二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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めだかボックス 異常と過負荷の抗争
日時: 2011/04/17 17:26
名前: テノール ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
参照: http:/ARUGRIZMU

まず始めに、この小説のメインは13組生と-13組生で、生徒会は大きく関与しません(全く出て来ないわけではない)。その辺り、ご了承ください。

登場人物
星野 烈火【ほしの れっか】 男 1年13組
容姿 背が高く、目付きがやや鋭い。髪は黒で、目の色は灰色。13組にしては珍しく普通に制服を着用している。
性格 基本は物静かで波風立てないが、ノリは良い。13組には珍しく挙動も言動も普通でよくノーマルと間違われる。仲間思いで正義感も人並みにある。
異常 起死回生【バトルセンス】
自分が戦闘に入ったと思った瞬間から運動能力が飛躍的に上昇する。(低下することもある)上昇幅やどの能力(脚力、跳躍力など、一部のみ)が上昇するかはランダム。
武器 素手で武器の扱いは不得手。しかし様々な格闘技を心得ている。

時津 師織【ときつ しおり】 女 1年13組(ただし飛び級なので年齢は13歳)
容姿 背が低い。ピンク色の髪で、髪型は気分で変える。目の色は濁った感じの緑。制服は改造してあり、服の中に無数の暗器を隠し持っている。
性格 明るいトラブルメーカー。自由奔放でよく烈火とつるんでいる。
学年は同じだが年齢は上の烈火を先輩と呼んでいる。(尊敬の念はミジンコほどもないが)
異常 軽業【ライトボディ】
自分の持つ物や着ている服の重みを無視でき、重力も人の3分の2程度しか受けないのでかなり身軽。
武器 基本は短刀を2本使うが、暗器も使う。

杖立 清香【つえたて きよか】 女 2年13組
容姿 ストレートロングの長い黒髪に半開きの目。制服は上から下まで真っ黒。
性格 無言、無表情、無慈悲、無感動。とにかく寡黙の一言で済ませられそうな感じ。
異常 漆黒の空間【フェードアウト】
周囲が無彩色であれあるほど戦闘力が増す。(体感なので傍から見ると分かりにくい)
武器 漆黒の大鎌

川棚 錐洲【かわたな きりす】 男 2年13組
容姿 やや黄色っぽい髪で、背はかなり高い。制服を改造しているらしいが見た目の変化はほぼない。
性格 大雑把で面倒くさがりだが、芯は強い。
異常 鉄鋼の守備【アイアンメタル】
体が鋼のように硬くなる。オンオフは出来ないが強弱はつけられる。
武器 三節棍

和水 刀架【なごみ とうか】 男 3年13組
容姿 端正な顔立ち。赤黒い髪を後ろで縛っている。制服の改造はしていない。
性格 優しく人の統制を執るのに長けている。皆のリーダー的ポジションを目指しているらしい。(実際にそうなのだが)
異常 邪淫の呪言【デンジャーワード】
自ら言ったことを相手は自然とそうしてしまう。相手が強者の場合は効かないが、脳に干渉するため、動きが少し鈍る。
武器 小太刀が3本、太刀が2本、大太刀が1本

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Re: めだかボックス 異常と過負荷の抗争 ( No.1 )
日時: 2011/04/16 16:36
名前: テノール ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
参照: http:/ARUGRIZMU

プロローグ

生徒会戦挙後、自分たちの生徒会を守り抜いた生徒会執行部は、いつも通り、仕事をしていた。
めだかボックスと呼ばれる目安箱にあった投書を読み、解決する。
彼らはその日常が続く事を望んでいた。

しかし、その水面下では、13組生と-13組生、異常と過負荷の戦いが起こっていたのであった——

Re: めだかボックス 異常と過負荷の抗争 ( No.2 )
日時: 2011/04/17 17:40
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
参照: http:/ARUGRIZMU

『あぶのーまるきらー』

箱庭学園には特待生制度があり、特待生にはさまざまな特権が与えられる。
その特待生中でも特に、13組はずば抜けている。
登校義務さえ免除されている13組は、一言で言って異常。
全員、百人いれば百人、千人いれば千人が隅から隅まで異常なのだ。
僕、星野烈火も、その枠からは外れない。
話題を変えて、13組は登校義務がないと言ったが、登校しないということは、同時に授業もないということで、13組生の99%以上は登校せず、授業を受けていない。
正確には授業を受けられないのだ。教師がいないから。
13組は異常故に高校教育程度は受けるに値しない。しかし
「そこの君、今は授業中だ。早く教室に戻りなさい」
教師に注意された。最近の僕の悩みの種だ。
僕は胸ポケットから生徒手帳を取り出し、教師に見せる。
【箱庭学園1年13組 星野烈火】
生徒手帳にはそう書いてある。
「13組……引き止めて悪かった。私は、これで」
そういい残すと、その教師は去っていった。
僕は1年13組星野烈火。
最近暇だからと登校するようになったが、僕はよく、普通ノーマルと間違われる。

「先輩はさー、そんなカッコしてるから普通ノーマルと間違われるんだよ」
【箱庭学園1年13組(飛び級) 時津師織】
広大な面積を誇る箱庭学園の一角——といってもただの空き教室だが——に、僕らはいた。
「師織、いつも言いたかったんだけど、僕の事を先輩と呼ぶのはやめろ」
「えーだって、先輩はあたしより年上じゃん」
「学年は同じだ。年下で自分とほぼ頭が同程度なんだ。むしろお前の方が格は上だろ」
「いやいや、先輩の方が人生経験が少し長いよ。人生経験はどうしようもないしね」
「たかが数年のアドバンテージじゃ、大したことはない。いやもう、先輩と呼ぶのは構わない。けど、呼ぶならせめて敬意を払え」
「だって先輩あたしより格下だし?」
「馬鹿にしてんのかてめえ!」
「まあ、確かに」
「はあ……お前とはもう相手したくねえ……」
「あはははは!」
「快活に笑うな!」
無性に苛々する。
「で、何だっけ? 僕が普通に見えることについてだっけ?」
「うん。だって先輩、制服改造とかしてないし、見た目も性格もオーラっぽいものも全て普通っぽいじゃん」
「まあ、確かにその通りではあるんだけど。っていうか、オーラっぽいものってなんだ」
「ところで先輩、『異常殺し』って知ってる?」
「あ? あぶのーまるきらー? 何それ?」
サラッと話題を変える師織。これは日常茶飯事なので、問題なく対応できる。
「13組なんだから異常アブノーマルくらい普通に読もうよ……」
「で、その『異常殺し』とやらが何だ? 随分と物騒な名前だが」
「えっとねー、最近13組生を狙う悪そうな奴らがいるの。それだけ」
「話短っ!」
その時、教室の戸がガラガラと開いた。


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