二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- BLEACH 【復讐の破面】
- 日時: 2011/02/16 00:30
- 名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)
第一面 プロロ−グ
「なぁ?虚(ホロウ)なんでお前は、オレを喰らう?」
少年は、めんどくさそうに言った。住宅街の道路。一〇〇メートルさき前方には、およそ五メートルの巨大な化け物がいた。その化け物の顔には、不気味で世界を反発しているような仮面が付いていて胸のあたりは、大きな穴があった。もはやこの世の生き物と思えぬくらい異形の物体だった。
「そうやって、食って。お前全て失うぞ?」
すると少年は、右手を顔のちょっと上に寄せた。そのまま、右手を振り下げた。まるで顔をなぞるように。ふり下げた後には、顔を覆う骨のような仮面が出現した。あの化け物と同じように不気味でその仮面から世界を拒絶しているような雰囲気を出していた。
「オレは、死神じゃなねェから、お前を成仏させることはできねェ」
仮面の内側から少年は、笑みを出した。顔を悪に染め巨大な化け物を睨んだ。
「だが、お前はオレの中で生き続ける。だから安心して喰われてくれ」
少年は、右手を前に突き立て二本の指を巨大な化け物に向けた。まるで銃口の標準を合わせるかのように。
「虚閃(セロ)」
すると少年の右手の二本の指から赤色の閃光が出現した。卓球のボールぐらいの大きさまで膨らみあの巨大な化け物に向けてその閃光を放った。化け物は、仮面半分、右腕などが消滅した。仮面の化け物は、悲鳴や咆哮を上げる前に倒れこんだ。ドスゥン!!と地面が揺れ巨大な化け物の前に少年は、仮面を取り向かった。
「やはり虚化は、不完全か」
少年は、虚(ホロウ)の前に立つとそのまま足を上げゆっくりと消えていく仮面をすりつぶした。まるで待ちきれない子供のように。
「オレは、お前たちに向けて永遠に矛先を向け続ける。姉さんを殺したお前たちを幸せにするなんて絶対にいしない。オレは、この世界からお前らを駆逐し殺し続ける」
虚(ホロウ)を睨み、イラダチまじりの口調で言った。倒れている虚(ホロウ)に背を向け漆黒に染まるカラクラ町の中、少年は自分の家へと向かった。
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