二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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story by songs 〜短編集〜 リクエスト募集中 
日時: 2011/04/04 13:34
名前: 杏 (ID: b1TZiT7s)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=form

初めまして。
杏です。
ライトの方でも小説を書いております。
(「Dear my teacher」という小説です。駄文ですが、興味があるという珍しい方はぜひぜひどうぞ。)

さて、本作ですが、存在する歌から発想を得た短編集を書いていこうと思っています。
(こういうものを二次小説に乗せてもいいんでしょうか……?)
基本「短編」で行きたいと思っていますが、なんせ色んな無駄なことつらつら書いちゃうっていうたちの悪い癖がありまして……。
できる限り短いものにしていくつもりです!

基本最初は曲名を伏せてお話を進めます。
お話が終わった後で曲名を発表致します。
「この曲じゃね?」
って思ったりした場合、どんどん言ってくれてOKです。
最後まで正解発表はしませんが……。
色々とヒントを散りばめるので、結構わかりやすいんじゃないかと……。

また、
「この曲で書いて欲しい!」
というリクエストも随時募集しております。
全部は書けませんが、曲を聞いて書きやすいものをあたしが独断と偏見で選んで書きます。



長々と説明を書いてしまいましたが、根気よくここまで読んで下さった皆様、それではいよいよ本編スタートです。

では、まず一曲目。
どうぞ。


〜story by songs〜

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Re: story by songs 〜短編集〜 リクエスト募集中  ( No.1 )
日時: 2011/04/04 13:35
名前: 杏 (ID: b1TZiT7s)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode






「あたしは独りで平気なの」





怜奈は嘘が下手すぎるよ。


そんな顔されたらもう放っとけなくなるだろう。


強がるならもっと上手にしなきゃ。


だから怜奈は「不器用だ」って言われるんだよ。

Re: story by songs 〜短編集〜 リクエスト募集中  ( No.2 )
日時: 2011/04/04 13:38
名前: 杏 (ID: b1TZiT7s)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21374

「うーん。折れてますね」
「え……。」
俺は馬鹿だ。
雪に滑る高2なんか今時そうそういないぞ。
「じゃあ……2ヶ月後の試合は……」
まるで映画だ。
ずっと昔に見た青春熱血系の映画で、引退試合の1ヶ月前に右足を複雑骨折したサッカー部のキャプテンが、
「試合に出られるならどんなリハビリだって耐える。将来足が動かなくなってもいい。最後の試合なんだ」
と医者の白衣を握りしめて泣き叫ぶシーンがあったが、今まさにその場面に近い光景が目の前で起きている。
医者がこちらを向くのがやけにスローに見えた。
「……試合? ああ。出られますよ。1ヶ月もあれば治ります」
「あ……そうですか」
やけにあっさりと言い放った医者は
「折れてると言ってもそんな大したことじゃないですから」
とまで言いやがった。
もっと安心させるような言い方で言えばいい物を、あまりに淡々と言うから、俺一人青春熱血やってるみたいだ。
「あ……そうすか」
なんか恥ずかしい。
その後やっぱり淡々と説明をした医者は、俺を看護師のおばさんに引き渡すと、さっさと次の患者のために準備を始めた。
「あ、こっちよ」
「あい」
病院の廊下というのはどうしてこんなにも真っ白なのか。
気が滅入る。
白と言うのはどうも今さっきの光景を思い出す。


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