜「正直普通に家に籠ってるとは思ってなくて。まぁいくか。」
聖夜「ダークの家、か。どうせまだ家の代金払えてないんだろうな」
聖夜「とりあえずいきなり飛び込むのも危険だろう。奴の素性は殆ど知れてない」
聖夜「まずは慎重に、窓から様子を覗いてみよう…」
聖夜「!?」
ダーク?「たーけーのーこー・・・・たけのこぉおおおーー!」
黒い覆面「たけぇ…のこぉ…!のこぉおおたけぇ・・・」
聖夜「何これ。え、何これ?新手の宗教?というか黒魔術?何やってんの?」
ダーク?「来る…来るぞぉ!タケノコ神様が、降臨なされる!」
聖夜「え、なにそれ!?何来んの!?」
ダーク?「来た…来たぞ…!崇めるのだ…タケノコ神様を崇めよぉ!」
信者らしい者「おぉおぉおお・・・・!」
聖夜「どこに来たって言うんだよどこに…」
タケノコ神?「・・・・」
聖夜「来てる!何か来てる!!タケノコ神か判んないけど来てる!何者だよあいつは!」
タケノコ神?「老若男女は全て首から下を四つに振り分けられる…」
聖夜「何言ってるかわかんねぇ!なんだそれ!」
ダーク?「勿体無きお言葉…有難う御座います」
聖夜「今の褒め言葉なの!?つーか判るの!?本当に宇宙人じゃねアイツ」
タケノコ神「さらばじゃ」
聖夜「あ、普通に喋った。」
ダーク?「あぁ、タケノコ神様…名残惜しゅうございます…」
聖夜「もう全体的にわっけわかんねぇ!!!」
ダーク?「!誰か外に居るのか!?」
聖夜「しまった、不思議すぎて突っ込みに力入れ過ぎた。こうなったら…」
聖夜「トゥルァ!」
ガシャァン!(窓割って突入)
ダーク?「うわっ!!お前は…誰だ!?」
聖夜「誰であろうと関係ねぇだろう…ダーク。」
ダーク「本当に思い出せん。が…敵である事は間違いないな!」
聖夜「石を返して貰うぞ!」
ダーク「石…?お前!聖夜か!遺跡であった…!」
聖夜「思い出したか。関係ない。石を返して貰おう!つーか2か月前会った筈なのになんで忘れてんの。」
ダーク「あんま特徴ないもんお前。というかやべぇ!逃げろー!」
聖夜「逃がすか!!」
ダーク「いいや、限界だ、逃げるね!足止めするのだ信者どもよ!」
信者「ぬうううう」
信者「うぃいいいい」
聖夜「まずお前らは言語喋れ!!」
ゴシャッ!(蹴り)
信者「ぐぅふ!!」
ダーク「足止めにもならぬか…かくなる上は…」
聖夜「ダーク!!俺の魔法を…」ダーク「氷の魔法!!」
聖夜「ぐわあああ!呪文の名前くらい言えねぇのかお前ー!」
佐藤さん「ぐわああああ!」
聖夜「え、あれ?アンタ誰よ?」
ダーク「ハッハッハ!ざまぁみろ!今回も逃げさせて頂くよ!」
聖夜「あっ!くそ!奴め、魔法が使えたのを隠してやがったか…」
佐藤さん「俺はいい、お前は奴を追え!」
聖夜「え?あ、いや、うん…。でも足が凍って動けないんだ」
佐藤さん「俺はお前を信じている。やれる筈だ。ここは俺に任せろ。じゃぁな!」
聖夜「あ、うん…頑張って…アンタ誰よ?」
聖夜「自分で何とかするしかないか…しかし魔法で悠長に溶かす余裕はない。なら俺の力を信じるのみ。ハアアアアアアア」
メキメキメキ…バキッ!!(床板ごと、凍った足を持ち上げる)
聖夜「あ、案外行けた。待ってろダァアアアク!」
つづく
- トレジャーウォー ( No.5 )
- 日時: 2011/02/12 21:33
- 名前: 火炎紺蟲 (ID: ZsftZnZN)
ダーク「山の中に入っちまえば簡単には見つかるまい。」
ダーク「しかし…奴が必死に取り返そうとするコレ…」
ダーク「単なる石にしか見えねぇ。しかも、値も付かなかったゴミだ。」
ダーク「その上、捨てようとしたら俺にくっついてきやがる。」
ダーク「こんな呪いの石の何が大事だってんだ?」
…ズーン
ダーク「…ん?」
ズーン!ズドーン!ドォン!!ドゴォン!!
ダーク「…何故木々が倒れて行ってるのだろうか。いやまぁ奴しかないよな」
聖夜「ダァアアアアアク!!」
ダーク「やっぱりきたああああああ!おまっ!自然大事にしろよ!」
ズドーン!
聖夜「犯罪者に言われたかねぇええええ!」ダーク「勝手な伐採も十分犯罪だろ!」
ドォン!
聖夜「知らん!本来のどうぶつの森に山なんかねぇからいいんだよぉおお!」ダーク「メタ発言やめろー!」
バキバキバキ!
聖夜「ともかくとまれええ!!山の木々が可哀そうだと思うならああ!」
ドン!!
ダーク「悪役の台詞じゃねぇか!誰が止まるかつかまるかぁあ!」
ダーク「疾風の魔法!」
聖夜「ぜぇああああ!!」
バチィッ!バキバキバキ!
ダーク「生身で魔法を弾いた!?何て野郎だ!」
聖夜「今度はこっちの番だなぁ!黒風!」
ダーク「ぐわあああ!やっぱお前ぜってぇ悪役だろ!何だその魔法!」
トラこ「たまには山を散歩するのもいいわねぇ。」
トラこ「あら?何か凄まじい音が聞こえるわね…何かしら」
ダーク「炎の魔法!」聖夜「黒焔!」
トラこ「だ、ダークちゃん…?それにあれは隣村の聖夜ちゃん?」
※何故知ってるか聞くのは野暮です。
ダーク「跳ね返せない程の貫通性能のある魔法でなきゃ駄目か…喰らえ」
ダーク「鉄玉の魔法!」
聖夜「飛び道具…!さすがにこれは防げねぇ。バリア!」
キィン!
ドゴッ
トラこ「ごぺぇっ!」
聖夜「そっちが飛び道具ならこっちも…それも大技で行くぜ!」
聖夜「小惑星の流星群(メテオスターダスト)」
ダーク「速さが足りんな…!当たらんぞ!」
トラこ「いでででで!当たってる!めっちゃ当たってる!」
聖夜「 はかいこうせん 」
ダーク「別のゲームになってんぞ! だが俺も はかいこうせん 」
バチバチバチバチ!!
聖夜「互角、か。こりゃお互い弾けるな」
バチッ!
トラこ「だからなんでこっちくんのぉお!」
聖夜「直接攻撃でいくか…喰らえ!俺のメガトンパンチを!」
ダーク「それなら俺はメガトンキックだ!」
ベキィッ!!
トラこ「…ねらってやってんだろぜってぇ…」
ドサッ
聖夜「チッ、決着がつかねぇな」
ダーク「全くだ。」
聖夜「もう面倒だ、てめぇをぶちのめすのは勘弁してやんよ。その代わりとっととアレを返せ」
ダーク「…どうせだから一つ聞かせろ。ありゃなんだ。価値もない石じゃないのか?」
聖夜「市場に出回るもんじゃねぇからな。売れないのも無理はねぇよ」
ダーク「…一族にのみ伝わる宝的な何かか?俺には呪いの石にしか思えないんだが」
聖夜「まぁ宝ではないな。ちょっとした魔石だ。もういいだろう。返せ」
ダーク「何に要るんだ。」
聖夜「おい、俺が何でお前にそれを話さなきゃいけねーんだよ」
ダーク「ちょっとした興味よ。単なるこそ泥とはいえ、俺もある程度の宝なら知ってるつもりだったが…見た事ないもんでな。これを」
ダーク「どうしても気になっちまう」
聖夜「自分の立場判ってんのか」ダーク「判ってるよ。案外お前とは互角だってな」
聖夜「…。」ダーク「どうせ売れやしないんだろ。聞いたら返すぜこんな石」
聖夜「…そりゃ魔封じの石だ。悪人を封じる力を持つ。」
ダーク「なるほど。だから俺にくっつきやがるのか。」
聖夜「お前が悪事を働こうとしたら特に動かなかったか?」
ダーク「動いた。そう言う事か。」
聖夜「俺の母が悪魔に取り付かれたんだ。」
ダーク「母親が、か。そりゃつらいな」
聖夜「だが、簡単に奴は母を殺しはしなかった。俺に話をしてきたんだ」
ダーク「話だと?悪魔がそんな面倒な事をするもんなのか」
聖夜「そいつは悪魔の中でも趣味の悪い奴だったんだろうぜ。」
『こいつを殺すのを一年待ってやろう。それまでに我を祓って見せよ』
『うまく我を祓えたなら…こいつの命は保証してやろうぞ』
ダーク「信用出来るもんなのか?案外もう殺されたり…」
聖夜「それはない。随時テレパシーで連絡してるが、まだ動きはないそうだ」
ダーク「ふーん。奇特な悪魔で助かったな。叩きのめせばいいだけなんだし」
聖夜「しかし相手は悪魔…さすがにただの魔法じゃ勝てなかったんだ…」
ダーク「それで、この石か」
聖夜「探すのは大変だった。手に入れるのは簡単だったがな。お前さえ現れなきゃ」
ダーク「いや、済まない事をした。俺も生活があるんでな。価値のありそうなもんは盗ってしまう。」
ダーク「こいつは返す。母親、頑張って助けな」
聖夜「なんだ、嫌にあっさりだな?」
ダーク「俺にだって親は居るからな。親不孝な子供持っちまった親がよ…」
ダーク「あと、よければ俺も付いていきたいんだが」
聖夜「あぁ?泥棒引き連れての旅なんざできねぇよ」
ダーク「残念だが俺の仕事は割と完璧でな。まだ指名手配されてない。俺が犯人だと特定されてないからな」
ダーク「表じゃ愛想のいい商売人で通ってるよ。流浪人のお前よりはマシだろうぜ」
聖夜「…ついて来てどうする気だ?」
ダーク「悪人封じつっても相手は悪魔だろ。一人で封じたりできるもんなのか?」
聖夜「確かに、古い書物でも『4人で出来るだけ離れて使いましょう』と書いてあったな」
ダーク「え、『子供の手の届かない所に置いて下さい』とかも書いてなかったソレ?本当に古い書物か?」
聖夜「『火に入らばたちまち街を滅ぼすなり』とも書いてあった」
ダーク「今さらそれっぽい語り口調にしても無駄だろ!火気厳禁だろただの!」
聖夜「『※核と同じくらいの威力ですよん♪』と書いてあった」
ダーク「もう説明書ですらねぇのかよ!信用できるのかそれ!」
聖夜はダークを仲間にし、かげの村を後にした。
果たしてこの先どうなるのか、それは誰にも判らない…
つづく。
ダーク「かっこつけてもギャグカテゴリーだよコレ」
- トレジャーウォー ( No.6 )
- 日時: 2011/02/12 21:55
- 名前: 火炎紺蟲 (ID: ZsftZnZN)
ダーク「うぉおう…お前ながれぼしの村に引っ越して来てたのか。俺の勘も捨てたもんじゃねぇな」
聖夜「勘?」
ダーク「何かお前来そうじゃね?と思って隣村にしたんだよ。ここにも顔出したが移動した。」
聖夜「それでたぬきちや住人がお前知ってたのに居なかったのか」
ダーク「結局ほんの少しの足止めにしかならなかったみたいだがな。」
ダーク「つーかたぬきちには注意しろよ。やっぱり別の村に行く、つっても『家買っといて踏み倒すんだも?』つって有無を言わさずアルバイトさせやがったから」
聖夜「お前なら魔法なり何なり使って逃げそうだがな」
ダーク「あいつの店、ぼろいけど一般じゃ有りえねぇレベルの魔力封じの結界張られてるぞ。魔法陣の類は見つからなかった。」
聖夜「入ったら魔法が使えなくなる結界?…って確か低級でも一般人じゃ張れないようなもんじゃなかったか?」
ダーク「腕力で戦おうとしても実体がないかのようにかわされた。その上、魔力で作った首輪みたいなの付けられた。」
聖夜「それはもしや…」
ダーク「不穏な動きをしたら電流流れたな。しかも、あれ付けてると位置が判るらしい。さらには通話機能もあった」
聖夜「あいつ何者だよ…。注意しとくわ」
ダーク「で、何でここに来たんだ?お前の実家に行かないのか?」
聖夜「4人居なきゃ石が使えねぇ。適当に人材を、な?」
ダーク「そんなに人居るのかこの村。」
聖夜「人間はそのくらいなら居た筈。あ、居た居た」
諏訪「ゲッ」
聖夜「よう。(ゲッ?)ちょっと頼みたい事があるんだが」
諏訪「(あ、普通だ。でも怖いなぁ…)出来ればお断r」
聖夜「出来ると思っているのか?」諏訪「快諾致します」
聖夜「よし、とりあえず一人だ。」
ダーク「おい…女な上に内容伝えなくていいのか…?」
聖夜「大丈夫だ、問題ない」
ダーク「知らんからな俺は。あー、表の顔の印象まで悪くなりそうだ…」
聖夜「あとは…あっ」
夜鬼「おー、えっと誰だっけか。すまんチョイ忘れたけど久しぶり!」
聖夜「ふざけるな。適当すぎるだろお前。星月だ」
夜鬼「あー、聖夜か」聖夜「さん付消えた!?」
夜鬼「で、何かようか?あ、この前は村案内できなくてすまんなー」
聖夜「今日の出来事だよ…つーか頼みたい事があるんだが」
夜鬼「OK!!」聖夜「内容聞け!!」夜鬼「めんどい!でもOK!!」
聖夜「遊びに行くとかじゃないんだからな!」
夜鬼「判ってるともさ、で、クラッカー持っていって良い?」
聖夜「だめだこいつ…人選ミスかも知れん」
ダーク「ともあれ…人数は揃ったな。能力とかで制限は別にないんだろ?その石使うのに」
聖夜「あぁ、文書によると『めんどくせーし誰でも使えるよーにしとくわーマジだりー』と書いてあった」
ダーク「おい筆者教えろ引っ叩いてくる」
聖夜「確か、ノルマンディとか何とかいう…」ダーク「(うっわ、俺の親戚だわ…)そうか、いずれやろう」
神喰「ねぇ、僕も連れてってよ」
聖夜「!?」
ダーク「うわっ!いつのまに!」
神喰「連れてって?」
聖夜「もう人数居るから無意味だ。来るな。(得体知れねぇからあんまり関わりたくない)」
神喰「連れてって…連れてって…」
聖夜「泣いてもだm…?!(何だこの悪寒!!)」
ダーク「お、おい聖夜…」聖夜「判った、連れて行こう」
神喰「わぁい」
ダーク「(大丈夫なのか?)」聖夜「(大丈夫じゃなくてももうどうしようもねぇよ)」
丸木「俺も連れてってくれよ!なぁなぁ!連れてこうぜ!おい、おい!」
聖夜「貴様は臭いからダメだ。三秒以内に消えろ排泄物以下の地球上に存在してはならぬ物体」
丸木「!?」
ダーク「え、あいつ何?え、誰?」
聖夜「俺にも判らんが何となくクズ臭がする。というか死んだ筈では…」
聖夜「まぁいい、出発だ!」
丸木「うわわわぁん〜。待ってくれよぉおおう…」
聖夜「(イラッ)もうお前埋まってろ」
丸木「わあああ・・・・暖かいよ・・・」
ダーク「本気で何だこいつ」
つづく?
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