二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 螺鈿細工の黒十字 (inzm)
- 日時: 2012/01/03 15:19
- 名前: 水野ミミ (ID: UumlEqfp)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/burning_brack
初めましてorお久しぶりです!!!
水野ミミです!
今度もまたイナズマイレブン二次小説を書きます!!!!
どうぞ、あたたかい目で見守ってやってください...。
それでは、オリキャラの紹介です☆
☆シオン・アルーシャ(姫宮 紫音【ひめみや しおん】)
性別・女
出身国・イギリス(日本&イギリス)(←育ち(?)の国)
ポジション・FW(GK)。
容姿・薄水色のサイドテール(腰の辺りまで)。顔は白く、整っている。瞳の色は菫色。
エドガーの幼なじみ。
何故【姫宮】という苗字なのかは、小説中にでてきます。
☆姫宮 舞歌【ひめみや まいか】(マイカ・オールド)
性別・女
出身国・イギリス(イギリス&日本&ブラジル)
ポジション・FW(DF)
容姿・黒髪のツインテール(肩の辺りまで)。瞳の色は黒。日本人の様な風貌。
シオンとの繋がりは、これまた小説中に!!!!
☆ミサナ・アルーシャ(夢羽サマより)(シオンの姉)(>>31)
性別・女
年齢・シオンより5つ上。18歳。
学年・高3
性格・超大人しく、おしとやか。サッカーを始め、スポーツが大嫌い。
容姿・ふわふわの茶髪を背中真ん中らへんに垂らしている。茶色+ピンクの瞳
経歴・家が超金持ち。学校は、地元の普通のとこに通っていた。
★スコール・オールド(琴海サマより)(マイカの兄)(>>32)
性別・男
年齢・17歳
学年・高2
性格・天真爛漫で、真っ直ぐ、妹思い
容姿・耳ぐらいまでの黒髪のショート、瞳は藍色
経歴・高校サッカー全国大会の優勝チームのキャプテン、ポジションはFW。
★影山 秀人(かげやま しゅうと)
性別・男
年齢・28歳
性格・影山とは違い、心の底からサッカー好き。
容姿・肩に掛かるくらいの銀色の髪。瞳の色は黒。前髪で左目は隠れている。
ポジション・MF
影山の兄の息子。
シオンとマイカに『シュート兄さん』と呼ばれている。
これくらいでしょうか............。
と、それと、注意事項!
*荒らし禁止!
*批判禁止!
*喧嘩禁止!
と、目次★
本編
第一章(1年次)
第一話 >>1
第二話 >>9
第三話 >>16
第四話 >>21
第五話 >>24
第六話 >>26
第七話 >>39
第八話 >>51
第九話 >>57
第十話 >>63
第十一話 >>70
第十二話 >>77
中一時 文化祭編
第十三話 >>95
第十四話 >>120
第十五話 >>165
第十六話 >>178
第十七話 >>210
番外編
『もう1つの「黒十字」』
プロローグ >>83
短編
参照1000突破記念短編「天体観測」 >>157
紫音&舞歌誕生日記念短編「雨やどり」 >>158
お知らせ(主に募集系)
シオン達のクラメ募集! >>38 (終了!)
三角 楓(夢羽) >>40
飛火 炎愁(向日葵) >>52
エクエス ランダリア(薔薇結晶) >>89
白結 夢月(夜桜s) >>96
雅王 ショコラ(黒音) >>124
前谷 真希(おかゆs) >>136
水野 瑠衣(水野ミミ) >>141
金澤 祐輝(水野ミミ) >>142
マイカのクラスメート募集!(終了!) >>185
雪花 白菜 >>186
天宮 夏帆(夜桜) >>187
葉隠 空悟(死神) >>188
アンケート第一弾! >>196
お相手発表シオンver. >>43
お相手発表マイカver. >>44
バトン(薔薇結晶から) >>93
では、私の小説をご賞味あれ!(食い物じゃねーしw
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- Re: 螺鈿細工の黒十字 (inzm) ( No.226 )
- 日時: 2012/02/05 18:06
- 名前: 窓付き/名前よく変わります (ID: WfT2i/6h)
セコムマサダ先生です!((
・・・似なくてもいいなら。←
おめー。
リクされてたの(半田&エロ沢さん)+輝のカードあるよー
- Re: 螺鈿細工の黒十字 (inzm) ( No.227 )
- 日時: 2012/04/01 20:22
- 名前: 水野ミミ (ID: qBE5tMSs)
第二十話 9月18日 午後4時58分
(ショコラside)
「はぁ!? 何言ってんのシオン!? 訳分かんないよ!」
三角さんが、半ば、というか完全に怒ったように言う。
まー、本当に、僕はどうでもいいんだけど。
「……って言うか、どうせ嫌って言っても炎愁のこと、1人で誘いに行くに決まってるでしょ。だったら賛成したほうがマシかな、ってだけ」
ま、そうでしょうね。それが彼女の彼女たる所以だし。
「でも、……」
三角さんは、姫宮さんの真剣そうな顔を見て、言葉を紡ぐのをやめた。
さっきの彼女—姫宮さんのことだ—とは全然違う表情で、三角さんは睨まれた……のだろうか? 少なくとも、僕にはそう見える。
「……で、どうやって誘うつもりなの、炎愁?」
姫宮さんから目を逸らした三角さんは、炎愁にそう訊いた。
「え? まだ決めてない」
「……馬鹿かアンタは!!」
御説御尤も。
「…………炎愁、ちょっといい?」
「何だシオン?」
「ちょっと、言いたいことがあるの」
そのときの彼女の表情は、僕には角度的に見えなかったけれど、きっと彼女は、笑っていた。
ニコリ、というより、ニヤリ、と。あくまで僕の想像だが。
「……廊下にでるか、俺たちは。その間は2人で何か話してろ」
炎愁と姫宮さんが出て行ったあとの教室は、静かだった。
- Re: 螺鈿細工の黒十字 (inzm) ( No.228 )
- 日時: 2012/04/03 14:45
- 名前: 水野ミミ (ID: DN0pvQeX)
第二十一話 9月20日 放課後 午後3時42分
(ショコラside)
「…………はぁ」
「雅王さん、どうかしたの?」
いや、何でもないから、と目の前の姫宮さんに返すと、相手は「ふーん……」とか言って、私と同じように校門の壁に寄りかかった。
「でも、本当にやるの? あんな馬鹿らしいこと」
「……ごめん、その計画の発案者は私なんだけど」
……以後、気をつけます。
「で、そっちは? 大丈夫そう?」
僕は頷いた。そうすると、目の前の彼女はにこっ、と笑う。
「じゃ、私は炎愁の方に行ってるから。何か有ったらアイツのケータイに電話して!」
僕は、はいはいー、と適当に返事をした。
- Re: 螺鈿細工の黒十字 (inzm) ( No.229 )
- 日時: 2012/05/26 20:19
- 名前: 水野ミミ (ID: cLZL9WsW)
第二十二話 9月20日 放課後 4時01分
(ショコラside)
「……これでよし、と」
事前連絡と依頼の電話を入れて、ほぼやるべき事を済ませた。
……ん? あれは……、
「前谷さん……?」
僕はケータイを開いて、炎愁に電話する準備。
『はい、こちら作戦本部』
「……何それ。ま、いいか。あ、前谷さんが校門出て行ったから準備宜しく!」
『はーい』
……やる気があるのかないのか分かんない。
「以上。あとは多分、手加減は要らないから、思う存分やっちゃって☆」
『りょーかい! じゃ』
自分勝手に切れた電話の音が、彼女の危険を表している警報のように聞こえたのは、きっと僕だけだろう。
もちろん、「彼女」とは、前谷さんのことだけど。
- 誕生日を祝ってくれた方々へ感謝を込めて!お礼短篇 ( No.230 )
- 日時: 2012/05/04 11:06
- 名前: さくら@GW (ID: te9LMWl4)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/280jpg.html
私が何時だって求めていたのは、貴方という存在でした。
×
あの日は確か雨が降っていた。バケツを丸ごと引っくり返した様な、そんな雨。一粒一粒が雫の刃の様に冷たく突き刺さる。血が滲んでも痛くないから気にしなかった。
神童とは昔からの幼馴染で、今まで幼稚園も小学校も中学のクラスまで同じ。所謂腐れ縁って奴だ。まぁ、昔から仲が良かったと言えば仲も良い方で登下校などは一緒にしていたから、関係を怪しまれて変な噂も立てられたりした事もあった。其れに神童はモテるから、噂を聞き付けた先輩達から呼び出されたりもして「違います」って否定しても信じて貰えなくて、何だそんな関係じゃ無いっつーの!ってむしゃくしゃしたりしたなあ。今となればちょっと不快な思い出も良い思い出だ。
神童は優しくて、情深くてしっかりしてて泣き虫な奴だった。対する私は意地っ張りで短気で何時も人に頼ってばっかで、全然神童とは釣り合わないタイプの人間だ。
昔は私の方が強くて、泣いている神童を護っていたけど中学に入ってからか、彼は部のキャプテンを務める様になり、少しずつ変わっていった。同じ所に立っていた神童は、何時の間にか凄く先に行ってしまっていて、私は何時も背中ばっかり見ていた気がする。
でも決して嫌いだった訳じゃない。寧ろ好きだった。大好きで大好きで溜らなかった。其れは、一人の男としての意味でも。
「何で、何でこんな事になっちゃったんだろう」
神童、神童神童神童。私は夢を見過ぎた。緑の若葉がふと目に入る季節。5月に入った丁度あの日。神童は私の目の前から姿を消した。
あの日は雨が降っていた。
『神童、宿題手伝ってくれてありがとね』
『お前の誕生日位早く家に帰れる様に努力しろよ』
『あれ、今日誕生日だったっけ』
確かこういう会話をしていた気がする。私の溜めるに溜めていた宿題の後片付けを手伝ってくれた神童と一緒に通学路を歩いていた。冬じゃないからまだ日は沈んでいない。だけど激しい雨だったから視界は薄暗かった。
そっか、今日私の誕生日だったか。そーいえばそうだった。何かあまりにも普通の日常過ぎて感覚鈍っていた。
だけど、予期せぬ最悪の出来事は、そんな何気ない日常の狭間で、起きる。
『ほら、誕生日プレゼント』
手渡された小さな箱。嗚呼、神童は覚えててくれたんだ。私でさえも忘れていたのに。
『ありがと。…ゴメン。今開けて良い?』
『ん、』
嬉しくて胸が高まる。やったあ、とリボンを解きながら早足の私は一足早く横断歩道を渡った。其の時は確かに青だったのに。
神童から誕生日プレゼントを貰った事が嬉しくて嬉しくて、此方に迫ってくる自動車の存在に気が付かないでいた。スピードを荒げている乗用車。
ピカッ、と眩しい位にライトが光って一瞬だけ脚を止めた。何だ何だと興味本位で眩しさの残る瞳を抉じ開けてからやっと、其の自動車の存在に気が付いた私は馬鹿だ。もう自動車は私の隣まで来ていた。
信号無視して通ろうとする自動車に、私の足は動かない。怖い、怖い、動きたい、動かないと死ぬ。嫌だ死ぬの嫌だ。怖くて脚が竦んでその一歩を踏み出す事が出来なかった。
神童は悲鳴に似た声を上げながら走ってきて、私の肩を強く押した。
ぐちゃり。嗚呼、視界が揺れる。ぐちゃり——ぐちゃり——、生暖かい何かが私の手を汚す。
其れから、神童は消えた。死んだ、と言った方が合ってるのかもしれない。私は真っ暗な闇に落とされて、一人で、寂しかった。私の嘆きは、届かない。
「うぅっ、っあ、」
ふと、誰かの泣声がして振り返る。だけど其れが誰かなのかは分からなかった。声はしてるのに。何で、でも其の声が誰の者なのか、凄く聞き覚えがあるのに分からない。
立て続けに声がした。
「おい、あいつの葬式で泣くのはもう止めろよ」
「だって、お、俺の、所為」
「お前の所為じゃない」
誰なんだろう、凄く懐かしい声。泣いている方は、凄く、愛おしい声。
「神童、お前が泣いてちゃあいつも悲しむぞ」
“神童”彼がそう言った瞬間、私の視界が晴れた。そうだ、思い出した。大好きな神童が目の前に居る。あれ?でも何で。彼は死んで此処には居ないはずなのに。夢を観ているのかな。
「神童、あいつは、死んだんだよ」
え?聞き捨てなら無い其の言葉。死んだ?誰が?え、私?
白い花達に囲まれて笑っている私「の写真」があった。な、何。これじゃあまるで、
「ごめん、ごめんな。俺があの時、お前に手が届いていたなら」
如何やら私は夢を見過ぎていたらしい。夢に溺れていたらしい。
死んだのは、私の方だった。
(( 指揮者はそのタクトを祈りのように描いたのです ))
240504
誕生日プレゼントをくれた方への感謝お礼短篇。
参照は、マイカちゃん描いてみたよry
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