二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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復活!!≪銀魂≫捨て猫と鬼
日時: 2011/04/17 16:58
名前: 闇 (ID: F5B8s22.)

題名どおり、復活しました。
ハンドルネームがケイトから闇に変わりました!
更新が遅いと思いますがよろしくです。

最初から読みたいという神な方は探してみてください。

忘れた方、初めての方に設定説明。
十四郎カップル。

主人公
嶋 凛(しまりん)
W副長。クールであまり心を明かさない。超鈍感で天然が入っている。
攘夷戦争に女で唯一参加し、闇夜叉と恐れられていた。

他の方々(オリキャラ)
嶋 李餡(しま りあん)
凛の妹。無邪気でバカ。いつも笑っている。人が傷付くのを見るのは嫌。毒舌だったり。

眞木原 友里音(まきはらゆりね)
凛の妹。ドSで冷静で腹黒いが信じた者は大切にする。面倒な事は苦手。人にはふりまわされない強い意思と精神力を持っている。副長補佐。

凪 ミク(なぎミク)
凛のストーカー。一応それとなく強かったり。

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Re: 復活!!≪銀魂≫捨て猫と鬼 ( No.4 )
日時: 2011/04/19 21:13
名前: 闇 (ID: WXTMozUA)

【第二章〜お断り!〜】
むむむむ。
今、お見合いに付き添いで出ている。
つか、無理矢理出た。
にしても・・・相手の男イケメンだな。
目の前には茶髪で顔が整った男がいた。
チラッと凛に視線を向ける。
凛は男には興味なさげに、出されたお茶菓子を食べていた。
「えー、自己紹介から始めましょうか」
と、向こうの両親が進めようとした。
その時。
「その必要はないです。このお見合い、お断りさせていただきます」
凛の言葉にとっつぁんも相手も相手の両親も唖然としていた。
「お、おい。何言って・・・」
「じゃあ、それだけなんで」
と、凛は席を立つ。
そして、俺をチラッと見て部屋を出て行く。
ハッと我に返った俺は、凛の後を追いかけた。
「おいッ凛!」
俺の言葉に振り返る凛。
「あたしはアンタしか認めない。ましてや、あんな初対面で
弱そうな奴となんかごめんだな」
と、言い放ち歩いていく。

——あたしはアンタしか認めない——

その言葉が嬉しすぎて、つい頬が緩んだ。
「何にやけてんだ。気持ち悪ィ」
「きも・・・!?」
彼氏に気持ち悪ィはねェだろ!!
「ツンデレが」
「何か言った?(怒)」
「いえ、言ってません」
こえー。
だけど、俺は見逃さなかったぜ?
頬が赤かったのを。
スッと手を握ると、ピクッと反応するのがかわいい。
こんな凛を知ってるのは俺だけでいい。
そう思うのはわがままだろうか?
すると、バタバタとあわただしく山崎が走ってきた。
「副長!!二人とも大至急戻れとのことです!!」
二人は嫌な感じを覚えた。

Re: 復活!!≪銀魂≫捨て猫と鬼 ( No.5 )
日時: 2011/09/17 20:09
名前: 闇 (ID: JPqqqGLU)
参照: http:// 

【第三章〜ひととき。〜】
「事件かと思ったら何だこれはぁぁああ!!」
二人が目の当たりにしたのは、何かのお祭りかとまで
疑ってしまいそうなほど、盛り上がっている。
「おかへりー」
そこには出来上がっている万事屋が居た。
「テメェら死にたいようだな・・・」
「やだなー、ちょっと飲んでるだけじゃん」
「これがちょっとのレベルか!!」
大方、近藤さんを言い包めて酒にありついたんだろう。
「銀・・・お酒が欲しかったら持っていったのに・・・」
ため息混じりに凛が言った。
「んー。酒というか・・・お前に会いたくてよぉ・・・。
ほら、最近会ってなかったろ?」
何気に口説いてんじゃねぇぇえぇぇえ!!
凛も何気に喜んでんじゃねぇよ!!
まぁ・・・下心がなかったら、微笑ましいのだろうがな・・・。
すると、凛が部屋を出て行く。
それについて行くと、縁側で腰を下ろした。
「混ざらないのか?」
そう言いながら隣に腰を下ろす。
「・・・あまり、あーゆう人が多くてパーティーみたいなのは好きじゃない」
そう言って、おちょこを俺に手渡した。
「こうやって、十四郎と二人で飲むっていう方がいい・・・」
少し頬を染めながら言った。
「ほんっと、可愛い奴だなぁ///押し倒していいかな?///」
「・・・十四郎、心の声が漏れてる」
「はっ///」
フッと笑う凛。
やっぱ、お前最高だ。
くしゃっと頭をなでた。
お互い、いつ死ぬか分からない身。
触れれる時に触れ、話せる時に話しとかねぇとな。
あ。なんか泣きそうだ・・・。
俺はぎゅっと凛を抱きしめた。
その夜は、凛を抱きながら酒を飲んだ。

Re: 復活!!≪銀魂≫捨て猫と鬼 ( No.6 )
日時: 2011/10/09 18:49
名前: 闇 (ID: BtjLrvhc)
参照: http:// 

【第四章〜これが解けたら〜】
「ん・・・」
ボーっとしながら起き上がる。
「(あれ?いつの間に寝たんだ・・・?)」
おそらく、あの世話焼きが部屋まで運んでくれたんだろう。
隊服に着替えると、食堂に向かった。
「(あー・・・溜まってる仕事片付けねぇとな)」
そんなことを思いながら、食べ終わった食器を持って行っていると。
「りぃぃぃんねぇぇえぇぇええ!!」
サッと避けると、背後から勢いよく李餡が突っ込んできた。
そのままズザザザッと滑り込む李餡。
「何で避けるの!?凛姉!!」
ガバッと起き上がると、キッと涙目で睨む。
「何でって・・・そんな勢いよく突っ込んでこられたら避けるだろ普通」
食器を片付けながらさらりと答える凛。
「酷いよ!!」
そう言いながらぎゅーっと凛に抱きつく李餡。
「李餡。歩きづらい」
ズルズルと李餡を引きずるように歩く凛はしかめっ面で言う。
「ねぇ、遊んでよー!」
凛の言葉を無視して李餡は甘える。
「友里音に遊んでもらって。あたしは仕事しなきゃいけないの」
「えー!?じゃあ、土方とはどうなってるの?」
「どうもなってねぇよ。つか、お前も仕事しろ」
ぷくーっと頬を膨らませる李餡。
李餡はなおも諦めない。
「そんなことないでしょ?ラブラブなんだから!」
「そうだね」
「おい、適当に答えるなよ。イチャイチャのランデブーだろ?
二十代やそこらの奴らが付き合っててどうもなってないとかありえねぇだろ?」
「キャラどうした」
ゴホンッと李餡は咳をすると、いつもの調子に戻る。
「昨日はこんなに二人寄り添ってたじゃん」
そう言いながら、一枚の写真を見せる。
「お前、盗撮でパクるぞ」
「いやだなぁ!ちょっとカメラ仕掛けただけでじゃん」
「それを盗撮って言うんだよ」
その場で粉々に破り捨てる。
「だってー。暇なんだもん。なんか面白い情報でも欲しいんだもん。それが弱味ならなおいい!」
「それが本音だろ」
ふうっとため息をつくと、そのままズルズルと歩いていく。
「何やってんだ?」
十四郎が不機嫌そうに言った。
「ああ、いいとこに。ほら、あそこにいる煙草臭い奴と遊んで来い」
「煙草臭い!?」
「嫌だよー。臭いの移る」
「まぁ、そうだな」
ふむ。と納得する凛。
「テメェら、好き勝手言ってくれるじゃねぇか」
「しょうがねぇ。これが解けたら、遊んでやる」
そう言って、凛は手帳に何やら書くとページを破いて李餡に渡した。
「何これ?“はちもにりん”意味分かんない」
「そこにはあたしが大切にしているもんが書いてある」
「「大切なもん?」」
十四郎と李餡は首をかしげた。
「十四郎も解けたら遊んであげる」
フッと笑って凛は行ってしまった。
残された二人は頭をひねって考えるが、全く分からない。
「何してんだ?」
そこに通りかかった友里音が声をかけてきた。
「凛姉に問題出されたんだけどさっぱり分かんないの。友里音分かる?」
「凛姉が?」
じっと見つめる友里音。
「さぁ・・・?何だこれ」
「凛の大事もんらしい」
友里音が増えて、三人は考え込んだ。


「あー!!わっかんねぇ!!」
音を上げる友里音。
「頭が痛いよー」
頭を押さえながら李餡は言う。
「凛に聞くしかねぇな」
十四郎は紙を持って凛がいるであろう、凛の部屋に向かった。
「凛。入るぞ」
開けると、仕事を終えて休んでいる凛がいた。
「その様子じゃ、解けてないみたいだね」
三人の顔を見ながら凛は言った。
そして、三人を手招きして呼ぶ。
三人はわけが分からなかったが凛を取り囲むように座った。
すると、凛はパソコンを取り出した。
「「「??」」」
なおも分からない三人。
「画面見てて」
凛に言われたとおり、じっと画面を見つめる。
「“はちもにりん”ってのは、一見何のことかさっぱりだけど・・・
キーボードにその言葉があるアルファベットを打っていくと・・・」
そう言いながら、カタカタとキーボードを打つ凛。
「「「あ!」」」
画面には“family”と書いてあった。
「り・・・凛姉ぇぇええ!!」
泣きながら凛に飛びつく李餡。
「凛姉・・・///」
「俺は・・・?」
「何言ってんだよ。当たり前入ってるに決まってんだろ?皆家族みてぇなもんだしよ」
「り・・・凛///」
「まぁ、自力で解けなかったし遊びはなしな」
だけど三人はもうそんなことどうでもよかった。

Re: 復活!!≪銀魂≫捨て猫と鬼 ( No.7 )
日時: 2011/10/09 22:52
名前: 闇 (ID: BtjLrvhc)
参照: http:// 

【第五章〜再会〜】
「それじゃ、あたしは巡回行ってくるから」
そう言って凛は立ち上がる。
「いってらっしゃーい!」
三人に見送られて、いつもの街へと出かけた。
しばらく歩くと、人気のない路地裏へと入っていく。
コツコツと、歩く音しか聞こえない。
「・・・出てこいよ」
しんと静まり返っている路地。
すると、上からくすくすと笑い声が聞こえた。
「いつから気づいてたの?」
「最初から」
後ろからタンッと下りる音がした。
振り返ると、綺麗なピンク色をした髪を後ろで束ねて三つ編みにしている、一人の男がいた。
「・・・神威・・・」
それは、神楽の兄であり春雨の団長、神威だった。
凛は刀に手を添えて、いつでも抜けるようにした。
「おっと!今日は戦いに来たんじゃないんだよ。いい情報があるんだ。聞きたくない?」
にっこりと笑いながら言う神威の意図は凛には分からなかった。
「いい情報?」
「そ。“紅(くれない)”っていう族。知ってる?」
紅・・・?
凛には聞いたことのない名だった。
「その顔は知らないみたいだね。まぁ、俺達春雨みたいな組織だよ。それがさぁ・・・凛に目ぇつけたみたいなんだよね〜」
ヘラヘラと言う神威。
つまり、春雨みたいなのがいるってことか。
また面倒なことになりそうだな。
「で?」
「ん?驚かないの?」
「驚くも何も・・・狙われるのは慣れてる」
そうは言っても十四郎や友里音、李餡達に手を出されないか不安だった。
「そっか。まぁ、そうじゃなきゃね!でさ、俺のモンになる気になった?」
「なってない」
即答して路地から出ようとする。
「俺のモンになっといたほうがいいよ!」
くるくると傘を回しながら楽しそうに言った。
そんな神威を無視して、路地裏を出た。
「紅・・・か・・・」
少し調べてみるか。
そう思いながらケータイをポケットから取り出た。

Re: 復活!!≪銀魂≫捨て猫と鬼 ( No.8 )
日時: 2012/06/17 12:24
名前: 闇 (ID: f5Sjb9jT)

【第六章〜繋がり〜】
屯所に帰る途中、凛はケータイを取り出しある相手に電話をかけた。
一定の呼び出し音が切れたと思ったら、陽気な声が聞こえてきた。
「凛から電話なんて珍しいのう!どうしたが?」
アッハッハと笑いながら話す相手は、坂本辰馬だ。
「辰馬に聞きたいことがあってさ、“紅”って奴ら知ってる?」
そんな辰馬を無視して告げた。
「知ってるぜよ」
さっきの陽気な辰馬はいなかった。
「紅は大悟を殺した凛が憎いんぜよ」
大悟・・・。
ズキッと胸が痛むのが分かった。
だが、なぜ・・・。
その心を読むかのように辰馬は続けた。
「大悟は昔、紅というグループを作ったんぜよ。
大悟はその頭で、みんなから尊敬されちょった。
だから、大悟を慕っていた奴らが紅と名乗り凛を狙っちょるんじゃ」
なんとなく状況が呑めた。
「ありがと、また何か聞くかもしれないけど、その時はよろしく」
「もちろんじゃ!わしに出来る事があれば何でもいいとうせ!」
明るい口調につい頬が緩む。
「ああ。それじゃ」
そういい、切る。
切った時には屯所についていた。
また、めんどくさそうな事になりそうだな・・・。
ケータイをポケットにしまいながら凛は思った。
「凛姉、お疲れ様ー」
にこやかに話しかけてきたのは李餡だった。
「ああ、ありがと」
「土方が探してたよ?」
「そう、分かった」
部屋に向かおうとしていた足を十四郎の部屋へと向けた。
「あたし」
十四郎の部屋に着くと、声をかけた。
「入れ」
短い言葉が帰って来た。
言われた通り部屋に入ると、隊服を着て煙草を吸って
座っている十四郎がいた。
「あたしに何か用?」
十四郎の前に座りながら言う。
すると、いきなり背中に痛みが走った。
押し倒されたのだ。
「・・・何すんだよ」
睨み気味に見ながら言う。
「おま・・・もう少し頬染めるとかしろよ」
十四郎は煙草を置きながら不満そうに言った。
「は?何、欲求不満?」
はっと鼻で笑う。
「な・・・っ」
真っ赤に染まる十四郎の顔。
「だが、断る」
そういうと逆に押し倒す。
「形勢逆転」
ふっと笑うと、驚いたような顔をしていた十四郎は言った。
「上に乗られるのもいいな・・・」

ガッシャ————ンッ!!!!!

そのあと、十四郎がボコられたのは言うまでもない。


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