二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスター ディスオール島日記
- 日時: 2011/04/06 03:14
- 名前: 天蓋 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/zennyihou
はじめまして、天蓋です。
ポケモンの二次小説を書かせてもらいます(勝手に書いているわけだが)
このポケモンは、ディスオール島という架空の島を舞台にした物語です。
ディスオール島には、今まで出て来たポケモンが全て生息している(という設定)。
もちろんジムリーダーや敵対組織なんかもあります。
それではとくとごろうじてください。
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- Re: プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2011/04/06 03:34
- 名前: 天蓋 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/zennyihou
ディスオール島、そこは、島というよりも、もはや大陸に近い大きさを誇る島。
この島はとても奇妙な島で、カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシュの五つの地方で生息が確認されているポケモンが、全て生息しているのだ。
普通、1つの地方には150〜100種類くらいのポケモンしか生息していないのだが、このディスオール島には600種類を超えるポケモンが生息している。
研究者たちは、この島は何故こんなにも多種なポケモンが生息しているのか、この島はいつ頃できたのか、そもそもこの島はなんなのかを研究しているが、一向に答えは出て来ない。
世界に名高い各地の博士たちは、ディスオール島に研究者や、考古学者、腕の立つトレーナーなどを派遣した。
そのものたちは、ディスオール島へ行くための船に乗り、ディスオール島を目指した。
しかし、不幸な事故が起こった。
それは、生物として生きていくには回避できない現象だった。
ディスオール島行きの船は、航海中嵐に見舞われた。
乗客のほぼ全員は非難したが、一人の少年が、船の甲板に残っていた。
乗客の一人が持っていたのであろうポケモンの卵が、置き去りにされていたのだ。
少年はその卵に手を伸ばす。酷い暴風雨で歩くのも難しかったが、頑張った甲斐もあり、その卵を抱きとめることができた。
しかし
その瞬間、船が大きく傾き、少年はバランスを崩して、落下防止の柵を突っ切り、海に転落した……
- Re: 1章 漂流 ( No.2 )
- 日時: 2011/04/06 13:19
- 名前: 天蓋 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/zennyihou
波の音が聞こえる。地面はザラザラしている。熱い光が降り注ぐ。
それらの情報を元に、ここは砂浜だと分かった。
ゆっくりと立ち上がる、否、ゆっくりとしか立ち上がれない。体の節々が痛い。腕から胸から腹から背中から足から、頭の先から足の爪先まで、どこもかしこも痛い。
だが、最も深刻なのは体ではなかった。
少年「あれ……なんだろう、何も思い浮かばない。何も想像できない。何も思い出せない……」
最も深刻なのは頭、脳である。
俗に言う、記憶喪失。
この少年は、何らかの要因で記憶を失ってしまったのだ。
少年「……これ、何だろう……?」
自分の腰についている赤と白のボールを手にとって思案するが、何も分からない。記憶を失っているのだから。
と、その時。
少女「……?」
1人の少女が、いた。
薄いピンクがかった髪の女の子だ。
少年「……?」
互いに頭にクエスチョンマーク浮かべている。
少年「う……」
突然、少年がその場に倒れこんだ。
少女が駆け寄って、少年になにか呼びかけているが、何も聞こえてこない。
やがて、少年の視界は真っ暗になった。
少年が目を覚ましたとき、彼は民家にいた。
少年「ここは……?」
少女「カーネタウンだよ」
浜辺で出会った少女が、そこにいた。
少女「いきなり倒れちゃうんだもん、びっくりしたよ」
少年「……君は?」
少女<以下ミツキ>「私はミツキ、お兄ちゃんは?」
少年「……分からない」
ミツキ「え!?」
少年「分からないんだ。気付いたら浜に倒れていて、それで……」
少年は言葉に詰まる。
ミツキ「き、きおくそうしつだよ!ど、どどどどうしよう!?」
少女、ミツキはかなりパニックになっていた。
老人「どうしたミツキ?」
部屋の扉から、老人が出て来た。
老人「おお!目を覚ましたのか!」
ミツキ「お、おじいちゃん、大変だよ!この人、き、きおくそうしつの変態さんだよ!」
少年「記憶はないが、僕は断じて変態ではない」
断言する少年。ツッコミと記憶喪失は無関係なのである。
少年「あ、あのう。ここはどこなんでしょう?」
再びここはどこかを聞く少年。
老人「ふむ、その前に、君の今までの経緯を教えてもらおう」
少年は、自分が浜辺に打ち上げられていたこと、記憶喪失なこと、浜辺でこの女の子とであったこと、全てを話した。
老人「なるほど。浜辺に打ち上げられていたところをみると、この島の者ではないのかもしれんのう」
少年「この島?」
老人「うむ、ここはディスオール島という島の、カーネタウンという小さな町じゃよ」
少年「ディスオール島……」
なんだか聞き覚えがある気がする。
ミツキ「あ、お兄ちゃんポケモンもってるんだ」
少年「ポケモン……?」
ミツキ「ほら、これ。モンスターボール」
そう言って、ミツキは少年の腰から1つボールをとった。
ミツキ「ほら、これ」
ミツキが手渡してくるボールを受け取ると
少年「ぐぅ……!」
少年は頭痛に見舞われた。
ミツキ「お、お兄ちゃん、どうしたの!?」
少年「あ、頭が、痛い……」
少しして少年の頭痛は治まった。
少年「……思い出した」
ミツキ「え!? 何を思いだしたの?」
少年はボールの中央のスイッチを押して、ボールを開いた。
ミツキ「うわあ……ヒノアラシだ……」
ミツキが感嘆の声を漏らす。
少年「……フレア」
ミツキ「フレアっていうんだ、このヒノアラシ」
少年「うん。ポケモンのことを思い出したみたい」
ミツキ「じゃあ、お兄ちゃんのことは?」
少年「何も分からない……」
ミツキ「そっか……」
どこか残念そうに溜息をつくミツキ、その次の瞬間。
町人「大変です!」
1人の男が入ってきて、慌てたように声を荒げる。
老人「何事じゃ!?」
町人「浜で、ポケモンが暴れています!」
老人「なんじゃと!?」
浜では、一匹のキングラーがあたりの木船やら岩やらを破壊しまくってた。
漁師A「やべえぞ……あのキングラーは、このあたりで一番の乱暴者だ」
漁師B「どうすればいいんだ……?」
漁師C「このままじゃ、船が全部壊されて、漁ができなくなっちまう」
漁師と思われる人々が、口々にそう言う。
ミツキ「うわあ……どうしよう……」
ミツキが泣きそうな顔で暴れるキングラーを見つめる。
ミツキ「!?」
その時、少年がキングラーに走り寄った。
漁師A「待て、危ねえぞ!」
漁師の1人がそう言うのも聞かず、少年はキングラーと相対する。
少年「このキングラーは、僕が止めます。出て来い、フレア!」
—————————————バトルパート—————————————
少年「フレア、火炎車!」
【効果はいまひとつのようだ。野生のキングラーのバブル光線】
少年「避けろ、フレア!続けて、電光石火!」
【野生のキングラーのメタルクロー】
少年「大丈夫か、フレア?」
【フレアはダメージを受けた】
少年「決めるぞフレア、火炎放射!」
【急所に当たった。野性のキングラーは倒れた】
—————————————バトルパート—————————————
漁師A「ふう……」
漁師B「すげえ、あのキングラーを倒した……」
漁師C「信じられねえ……」
人々は驚いたような、声を上げる。
ミツキ「お兄ちゃん、強い……」
少年「お兄ちゃんじゃないよ」
ミツキ「え?」
少年「僕の名前はツキト、ポケモントレーナーさ」
- Re: 2章 同行者 ( No.3 )
- 日時: 2011/04/06 14:41
- 名前: 天蓋 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/zennyihou
ミツキ「お兄ちゃん……名前、思い出したんだ」
少年<以下ツキト>「うん、おかげさまでね。他にもいろいろと思い出したよ」
ミツキ「な、なにを思い出したの?」
ツキト「んーここじゃなんだから、家に行こう」
老人「で、君は何を思い出したのかね?」
ツキト「はい。僕は、このディスオール島に派遣されたトレーナーの1人です」
老人「なるほど。先日、大嵐があったからのう。恐らくそれが原因で、海に転落し、浜辺に打ち上げられたということじゃろう」
ツキト「で、ここからが少し曖昧なんですけど。僕はこの島の、何か重要な物は事を調べに来たようなんです」
ミツキ「じゅうようなもの、こと?」
ツキト「うん。それが何か、はっきりしないんだけど……」
老人「ふうむ。ならば、遺跡を巡ってみてはどうかの?」
ツキト「遺跡?」
老人「うむ。この島には、東西南北に大きな遺跡が4つ、他にも小さな遺跡が12と、遺跡が多いんじゃ。それを調べれば、何か分かるかもしれぬぞ」
ミツキ「きおくももどるかもしれないしね」
ツキト「なるほど……遺跡巡りですか。確かに、よさそうな手ですね。というか、それしか手はなさそうですね」
ミツキ「あ、それならさ、ジムにちょうせんするのは?」
ツキト「ジム? ポケモンジムのことかい?」
ミツキ「お兄ちゃん知ってるの?」
ツキト「うん、さっきのバトルで思い出した」
ミツキ「だからさ、お兄ちゃんトレーナーなら、ジムで戦って、バッジをゲットすれば、きおくももどるかなーって」
ツキト「なるほど、確かにその通りかもしれないね。それじゃあ、早速出発……」
老人「いや、出発は明日にしなさい。まだ、体の疲れは取れきってないだろう。1日休んでから出発したほうがいい」
ミツキ「そ、そうだよ。1日休んでからのほうがいいって!」
ツキト「……分かりました、そうします」
深夜、ミツキはこっそりとある準備をしていた。
ミツキ「これと、これ。これもひつようかなあ……これはいらないっと」
翌朝、ツキトはカーネタウンを出発した。
ツキト「いろいろと、お世話になりました」
老人「いいんじゃよ、気をつけてな」
ツキト「はい、ありがとうございました」
老人「それにしても、ミツキはどこに行ったんじゃ?」
ツキト「朝起きたときには、もういなかったんですよね?」
老人「うむ、水汲みにでも行っておるのか」
ツキト「そうなんじゃないですか。じゃあ僕は、もう出発します」
老人「ああ、達者でな」
ツキト「えーと、おじいさんから貰った地図によると、この浜をまっすぐ突っ切ったら、次の町、ネーションタウンに着くらしいけど」
浜は、とても長かった。
ツキト「確かに、今日出発でよかったな……あれ、なんだろう?」
浜辺に白い楕円形の物体が打ち上げられていた。
ツキト「ポケモンの卵……?」
打ち上げられているのは、正真正銘紛れも無くポケモンの卵だった。
ツキト「なんでこんな所に……まあいいや、貰っておこう」
【ツキトはポケモンの卵をゲットした】
同時刻、ツキトを尾行する者がいた。そう、ミツキである。
ミツキ「あうー、こっそりとついて来たのはいいけど、出て来るタイミングが分からないよう……」
困った顔になるミツキ、その背後には。
オクタン「ターン!」
ミツキ「え?」
ミツキ「きゃあああ!」
ツキト「!? この声は!?」
ツキトは叫び声を聞いて、後ろを振り返った。するとそこには、オクタンに襲われているミツキがいた。
ツキト「ミツキちゃん!? 何でここに!?」
そう聞くものの、ツキトは腰からボールを取り出し、ポケモンを出した。
ツキト「出て来い、フレア!」
—————————————バトルパート—————————————
ツキト「フレア、火炎放射!」
【効果はいまひとつのようだ。オクタンのオクタン砲】
【効果は抜群だ。フレアは倒れた】
ツキト「くっ……戻れ、フレア!」
ミツキ「あうあう……」
ミツキはフレアがやられて、かなりうろたえている。
ツキト「……頼むぞ、ヤイバ!」
【ツキトはヤイバ(ストライク)を繰り出した】
ミツキ「ヤイバ……? 別のポケモン……?」
ツキト「ヤイバ、切り裂く攻撃!」
【急所に当たった。オクタンのオーロラビーム】
ツキト「よけろヤイバ!……なかなか打たれ強いな、このオクタン。ヤイバ、翼で打つ!」
【オクタンはダメージを受けた。オクタンのオクタン砲】
ツキト「ヤイバ、切り裂くだ!」
【ヤイバはダメージを受けた】
【急所に当たった。オクタンは倒れた】
—————————————バトルパート—————————————
ツキト「で、ミツキちゃん。なんでここにいるのかな?」
ミツキ「だ、だって、私も、旅したかったんだもん……」
ミツキの目が潤んできて、弱ったなあという感じの顔をするツキト。
ツキト「……ミツキちゃんは、何のために旅をしたいの?」
ミツキ「何のため? ……もっと、いろんなものを見て、知って、学びたい。カーネタウンは、やさしい人もいっぱいいるけど、……楽しくない……」
ツキト「……厳しい旅になるかもしれないけど、それでもいい?」
悲しそうに俯いていたのが一変、ミツキは嬉しそうに顔を上げて、言った。
「うん!」
こうして、ポケモントレーナーツキトとミツキは、それぞれの目的に向かって、旅に出た。
ミツキは、旅の理由を、もっといろんなことを知りたいから、と言ったが、本当は違った。ミツキの旅の理由は、ある思いを胸に秘めているからで、その思いを知るのは、この時はミツキだけだった。
- Re: 好敵手 ( No.4 )
- 日時: 2011/04/06 20:47
- 名前: 天蓋 (ID: /LylQYeE)
- 参照: http:/zennyihou
ミツキ「やったあ!ゲットできたよ!」
ツキト「うん、上出来だ。ミツキちゃん、才能あるんじゃない?」
ツキトの旅に(勝手に)同行することになったミツキは、旅にはかかせないポケモンをゲットしていた。
ツキト「それじゃあ、捕まえたポケモンをボールから出してみて。真ん中のスイッチを押せばいいから」
ミツキ「え、えっと、こう?」
ミツキがボールの真ん中のスイッチを押すと、ボールが開き、中から捕まえたポケモンがでてきた。
ミジュマル「ミジュ」
ツキト「にしても、まさかこんな所に野生のミジュマルがいるとは思わなかったな。この辺にはいっぱいいるの?」
ミツキ「いっぱいじゃないけど、この浜をもう少し行ったところに、ダイケンキの巣があるの。だからミジュマルも、たまにこの辺に来るんだ」
ツキト「なるほどね……それじゃあ、そのミジュマルのニックネームを決めよう」
ミツキ「ニックネームかあ……うーん……」
ツキト「…………」
10分後
ミツキ「うーん……」
20分後
ミツキ「うーん……」
1時間後
ミツキ「うーん……」
ツキト「ミツキちゃん、まだ決まらないの?」
ミツキ「そうだ!」
ツキト「何か、いいニックネーム思いついた?」
ミツキ「お兄ちゃん、私のミジュマルにニックネームをつけてください」
1時間悩んだ結果がこれだった。
ツキト「1時間なにを考えていたんだ、君は……? まあいいか。そうだな、ミジュマルは水タイプ、だから……エリアっていうのはどうだい?」
ミツキ「エリア?」
ツキト「うん。水瓶座のアクエリアからとったんだけど、どうかな?」
ミツキ「すてきなニックネームだと思います。よし、今日からこのミジュマルはエリアにけってい!」
ツキトたちが目指す次の町、ネーションタウンは、結構活気ある町だった。
ミツキ「ふわあ……人がたくさんいるよ……」
その活気ある町に、一番驚いていたのがミツキだった。
ツキト「まあ、まだ10歳だからしかたないのかもね」
たぶん、カーネタウン以外の町に行ったことが無いのだろう。
ミツキ「お兄ちゃん、あっちでなにかやってるよ?」
ツキト「あっち? 広場のほうか」
2人は広場のほうへ歩いていく。
ツキト「へえ、ポケモンバトル大会か。ミツキちゃん、出てみる?」
ミツキ「へ、わ、私が、なんで?」
ツキト「ミツキちゃんも、旅をするなら経験積まないとね」
ミツキ「な、なら、お兄ちゃんもいっしょにでよう!」
ツキト「え、僕も? ……まあ、いいか」
司会者「それでは、ポケモンバトル大会、決勝戦を始めます。使用ポケモンは3体、どちらか(以下略)」
ポケモンバトル大会に出場したツキトとミツキだが、ミツキは1回戦で敗退し(酷く落ち込んだ)、ツキトは決勝まで勝ち上がっていった(びっくりするくらい喜んだ)。
決勝戦は、ツキト対ツバサのバトルだった。
ツキト「出て来い、フレア!」
ツバサ「出て来い、ヒコザル!」
—————————————バトルパート—————————————
ツキト「フレア、相手は素早いヒコザルだ。慎重に攻めるぞ。火炎放射!」
ツバサ「ヒコザル、炎の渦!」
互いの炎がぶつかり合い、相殺した。
ツバサ「ヒコザル、雷パンチ!」
ツキト「あのヒコザル、雷パンチを覚えているのか……フレア、電光石火!」
ツバサ「避けろヒコザル、雷パンチ」
ツキト「フレア、煙幕!」
ツバサ「なに!? くそ、視界が……」
ツキト「今だ、火炎車!」
【ヒコザルは倒れた】
ツバサ「やるな、お前。次はこいつだ。シェルダー!」
ツバサの2体目はシェルダー
ツキト「フレア、火炎車」
ツバサ「俺のシェルダーに、そんなの効くかよ。シェルブレード!」
ツキト「フレア!?」
【フレアは倒れた】
ツキト「次はお前だ、ヤイバ。出て来い!」
ツバサ「ストライクか。だったらこいつだ、氷柱針!」
ツキト「な!? 全弾命中!?」
【ヤイバは倒れた】
ツバサ「生憎、俺のシェルダーの特性はスキルリンク。複数回攻撃は全弾命中するのさ!」
ミツキ「どうしよう……お兄ちゃんのポケモンはあと1体。大丈夫かなあ……」
エリア「ミジュ」
観覧席で心配そうにツキトを応援するミツキだった。
ツキト「……もうお前に賭けるしかないな。頼むぞ、シグナル!」
出てきたのは、歯車のようなポケモン、ギアルだった。
ツバサ「最後はギアルか。でもギアル程度、俺のシェルダーで……」
ツキト「シグナル、チャージビーム」
【シェルダーは倒れた】
ツバサ「なんだとオォォォ!?」
ツキト「シェルダーは防御は高いけど、特防は低いからね」
ツバサ「……だが、まだバトルは終わってない!出て来い、ムックル!」
ツキト「チャージビーム」
【ムックルは倒れた。ポケモントレーナーのツバサに勝利した】
ツバサ「ムックルまで、一撃で……」
ツキト「チャージビームは、攻撃の度に特攻を上げる技だからね」
ツバサ「ふっ……負けたぜ」
負けたのに格好つけるツバサが、とても憐れだった。
—————————————バトルパート—————————————
この後、ツバサがツキトのもとにやってきて
ツバサ「ツキト!お前を、俺のライバルに任命する!」
ツキト「お断りします」
一秒未満で断ったツキト。
ツバサ「次出会ったときは、負けねえぜ」
ツキト「聞けよ、人の話」
とツキトは言うが、その頃にはもうツバサは走り去ってしまった。
ミツキ「お兄ちゃん、あの人……」
ツキト「見ちゃいけません。記憶しちゃいけません。意識しちゃいけません。さあ行くよ」
ミツキ「あ、まってよ、お兄ちゃん!」
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