二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 皆でテイルズ短編小説
- 日時: 2011/03/28 20:50
- 名前: 時雨 (ID: IX0Xljmj)
はじめまして時雨です
テイルズ好きのそこのアナタやそこのアナタとなどの皆でテイルズの短編小説を書いて800突破の野望をたくらんでいるスレ主です。
テイルズ好きのみなさん3行でもいいからどしどし書いていってくださいww
ちなみにスレ主ヴェスペリア、グレイセス、イノセンス、シンフォニアを愛しています←どーでも良い情報だなオイww
それではみなさんどしどし書いちゃってください
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- Re: 皆でテイルズ短編小説 ( No.6 )
- 日時: 2011/03/31 16:23
- 名前: オワタ (ID: Zn9JBKpx)
あはっ☆
ごめん時雨、自分ヴェスペリア以外は基本書く気ないですwww
たまぁに気が向いたら他の書きますよ((いつになるんだよオイ
それではまた書かせていただきましょうかねwww
殆ど自分の妄想から生まれた物語ですしね、あまり期待しないように!
- Re: 皆でテイルズ短編小説 ( No.7 )
- 日時: 2011/03/31 16:51
- 名前: オワタ (ID: Zn9JBKpx)
んじゃまたヴェスペリアでー
『甘いもの』
とある昼下がり、ユーリ達はトルビキア大陸の南東に位置する森の中で野宿をしていた
「あー、うー、ああ。死ぬ」
「どうしたんですか? ユーリ」
ござにつっぷすユーリを心配したエステルが声をかける
しかし、その声に応えたのは瀕死状態のユーリではなくピンピンしているリタだった
「エステル、わかんないの? ユーリはここ3ヶ月甘い物全然食べてないのよ。甘いもの好きなのに」
その言葉にエステルはハッと我に返る
そうだ、ユーリは甘いものが好物なのに三ヶ月は絶対に甘いものを食べて居ない
その原因は…
「ヤダね! おっさん甘い物を食べる事はおろか、香りがしただけで吐き気がしてくるもん!」
甘いものが苦手な三十路半ばのレイヴンが旅に同行しているためだった
手足をバタバタさせて騒ぐレイヴンを、ユーリは生気の無い瞳で睨みつける
「つかおっさんだろ、砂糖だのホットケーキミックスだのイチゴだの生クリームだのバナナだの、お菓子が作れそうな材料全部処分したの」
「あら〜、バレちゃあ仕方ないわね〜。だってそうでもしなきゃ青年毎日の様に食事の時におっさんの隣でパフェだとか食べるんだもん」
特に何かを気に留めるわけでもなく、レイヴンはまるで世間話をするかの様な漂々とした口調で言った
材料不足のせいでユーリはこのところお菓子を食べていない
しかもずいぶんと長い事このトルビキア大陸の森の中をさまよっているせいで材料の買出しにもいけない
リタは手に持ったコンパスと地図を見つめてため息をついた
「現在地も分からないし、コンパスも狂っちゃあこの森抜けられるか分からないわね…」
この最悪な状況を打開できる策が無いか、とその場に居る全員(ユーリを省く)は考えた
考えて、考えて、そしてジュディスが何かを思いついたように人差し指を静かに立てた
「私、さっきから思っていたのだけれど」
そういいかけて、エステルが真っ先に食いついた
「何かあるんです!?」
「ええ、この森で迷ったと自覚した時から思いついていたんだけど…バウルをここの真上に呼んだらどうかしら?」
ジュディスは自分の服から笛を取り出すと、それを思いっきり吹いた
その瞬間、どこか遠くで「オオオ」と言っているのが聞こえた
「大体ジュディ姐、そんなに前から思いついていたなら何で今まで言わなかったのじゃ?」
くん、とパティはジュディスの服の端っこを掴んでたずねた
彼女はにっこりと笑うと、こう応えた
「あら、だってこれからどうなるのか楽しみだったんですもの。流石に今のような状況になってしまってはこのことを言わざるを得なかったんだけれど」
リタが怒鳴ろうとしたとき、森の中を強い風が駆け抜けた
「えっ!?」
「あ、どうやら来た見たいね?」
ジュディスが上を見上げると、また風が吹く
ザワザワと揺れる木の枝先が隠していた空が、一瞬だけ覗くことが出来た
そこに見えたのは、若きエンテレケイアのバウルの姿だった
ぶらん…
木の枝の間を抜けて縄はしごが下ろされる
ジュディスはまたにっこりと笑い、そしてユーリに手を伸ばした
「ほら、街にいってお菓子の材料買いに行きましょう?」
「ん…」
まだ生気の無い瞳をしているユーリだが、ゆっくりとしっかりとジュディスの手を握った
エステルはほっとしたような表情になり、一足先に縄はしごからバウルがぶら下げているフェルティア号へと入っていく
その後を今までおなかがすきすぎて何もいえなかったカロルとフレン、レイヴン、パティ、ラピードが上っていく
足がふらついているユーリはジュディスに手助けしてもらいながら上って街へ行った
後にお菓子で回復したユーリにレイヴンがボコされたのは言うまでもない
- Re: 皆でテイルズ短編小説 ( No.8 )
- 日時: 2011/03/31 19:44
- 名前: イヴ (ID: IX0Xljmj)
ぬぉぉぉぉぉ!!
一回書かせて頂きましたが!!
時雨さんの小説の『また会おう』マジ泣きしました!!
そしてオワタさんの小説をフルでよんで今度は笑い死にしかけました!!
お二方頑張ってください!!
- Re: 皆でテイルズ短編小説 ( No.9 )
- 日時: 2011/04/08 19:17
- 名前: オワタ (ID: IxtPF2j4)
読んでくださって有難うございます
時雨さんのは泣けますよね〜
自分は殆どギャグっぽいのしか頭の中でループしませんがwww
イヴさんのも面白かったんでがんばってくださいね!
- Re: 皆でテイルズ短編小説 ( No.10 )
- 日時: 2011/04/08 19:20
- 名前: オワタ (ID: IxtPF2j4)
TOVのスキットからの妄想www
『川遊び』
「あっちぃ〜〜〜〜〜!」
ギラギラと太陽が照りつけてクソ暑い夏
オレはフレンと一緒にザーフィアスを出た平原の下にある川に、下町の皆には内緒で遊びに来ていた
「ユーリー! こっち水の流れ早くて面白いよ〜!」
大きな岩の上で座って休んでいたオレの元に、川に流されて遊んでいたフレンが駆け寄ってくる
そんなクソ元気な幼馴染を見て、オレのだるさはさらに倍増する
「ったく、こんなクソ暑いのに、キャワキャワ騒いでるんじゃねえよ…」
いつもならオレもフレンと一緒に川に飛び込んでいるのだが、なんだか今日だけは気乗りしない
フレンは一瞬驚いたような顔をしていたが、意地悪く笑うと、足場が悪い岩の上でくるくるまわって歌うような口調で言いながら歩きだした
「そっかぁ〜。あっちの岩場の向こうにすっごく甘くておいしいって有名な花のオタオタソウがあったのになあ〜。そっかぁ〜、仕方ないね〜じゃあ僕だけ美味しく頂いてきちゃおっと♪」
オレがバッと起き上がると、フレンはもう川に足首程入っていた
しかし、そのまま歩きだした方をみて驚いた
フレンが言っていた岩場は対岸のそばにあるものの事だろうが、あちら側は泳ぐことが得意な大の大人だって深くて流れが速いから近づかない場所だ
「フレンッ! そっちは危ないから帰ってこい!」
オレが顔を青くして叫んでも、彼は全く気にしないでふざけた口調でしか返事をしない
「ん〜? 僕が先に行っちゃうのがいやならユーリも早く来ればいいじゃない。ほら!」
笑顔で振り返った彼が手を振ったかと思うと、その姿が水の中に沈んだ
「…! あの馬鹿!」
オレはすぐに岩場を降りて川の中に飛び込む
奥歯がカチカチと鳴りそうな程冷たい水が喉の奥に流れ込んでいってまともに呼吸ができなくて苦しい
と、フレンが水面からそのまだ幼い顔をのぞかせた
「ぷはっ! ユ、ユーリ! 助けて!」
彼が小さな手を必死に伸ばす
オレも必死に腕を伸ばして、その手を掴んだ
が、次の瞬間水の流れに耐えきれなくなったフレンが川に流されて手が滑った
「フレンッ!」
「ユーリッ!」
叫んでもその手を再びつかむことはできない
絶望で前が見えなくなり、その場で停止しながら浮くことが出来なくなった
まだ9歳のオレの小さな身長では、大人も近づかないような場所では足が全く着かない
ただ、肺から酸素が出ていくのを感じながら沈んでいくだけだ
流されて、流されて、流されて———
オレは一つの大きな岩に引っ掛かって止まった
それを頼りにがむしゃらに腕を振り回して岩の上に登って川を見回した
すると、意識を失ったフレンが何かに引っ掛かってなんとか流されずに川の中程に居た
「あれは…魚人!? フレン、逃げろっ!」
オレがそう叫ぶと、フレンを腰にぶら下げた身長の高い魚人はこちらを振り返り、こちらへ向かって歩き出した
無造作にフレンを肩に抱きあげ、オレがいる岩まで来るとフレンをそっと岩の上に降ろした
「フレンを…助けてくれたのか?」
オレがそう問いかけると、魚人はその問いを肯定するかのように嘶く
オレが満面の笑みを浮かべ、お礼を言うと魚人は水の中に飛び込んで行った
ハンクス爺さんには魚人は危ないから近づくなって言われてたけど…いいやつもいるんだな…
フレンが大丈夫か不安だったが、程無くして彼が目覚めたので一緒にずぶぬれのまま帰った
その夜、オレ達はフレンの母さんにこっ酷く叱られ、さらには風邪まで引いてしまったのである
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