二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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とある科学の幻想物質(ダークマター)
日時: 2011/04/10 11:16
名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)

どうも武藤です。

この物語は、とある科学の能力不明の改良版です。

どうぞ楽しんでってください。


主人公紹介

名前【朝河夜科/あさが よしな】
年齢【15】
性別【♂】
性格【気軽でテキトウな感じだがわりと人を大切にする】
容姿【黒髪の天然パーマ。眼の色は、黒。右目に古傷がある。顔は、イケメンとは言えずとても地味。いつも十字架の首飾りをしている。服装は、日常では、上をYシャツに黒いのジャージを着ていて、下は群青色のジーパン。黒い帽子を被っている】
能力【幻想物質(ダークマター)】
レベル【大能力者(レベル4)】
備考【六歳のとき『暗黒の五月計画』に参加。実験結果で一方通行(アクセラレータ)の性格や能力に最も近付けた存在。垣根帝督が使う未元物質(ダークマター)の能力が元になっている】
サンプルボイス
「オレか?オレの名前は朝河夜科。力を欲して闇に堕ちた哀れな実験体だよ」
「ンで、テメェのよォな『普通』の物質しか操作できねェ能なしによォ。オレが負けるわけがねェんだよォ!三下ァ!!!」
「オレが誰かのために命を張るとはな。俺もとうとう堕ちたか?でもようやくケジメがついた。覚悟しろよ、偽善者の皮をかぶった悪党はちっとばかしこェゾ」

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Re: とある科学の幻想物質(ダークマター) ( No.1 )
日時: 2011/04/02 17:11
名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)

第一話 始まり


学園都市には、窓のないビルがある。
それは、ドアも窓も階段もない。建物として機能していないビル。大能力者(レベル4)の空間移動(テレポート)でなければこのビルは行き来できない。とある密室の中心に、巨大なビーカーがあった。直径四メートル、全長一〇メートルをこす。強化ガラスのビーカーの中には、紅い液体で満たされている。広大な部屋の四方の壁は全て機械に埋め尽くされていた。そこから延びる数十万ものコードやチューブがあり中央の巨大なビーカーに接続されていた。ビーカーの中には、緑色の手術服を着た『人間』が逆さに浮いていた。それは、まるでフラスコの中の小人(ホムンクルス)のようだ。その『人間』は、銀色の髪を持ちその『人間』は、男にも女にも見えて、大人にも子供にも見えて、聖人にも囚人にも見えた。
「相変わらず、そんな中にいてよくあんたは、暇せずにいるな。まぁっそれで一七〇〇年もの寿命を手に入れたんだよな。アレイスタ—。」
闇の中から唐突に一つの人影が現れた。
「ようやく来たか。朝河夜科・・・・」
アレイスターは、腕を組み逆さまで感情のない言葉を言った。
「そんなことは、どうでもいい。なぜ、一方通行(アクセラレータ)が消した闇を再び戻した。あいつら・・いや『新入生』が何をしようとしている。シルバークロース、黒夜海鳥。こいつらの目的はなんだ?」
「さぁね」
アレイスターは、きっぱり短く言った。
「ふざけんの大概にしろよ、アレイスター」
「そんなことを言わせるためにキミを招いたわけではない」
夜科は、気軽な調子で言った。
「キミに面白い物を見せよう」
画面に映ったのは一人の少女だった。そこに書いてあったのはシフトキーと映っていた。
それを見た夜科は唖然した
「キミを招いて正解だった。最強に近付いた能力者くん」
「なァッ・・・・。滝壺理后の能力を利用して作った能力者だと・・・?」
「これは始まりだ」
「ハッ、何が始まりだよ。ハハハハ!!ただのクソの計画だろうが・・・・まァオレは、やるべきことをやるだけだ。じゃぁなクソ野郎」
夜科は、思わず笑ってしまった。
すると夜科はこの部屋に案内した大能力者(レベル4)の空間移動者(テレポーター)の男の力を借りて外へと出た。
「さっ、楽しもうか。この『計画(ゲーム)』を」
アレイスターの小さな笑みとともに蠢く『巨大な闇』が今歯車のように動き始めた。

Re: とある科学の幻想物質(ダークマター) ( No.2 )
日時: 2011/04/16 18:51
名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)

第二話  少女との不幸な出会い


雨が降っていた。雨の音が支配する学園都市。そこに武装した10人ほどの男たちが走っていた。
「探せ!!必ずどこかにいるはずだ!!」
男が叫んだ。武装した男たちは、裏路地。道路などを探し走っていた。
「はぁはぁはぁ」
そこに手術服をきた少女が走っていた。少女は、雨に濡れながら走る。ただ目的の場所へ走るのではなく目的のない道をただ走っていた。
「いたぞ!!すぐに捕獲せよ!!」
隊長と思われる男が叫ぶ。走る少女とコンビニの袋を持ったとある少年とぶつかった。
「おいおいどうした。手術服でうろつくなんて」
少年は、問いただした。首をかしげて言う少年に少女は、少年の後ろに隠れた。そこに武装した10人ほどの男たちが少年と少女を囲んだ。
「これはただごとじやないな。お〜いどこの部隊だ」
夜科は言った。武装した男たちは、その話を聞かず銃口を夜科に向けた。そこに隊長らしき男は、いった。
「いますぐミサカサポートをこちらに渡せ。応答に応じなければ撃つぞ」
一方的な対応に夜科は言った。
「おいおい。そんな対応酷くねぇか?この自己中ども」
イラダチまじりの口調で夜科は言った。雨が支配いていた空間は、一気に銃撃の音で支配された。
銃弾が夜科に迫る中、夜科は両目を瞑る。
そして再び開けた。
「人の命令しか聞けねェ。クズどもがァ、オレに勝てるとでも思ってんのかァ?」
撃たれた夜科は、無傷だった。銃弾は、武装した男の4人は、肩や足に銃弾が当たり倒れていた。
「さァ、楽しもうぜ、自らの命を賭けた殺し合いってやつをよォ」
夜科は言った。この戦場をいますぐ終わらすためにこのクソっタレなバカどもを殺すため。

Re: とある科学の幻想物質(ダークマター) ( No.3 )
日時: 2011/04/17 10:22
名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)

銃弾は雨のように夜科に降りかかった。夜科は、よけずただ立っていた。
「テメェらのその金属の塊ごときでオレが倒れるとでも思ってんのかァ?」
呆れたように言った。降りかかった銃弾は、武装した男たちに反射され肩や胸などを撃たれ倒れた。
「お前・・・・何んだ・・・・・」
「あえて言うなら化物だなァ。」
顎に手を当てて夜科は言った。
「何だ!!お前の能力!!あんな能力見たことが無い!!」
男は叫んだ。この何もつかめない状況にいら立ちを持って。
「たかが天下の超能力者(レベル5)様の能力をここにブチ込んだだけなんだけどな」
自らの頭をトントンと軽く叩きながらめんどくさそうに夜科は言った。
「んな!!ふざけたことあるかァ!!いますぐミサカサポートを渡せ!!」
男は、叫びハンドガンを夜科に向けた。たとえ無意味だとわかっていてもただやられては気が済まなかった。
「クズが、威張ってんじゃねェよ。今自分の状況が分かって言ってんのか?」
夜科は、言った。こんな自分のことしか考えていない
クズのような大人に呆れたように。
「さァ、お前らに二つの選択をやる。一つは、生きる代わりにこの女を見逃すか。二つ目は、死ぬ代わりにこの女をもらうか。さぁどうする?クソ野郎」
夜科は、言った。この男に絶対的絶望を与えるために。
「そぉッそんなこと決められるかァ!!この任務が失敗すればオレは殺される!!ふざけたことぬかすんじゃねェ!!」
男は叫びハンドガンを連射した。だが撃っても撃っても夜科は、傷も付かない。
「はァ?てめェらは、いつ死ぬか分からないこの闇の世界に踏み入れたんだろうがァ?ならそれなりの覚悟を決めて戦ったんだよなァ?そんな半端な覚悟で入ってくんじゃねェよ」
夜科は、不敵に笑い右手を振りかざした。すると背中から巨大な純白の翼が出現した。第二位、垣根帝督が使う『未元物質(ダークマター)』と第三次世界大戦時に浜面仕上を殺すために投下された兵器と同じものだった。この世に存在しない物質の輝き。そして今まで感じたことない死の恐怖。
「しゃァねェ。そんな半端な覚悟なてめェらに特別に見せてやるよ本当の闇をなァ!!」
そう言った瞬間。
バさァ!!と天使の羽のように輝く純白の翼は男に襲いかかる。
「闇をなめるなァよ。屑がァ」
グじゃァ!!と肉が潰れる音が路地裏で響いた。男の右手を切り裂いた片方の翼は、赤く染まるが純白の輝きは終わらない。
「ぎゃぁあああああああああああああああ!!!!!!!」
男は切り裂かれた右腕を抑える。血は噴水のように放出していた。
幸いとでも言っていいのか少女は男の右腕を切り裂かれる直前の前に気絶していた。銃弾の音が耐えきれなかったのだろう。
「ンでェ、木原が死んだってェのに何で猟犬部隊(ハウンドドック)が存在してるんだよ?」
「はァはァはァ・・・・屑に言うことなんて何もねェよ」
背中の翼を消し男の前に移動しガシ!!と夜科は自分の足を切り裂かれた男の肩へと深く蹴りを入れた。
「ぎゃああああああああああああああ!!」
「一々、叫ぶな、うるせェんだよ。」
「はァはァはァは、わかった。何でも言う・・・だから助けてくれ・・・・・」
「いやァ〜三流の悪党はやっぱ簡単に堕ちるなァ〜」
だから使い捨てされんだよォと付け加え男の肩に乗せている足を擦りつける。
「グッぁああ!!」
「でっ、誰の差し金だ?」
「き・・・・木・・は・・・ら・・・・木原・・・と・・・」
言いかけで息を荒げる男の頭が吹き飛んだ。
(スナイパー?)
夜科は、後ろを振り向くがそこに誰の影もない。
「木原一族は、しつこいぐらいにクソのような研究やってんなァ」
気軽な調子で後ろ向き不気味な笑みを浮かべる。
夜科は、ここは危険性が高いと判断し気絶した少女を抱き移動した。







風が強いビルの屋上で寝そべるように身を潜める三〇代ほど男がいた。
「『蠍』から『雀蜂』へ」
全長一八四センチのライフル、メタルイーターMXを持ちながら『雀蜂』と呼ばれる者へと通信を取る
『なんだよ、こんな夜中に』
聞こえたのは若い男の声だった。
「猟犬部隊(ハウンドドック)の残党が情報を流失する可能性が出たので狙撃をしといたぞ」
『まじ?やっちゃった?うわ〜始末書メンドクセェ〜』
「そんなことより、ミサカサポートはどうする?」
『いいんだよ、邪魔なのはあんなガキじゃない』
「じゃァ、木原統裁になんて報告する?」
『すみませェ〜ん、ガキ取り逃がしました〜(棒読み)でいいんじゃねェ?』
はァ〜、と『蠍』と名乗る男は溜め息を吐き寝そべった体を起き上がせる。
「それでこの後どうする?」
『お前は帰還。「蟷螂」出しとくから安心して帰って来〜い』
「了解。・・・・元『組織』の最強のメンバー『蜘蛛』と聞いている・・・あいつ相手になんとかなるのか?」
『さァな、だが飼い主に逆らう蟲は「組織」に必要ねぇからな。何言おうが始末するしかねぇだろ』
気軽な調子の『雀蜂』に『蠍』は呆れながらもライフルを分解しトランクへとしまっていると『雀蜂』がテキトウに言った。
『お互い蜘蛛の巣にかからないよう、頑張っていこうや』
笑みを浮かんでいる想像つくような口調を『蠍』は聞きながら独り言のように言った。
「『暗黒の五月計画』。一方通行(アクセラレータ)の演算パターンを参考に「自分だけの現実」を最適化しようとした計画と聞いている。だが本当にそれだけか?」
『何が言いたい?』
「一方通行(アクセラレータ)が出現させた『黒い翼』。木原数多曰く『新たな制御領域の拡大(クリアランス)の取得』であり、アレイスターの考えによればAIM拡散力場のベクトルを操作していると聞いている。もしかすると研究者はこれが目的で・・・・」
『それはねぇよ』
『雀蜂』は『蠍』の言葉を遮るように言った。
「なぜ言いきれる?」
『AIM拡散力場の操作なんて誰も考えやしない。考えるとしてもアレイスターぐらいだろ』
テキトウに言うと「無駄話はいいから戻ってこい」と付け加えるように言って通信を切った。
(学園都市の闇は何処まであるのだろうか)
夜空を見上げると星星が輝いていた。
人間の欲の渦の中お構いなし輝き続ける。
「星が時々羨ましく思えるな」
『蠍』はそんなことを呟くと大きなトランクを持ちこの場を後にした。




武藤:頭イテェーーー!!

Re: とある科学の幻想物質(ダークマター) ( No.4 )
日時: 2011/04/16 18:50
名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)

第三話 純白の翼と殺戮の鎧


これからどうするべきか。
朝河夜科は第七学区のとある学生寮でベットで寝ている少女の前で下を向き考え込んでいた。
「ノリで助けちまったがほんとどうすんだよ・・・オレ」
はァ〜と深いため息をし再び少女に目を向ける。
この少女は窓のないビルでアレイスターが見せてきた少女の画像と一致していた。シフトキーと書いてあったが猟犬部隊(ハウンドドック)の残党からは、ミサカサポートと呼ばれていた。
「こんなガキが『第三次製造計画(サードシーズン)』の残りものだったとはな」
『第三次製造計画(サードシーズン)』で造られたもう一人のミサカがいる。
『番外個体(ミサカワースト)』。
同じくミサカネットワークに接続されているが、負の感情を優先して拾うよう調整されており唯一「最終信号」の命令を拒否できるが、打ち止めの感情がネットワーク内に広まって、一つの意思と相互干渉を起こすとその影響を受け、負の感情を抽出して本人の意思に反する突拍子も無い行動を起こしてしまうことがある存在。
(意味がわからない・・・・『第三次製造計画(サードシーズン)』で造られたミサカ・・・・『打ち止め(ラストオーダー)』の命令をサポートする存在?・・・いやAIM拡散力場の制御・・・・演算補助・・・・クソ訳がわからねェ・・・・)
断片的に言葉を出しそれぞれ繋げていこうとするが全然かみ合わない。
アレイスターが関わっているのかどうか不明だが猟犬部隊(ハウンドドック)が絡んでいるということは、彼女は学園都市の闇の中にいると言うことになる。
それに猟犬部隊(ハウンドドック)の残党の一人の頭を打ちぬいたあの
スナイパーの存在も気になる。
「ちっとばかし、調べてくっか」
と軽い調子で呟くとソファに寝転がり自分も眠りに入った。





「『蠍』、どうだった久しぶりの『蜘蛛』の活躍は?」
薄暗い倉庫のような中で楽しそうな口調で言う『雀蜂』
目の前にいるのは『蠍』と九人の人影だった。
影と暗闇のせいかどうも九人の人影の姿が見づらい。
「『幻想物質(ダークマター)』の効力は、相変わらず変わっていない。あの『白い翼』は切る、溶かす、粉砕する、凍らせるなど相手をどう殺すかちゃんと相手に生じて殺し方を自動的に変えてくる。ライフルで頭や胸を打ちぬこうと皮膚に触れる前に自動防御能力で防がれるのが落ちだ」
とすらすら話していく『蠍』。
すると『雀蜂』は、ん〜と声を上げていた。
再び『蠍』が口を動かす
「一方通行(アクセラレータ)の反射能力に近いな。さすがにベクトル操作まではいかないがあの防御能力は、皮膚に触れる直前あるいはある一定の範囲に近付くと皮膚を膜のように幻想物質(ダークマター)が展開し『普通の物質』を簡単に反射してしまう」
「それが『暗黒の五月計画』の結果だろう?」
と九人の人影の中から声がした。
二十代後半ぐらいか身長も高く顔付きも三十代っぽい。
「『蟷螂』か・・・」
『蠍』がつぶやくと、ヒヒヒヒヒと不気味に笑い『蠍』を無視して『雀蜂』を見ていた。
「たかが反射ごときにオレの駆動鎧(パワードスーツ)がやられるわけがない。見せてやりますよ蟷螂の狩りをね・・・・」
それだけを『雀蜂』につぶやいて倉庫を出た。
「ということだ。『蟷螂』もやる気満々だし、ここで解散」
パン!と手をたたくと皆は、何もなかったように倉庫の中は空になった。
「さァ、化物同士の殺し合いをすっか夜科よ〜」
誰もいない倉庫でただ『雀蜂』の声が響いた。


武藤:中途半端ですが読んでくださいm(__)m

Re: とある科学の幻想物質(ダークマター) ( No.5 )
日時: 2011/04/17 17:22
名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)

「ふぁ〜」
陽気な欠伸をしながらソファから起き上がる。
目覚まし時計を見ると午前七時を回っていた。少女を見てみるとベットですやすやと寝ている。
「はァ〜・・・何か厄介事になってきたな・・・・」
すると朝河は立ち上がりパソコンの前に座った。
カチャカチャとパソコンのキーボードをたたきながらある研究所のデータバンクを探った。
「ミサカ・・・おいおい、ミサカサポートなんてバンクに入ってねェーぞ」
スゥースゥーと鼻息を鳴かせながら寝ているミサカサポートを見つめながら頭を掻きそのまま立ち上がり玄関へと向かった。
(コーヒーでも飲んですっきりすっか・・・・)
そんなことを考えながら自動販売機の前まで移動する。
適当にブラックコーヒーを買いそのまま部屋に戻ろうとしたとき不意に後ろから声らしきものが聞こえた。
『おはようございます。朝河夜科さん』
後ろ向くとそこに全長四メートル。カマキリのような形をした駆動鎧(パワードスーツ)があった。だがカマキリと少し違って脚が人間と同じように二足歩行で腕が四つあった。四つの腕のそのうちの二つはカマキリの鎌のような形をしその鎌の先に銃口が取り付けてあった。そして鎌の下には高熱ソード。肩や首の後ろには巨大な細長いタンクのようなものがあった。下半身には巨大な尾。
それを見た夜科は目を閉じそして再び開いた。
自らの能力を発動した。
『さすが「蜘蛛」と呼ばれる者だ。もう捕食を始める気ですか?』
「『組織』の残党がァ、テメェらのような悪にも満たない屑野郎どもにオレはよォわねェンだよ」
『「暗黒の五月計画」を受けたぐらいで調子にのらないでくださいよ』
無情に銃口を夜科に向け銃弾を撃つ。
レールガン並みの速度を持つ銃弾をかわさず夜科は反射していく。
『やはり反射されますか・・・・ならばこれならどうです?』
ピりィィィイイイイイイ!!と超音波のような音が辺りに広がった。
「何だ、この音?」
夜科は一瞬辺りを見回した。すると夜科は何かに気付いたかのように再び駆動鎧(パワードスーツ)の方へ目線を向けた。ダダダダダダ!!とレールガン並みの速度の銃弾を受け夜科はそれを『かわした』
「この超音波・・・演算機能を妨害する音波か・・・」
『流石、状況把握がはやい。ただのバカだったら風穴が四〇〇〇発ありましたよ?』
カマキリ型の駆動鎧(パワードスーツ)の尾から四本の小さな柱が出ておりそこから音波が出ていると考えられる。
「ならこっちなら演算を邪魔されても問題ねェだろ」
すると背中から純白の翼が生えた。
『幻想物質(ダークマター)・・・やはり、面白い・・・来い・・・血肉になるまで砕いて差し上げますよ』
学園都市の闇で無情で振りかざす白く輝く翼を操る能力者と様々な対能力者ようの兵器を積んだ最先端の鎧が今ぶつかり合う。


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