二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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異世界リンク! =銀魂編=
日時: 2011/08/11 14:18
名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: AzZuySm.)

どうも、野宮詩織です!
「お前なんか知らねぇーよ!」という方は初めましてですね☆←

今回は、色々な作品の世界を主人公(とその仲間たち)が巡ってみるお話です!

巡る作品は作者の気分とかで変わりますww メジャーな作品もあればマイナーな作品もありますよw

気軽にコメを残して言って下さるとうれしいですwww

※注意※
1.誹謗中傷、荒らし、喧嘩等は禁止です。
2.カオス無理、野宮詩織無理、駄文無理な方もUターンしてください。
3.オリキャラ達が暴走、更に原作有りのキャラ達が崩壊してますがおkですか?
4.亀更新どころじゃありませんが大丈夫ですか?

以上の注意書きを守って、残った方はどうぞ楽しんでいってくださいね!!

☆お客様☆
山下愁様、葵様、574様、夜弥様、裂弥様

☆目次☆
登場人物紹介 >>1

第1世界 『犬派と猫派は相容れねぇーんだよ』
>>3 >>4 >>5 >>9 >>10 >>11 >>12

☆今後の予定(予告)☆←あくまで予定なので変更するかもですww

第2話、オオカミさんシリーズ(オリジナル)
第3話、バカとテストと召喚獣(本音を喋っちゃうアレ←)
第4話、化物語まよいマイマイ
第5話、東方(紅魔郷の魔理沙ルート)

☆お知らせ系列☆

*いくつかスレを掛け持ちしているため、亀更新です。

*オリキャラ募集は終了しました^^

☆作者が知っている作品☆

>>2にまとめてあります

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Re:異世界リンク! オリキャラ募集中☆ ( No.8 )
日時: 2011/04/15 17:48
名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: CrVsa58M)

>>山下愁s

毎回オリキャラの提供ありがとうございます!!

姫路さんの料理に対して「美味しい」という感想を抱けるって、ある意味神ですよねwww
肉じゃがに王水とか入ってるのにww

妖怪召喚といえば、6巻の召喚システムの不備ww
それを思い出してしまったせいで、一瞬、1人だけ召喚システムが不調のままなのかと思いました←

ダメキャラ!? 紅くんでダメキャラだったら、蓮とプーニカなんてプルトニウム以下のキャラですよ←

蓮「作者がお前だから、俺たちは立派に育つことは出来ないな」
プー「その通りだも」

蓮はともかく、幼女にまでけなされちゃうような作者ですが、紅くんを動かせるようにがんばりますww

異世界リンク! ( No.9 )
日時: 2011/04/15 22:51
名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: CrVsa58M)

…………疲れた。
ただひたすらに疲れた。

「「「良かった……人形で本当に良かった…………!!」」」

男2人とメガネ1個が全く同時に言った。
っていうか、メガネって有機物だったんだな。 今日、始めて知ったぞ。

定春の胃のレントゲン写真に写っていたあの影は、ちょうど人間と同じくらいの大きさをした人形のものだったのだ。
全く人騒がせな野郎だぜ。

とりあえず、他には何も無かったらしい。

「今日は大事をとって泊っていった方がいいって」
「…ああ、そう」
「ワタシ、心配だから定春と一緒に泊っていいアルか?」
「…ああ、そう」

神楽が銀時に色々と報告などをしているが、銀時は俯いたまま「…ああ、そう」としか言わない。
定春よりもこっちの方が重傷なのではなかろうか。

「…………」

そして、銀時とメガネは定春の胃から出てきた人形を抱えて病院から去っていった。
まぁ、こんなことがあったら疲れて仕方が無いもんな。

「なんであんなに疲れてるアルか」

問題を起こした張本人とまではいかずとも、かなり中枢の位置にいたはずの神楽は疲れの原因が分かっていないらしい。
あいつら、苦労が絶えないんだろうなぁ……。

「んっ! リーダーではないか」

後ろから若い男の声が聞こえた。
リーダー? 人違いとかか……?

「あっ、ヅラ」

知り合いだったらしい。
神楽は何かのリーダーだったのか。

「ヅラじゃない桂だ。 ところで、後ろの2人は誰だ?」

桂は自分のあだ名が気に喰わないらしく、訂正した。
そして、その後、見覚えの無い俺とプーニカについて尋ねてきた。

「雲雀蓮だ。 よろしく頼む、ヅラ」
「プーニカ・マールスなんだも。 よろしくなんだも、ヅラ」
「ヅラじゃない桂だ」

俺とプーニカが「ヅラ」と呼んだのに対して、冷静に訂正した。 あっ、冷静と訂正は韻を踏んだ訳じゃないからな?

「ここにいるということは、まさか定春の具合が悪いのか?」
「お前の頭の具合ほどじゃ無いアル。 大丈夫ネ」
「そうか。 それはよかった」
「ヅラ、お前はどうしたネ。 普通の病院じゃ手がつけられなくて動物病院行きアルか」

神楽とヅラがかみ合ってそうでかみ合っていない会話をしている。
プーニカは話についていけなくなったらしく、開き直り、見ず知らずの人の飼い犬を撫でている。 飼い主の許可は取っているみたいだし、問題無いな。

「いや、ちとエリザベスの元気が無いのでな。 見てもらおうと来たんだが、レントゲンに嫌な影が写ってな」

定春と同じようなパターンか?
その前に、エリザベスってこのペンギンっぽい奴か? これ、動物病院で対応できる生物なのか?
頭に沢山の疑問が浮かぶ。

そして、レントゲン写真を見せてもらうと、そこには中年のオっさんのようなシルエットが写っていた。
成程、エリザベスは着ぐるみ(というか布)を被ったオっさんなのか。
どうりでさっきから加齢臭が辺り一帯に立ち込めているわけだな。

「いや、それただのオっさんアル」

神楽がバッサリと切り捨てる。
真実は時に残酷だな……。

「どうやら散歩中にオっさん的なものを拾い食いしたらしい」

どうやら、ヅラは常に現実逃避をしているらしい。

異世界リンク! ( No.10 )
日時: 2011/04/16 21:29
名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: CrVsa58M)

「そういうことでな。 近日、オッサンを摘出する手術オペをすることになった」
「オッサン摘出ってそれ本体だも」

いつの間にか戻ってきていたプーニカが突っ込んだ。
プーニカは視界に入らない位置に居るから、迷子になったとしても気付けないだろうし、逆にいつも迷子になってしまうんじゃないかと心配にもなる為、非常に不便だ。
まぁ、好きで小さい訳ではないんだろうけど。

「!」
「エリザベス? どうかしたのか?」

突然、廊下の奥をガン見し始めたエリザベスに問いかける。
エリザベスが向いている方向———つまり、廊下の奥を覗いてみる。

そこには、さっき定春のことを診察してくれた獣医と俺たちの次に控えていた男が立っていた。
獣医はさっきのよりも真面目な顔をしているし、相手の男もかなり真面目な表情をしている。

「できるだけ手は尽くしたんですが、まァ、なにぶん老犬なもので、これ以上は身体の方が治療に耐えられないかと」
「…そうですか、金太郎…。 …親父には会わせてやれそうにもねーな」
「悪いんですか? おじい様の容体……」
「ええ、実はむこうもダメそうで……まさか、飼い主と飼い犬、同時に倒れちまうなんて」

話をしている2人は表情も声もとても悲しそうだ。

「そうですか、おじい様、本当に金太郎くんのこと可愛がってましたもんね」
「ジジイにジジ犬。 お互いに色んなもん失くして、最後に出会ったダチ公みてーなもんでしたから」

そこで代理で来ていたと思わしき男(恐らく爺さんの息子)が一度言葉を切った。

「バカたれどもめ…。 おっ死ぬ時まで一緒に行こうっていうんですかね……」

詳しい内容はいまいち分からないが、どうやら、「今にも死にそうな老犬の飼い主である爺さんも死にそうだが、容体が容体のため、どちらも会いに行くことが出来ない」ということらしい。

「…金太郎のこと…お願いします。 どうか、最後は穏やかに逝けるようにしてやってくだせェ」

息子の方が今まで以上に悲しそうに言った。

「すまねー…金太郎…。 さよならは言わねーよ。 ありがとうよ」

そう言って、息子は動物病院を後にした。
先生と2人っきりにされてしまった金太郎という名の老犬をプーニカと俺のみならず、ヅラと神楽も真剣な眼差しで見つめていた。

異世界リンク! ( No.11 )
日時: 2011/04/24 13:13
名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: CrVsa58M)

「……プーは大歓迎だけど、なんでお前までいるネ」

定春が心配だから止まると言いだした神楽にものすごい不満……というか、嫌そうな顔をされた。

「プーニカが心配だかr「流石、ロリコンアルネ」違うって言ってんだろうがァァァ!!」

プーニカの見た目のせいで、まだあまり話が進んでいないというのに、俺のキャラがロリコンで定着しつつある気がしてきた……。
俺はAカップに興味がないというのにだぞ!? なんで、案内係をもっと大人っぽい人にしてくれなかったんだッ!!

「まぁ、落ち着け。 ここは病院だぞ」

……ヅラに注意されてしまった。 あろうことか、ヅラにだ! ヅラに!
大切なことだから2回言ってみたぞ。

「そういう、お前の態度が一番落ち着いてないネ」

確かにヅラはひっきりなしに足を組みかえている。 具体的にいうと、コマドリの羽ばたきと同じくらいのスピードだ。

「違う。 これは新手のダイエットだ」
「その言い訳は無理があるネ」

全くだ。
こんなダイエットを実践できる奴はこいつくらいなものだろうし。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

……眠れない。
俺が寝ている場所は風通しが悪いため、湿度が高く蒸し暑い。
本当はもっと風通しのいい場所で寝たかったのだが、神楽に「こっちに来んなヨ。 プーと私に近づくんじゃないアルヨ」と言われてしまったため、泣く泣く劣悪な環境に身を置いているわけだ。

え? 「じゃあ、さっさと家に帰れ」だって?
帰れねぇーから困ってるんだよ……!!

ズシャアアアアアアア(←神楽が転ぶ音)

ッ!? ビ、ビックリした……。
今の音はヅラの足に神楽が引っ掛かり、転んだ音らしい。

「ヅラ、お前、どんだけ邪魔なところに寝てるアルか」

神楽がヅラに言った。
ヅラはさっきの老犬(確か……金太郎とかいう名前だった気がする)のケージにもたれかかり、足を伸ばして眠っていた。
本当にハタ迷惑な場所で寝てるな……。

「ん? いや、ちょっと寝苦しかったものでな。 ここは風通しがよくて寝やすそうだ」

むっ!? ズルイぞ!
俺も涼しいところで寝たい!!

「あ、ホントアル。 私もここにしよ」

マジか……。 そんなに風通しがいいのか……!?

「じゃあ、俺もそこd「お前は家畜小屋で充分ネ」さっきから、俺の扱い悪すぎねぇ−か!?」

特に良いことをしたわけではないが、悪いこともしてないはずなのにな……。

異世界リンク! =銀魂編= ( No.12 )
日時: 2011/06/11 05:58
名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: AzZuySm.)
参照: 小傘の可愛さが尋常じゃない件について←

ヅラの後ろに見える金太郎は、今にも死にそうな状態だった。

「本当は俺らなんかじゃなくて、飼い主の爺ちゃんに死に水をとってもらいたかったんだろうな」
「……どうだかな」

俺の言葉をヅラが否定した。

「医者から聞いた話だとこんな病魔に蝕まれながらも生きているのは奇跡に等しいらしい」

ヅラはその後、金太郎と爺ちゃんの関係について説明しだした。
この金太郎は「飼い主である爺さんにあの世までつき従って行こうとするほどの忠犬」だそうだ。

「決めたアル。 私、この子をじーさんに会わせてあげるネ」

そう言うと、神楽は立ちあがり、金太郎が入っているケージを開け始めた。

「何を言ってるんだ!? こんな状態の犬を連れだすつもりか? そもそも、肝心のおじいさんも死の淵にあるんだぞ!?」

ヅラが珍しく正論を言った。
確かに、理にはかなっている。
しかし————————————

「男には貫き通さなきゃいけねぇー信念があるんだよ」

神楽を止めようとするヅラの前に刀を差しだし、これ以上の接近を許さないようにする。

神楽がケージを開けると、そこにはヨボヨボながらしっかりと立ちあがっている金太郎の姿があった。

「「「お、お前……」」」

3人とも、同じことを思ったらしく、同時に声をあげた。

「こいつがこんなにボロボロになっても、必死に生き続けているのは、多分、ずっと主人の傍にいたいからに決まってるアル」

神楽が強い意志を瞳に宿らせて言った。
その言葉に心を動かされたらしいヅラが金太郎を抱きあげた。

「そうか……。 小さな侍殿。 いざ、おじいさんの下へ行」

ヅラが真面目な顔のまま、金太郎をより一層、高い位置へと持ち上げ、叫んだ。

「くわけねーだろォォ!!」

そう言って、金太郎はヅラの顔面に見事なドロップキックを入れた。
この見事で鮮やかな蹴り、世界を狙えるんじゃないだろうか。

この光景がテレビ中継をされていたら「金太郎選手、10点です!」と解説員の人が嬉しそうに叫んでいたことだろう。

「忌々しいジジイに封印され苦節18年。 恐怖の大王の復活のときが来たのだァァ!! フハハハハハハ!! 地球はもうおし…ゴホッ!! ヤベッ! 苦しっ」

金太郎が二足歩行の状態でそう叫び、咳込んだり吐血したりし始めた。
地球よりもこいつの方が先に終わってしまいそうだけど、大丈夫なのか……?


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