二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 薄桜鬼 〜恋雨録〜
- 日時: 2011/02/16 23:26
- 名前: うい (ID: VxqablIi)
薄桜鬼にはまりすぎたあまり
自分で物語を作ってみたくなり
やっちゃいました(^^)
コメント大歓迎!
微妙と思う方、不快に感じる方
ただ荒らしたい方などは戻ってください!泣
がんばりまーす
- Re: 薄桜鬼 〜恋雨録〜 ( No.23 )
- 日時: 2011/03/06 23:00
- 名前: うい ◆U2fwXad6qI (ID: i48VqVIn)
>>22
しばらくして
雪村達が広間に帰ってきた
「くっそ〜!
負けちまったよ〜」
「はっ!
俺に勝とうなんざ百万年早いんだよ!!」
「新八、大人げねぇぞ」
「ごめんね、平助君。
力になれなくて…」
「千鶴のせいじゃねぇよ!
新ぱっつぁんが大人げねぇから!!」
どうやら雪村と平助は負けたらしい
仲よさそうで
なにより……
なわけがない
「雪村」
「あ、斉藤さん。
どうかしましたか?」
「ちょっと来い」
俺は雪村の腕を掴み
自分の部屋へと向かった
俺らしくないのはわかってる
皆が俺を見て驚いているのも
だが黙ってはいられなかった
体が勝手に動いていたのだ
「あ、あの!
斉藤さん!?」
部屋に着くとすぐに襖を閉める
ちょっとした沈黙
そして
「好きだ」
急な一言
どうしてだかわからない
しかし伝えずにはいられなかった
想いが溢れて
口に出さずにはいられないほどに……
「斉藤さん?
急にどうしたんですか?」
俺の様子がおかしいのに気づいたのか
顔を覗き込もうとする
その姿が
俺を見るその目が
愛おしくて
心が締め付けられて
俺はいつのまにか
雪村を強く抱きしめていた
なぜか雪村を見ると
離れたくないとばかり思ってしまう
守りたいと
ただ気持ちばかり前に……
−続く
- Re: 薄桜鬼 〜恋雨録〜 ( No.24 )
- 日時: 2011/03/10 01:34
- 名前: うい ◆U2fwXad6qI (ID: S9m9GTYE)
>>23
俺はどうかしてしまっている
こんなはずじゃなかった
ただ己が信じるもののため
俺はその腕として戦い続けていればよかったはずなのに
どうしてこうまでして俺を惑わす
何故俺は惑わされてしまうのか
「好き」
その声で
俺の腕のなかで
「好きです
斎藤さん」
もっと
もっとと
欲してばかりで
「斎藤さんが
好きです」
俺の弱さも
未熟さも愚かさも
すべて見透かして
そして包み込んで
俺の欲をすべて受け入れて
「好きです」
お前だけは
特別なのだ
俺の腕はしばらくして
雪村を開放した
そのときの雪村は
笑って俺の手を引き
広間へと連れ戻した
そのときの笑顔は少し照れくさそうで
それが俺にとっても嬉しくなった
だから最後に俺は
「雪村」
「はい?」
「かならず俺は
あんたを守り抜く。
そして
愛し抜くと誓おう」
−完
- Re: 薄桜鬼 〜恋雨録〜 ( No.25 )
- 日時: 2011/03/21 00:27
- 名前: うい ◆U2fwXad6qI (ID: WgY/GR3l)
『時雨散漫 side千鶴』
あの運命の日
あの日のことはよく覚えてる
真っ暗な寒い日の夜
雲が晴れた一瞬に見えた
月夜に照らされたあの方の姿
狂い散る桜のような雪
あの日の出会いが
私の運命を変えた
最初の印象は
冷たく鋭い人
ただ怖いと思った
この人はいつでも私を殺せるのだと
隊務であればなおさら
躊躇なく自分は殺されてしまうのだと
でも違った
そっと私を支えるあの方の大きな手
優しく見守るような瞳
私のすべてを受け入れてくれるかのような心
私にはいつの間にか
居場所ができていた
たびたび思い出すのは
初めて出会った日のこと
あの時とは随分印象は変わった
静かで冷静で
それでいて綺麗で
暗闇のなかに光を生むような
月夜に照らされた雪のようだと
斉藤さん
好きです
すぐ照れるところも
不器用で素直じゃないところも
土方さんが大好きなところも
守るもののために戦うところも
まっすぐ己の信じた道を進もうとするところも
ぜんぶ
あなたのすべてに
私は惹かれてるんです
だから私にも
あなたの守りたいものを
守らせてください
守りたいんです
斉藤さんの大切なものだから
「雪村」
「斉藤さん」
「なんだ?」
お願いがあるんです
ずっと気になっていたことだったんですが
やっと気持ちが通じ合ったから
いいですよね?
「はじめ、さん」
「///!!」
「私の名前を
呼んでくれますか?」
あなたのこえで
私の名を……
「ち、千鶴」
「はい!」
あなたが言うから
私はうれしくて
照れくさくて
満たされる
ねえ、斉藤さん
今度私に剣を教えてくれませんか
守りたいものを守れるように
あなたと一緒に
そうだ
その後は一緒に雪うさぎを作りましょう
次は2匹ですよ
きっとかわいいです
私は一緒にお酒を飲むことは出来ませんが
お酌くらいならできます
一緒にお酒を楽しみましょう
あなたとしたいことがいっぱいあるんです
あなたとだからしたいことがいっぱいあるんです
大好きです
斉藤さん
ああ
私の気持ちが
溢れて降る
止まらぬ雨のように
「千鶴」
−完結
- Re: 薄桜鬼 〜恋雨録〜 ( No.26 )
- 日時: 2011/03/27 16:56
- 名前: さくら (ID: Tzn/2JVm)
はじめまして^^
『薄桜鬼 沖田総司』を書いています、さくらです♪
ういさんの小説、詩みたいで感動しました
私沖田が大好きなんですけど
沖田の感情の動きがわかりやすくて、切なくなりました
斉藤さんはあんまり好きではなかったんですが、これを読んでいたらゲームもう一回やってみたくなりました
続きがんばって書いてください^^ノシ
- Re: 薄桜鬼 〜恋雨録〜 ( No.27 )
- 日時: 2011/03/27 22:07
- 名前: うい ◆U2fwXad6qI (ID: pqtrX.PI)
>>26
さくらさん!
ありがようございます(^^)
さくらさんののも読んでますよ
お互い頑張りましょうね!!
この掲示板は過去ログ化されています。